大好きなあの場所へ次はいつ行けるんだろう?
そう思いながら溜まりに溜まったiPhoneの画像をスクロール。
また自由に旅ができるようになったら、
やっぱりイギリスに行きたいなぁ。
以前もブログに書いたし、
同じ写真をアップして本当に申し訳ないのですが、
ヴィクトリア&アルバート博物館の中庭でのんびり過ごす妄想は、
私にとっては今や最高の贅沢なのでお許しくださいね。
夏にはアンティックカラーの紫陽花が満開になります。
この日は金曜日の少し涼しい穏やかな夕方で、
たくさんの人がこの美しい中庭で思い思いに過ごしてました。
家族や友人と、恋人と、そして私のようにひとり気ままに。
数年後にコロナで世界が一変するだなんて全く思うこともなく。
いつかまた金曜日にロンドンにいたら、
やっぱり私はヴィクトリア&アルバート博物館に行くだろうな。
人もまばらな館内をゆっくり鑑賞して、
美しい装飾のカフェでスコーンを食べながら、
好きなだけダラダラと過ごす。
行きたいところへ行って楽しく過ごす。
そんな日が1日も早く来ることを祈りながら、
もう少し我慢ですね。
久しぶりにV&Aのトートバッグをアップしました。
日本よりも厳しい状況が続くイギリスですが、
現地の友人がロックダウンの直前に買ってきてくれたものです。
もうすっかり定着したマイバッグ。
私もV&Aトートバッグをクルクルっと丸めて、
いつも持ち歩いています。
丈夫でたくさん荷物が入って、なによりかわいい!
いくつ持っていても、また欲しくなってしまいます。
そうそう、次にロンドンに行ったら、
またデビッド・ボウイの聖地巡礼もしなくては。
ホテル・カフェ・ロイヤルのバー「Ziggy's」、ここももう一度訪れたい。
どうかそれまで持ち堪えて欲しい・・・!! お願い!!
もうひとつ、お知らせです。
イギリスのビーガンフレグランスキャンドル
LO(ロー)の日本語サイトがようやくできあがりました。
ファウンダーでクリエイティブディレクターのAlan Aboudが手掛ける世界観は、
モダンで美しく、とても知的です。
LOのサイトでのみ限定発売のTravel Candleと名付けられた、
小さなサイズのキャンドルも全9種類ご覧頂けます。
実際に旅先のホテルでキャンドルを灯すのは難しいと思うのですが、
香りは私たちをいつもとは違う場所に連れて行ってくれます。
お部屋にいながら、旅気分にもなれますね。
ヴァレンタインのチョコレートと一緒に、
小さなキャンドルをプレゼントするのも素敵だと思います。
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9月になって不安定なお天気続いています。
台風も怖かったですし、激しい雨が降ったり止んだり。
日中は残暑がまだ厳しく湿度も高い。
それでも夕暮れどきには秋の気配が少しずつ感じられます。
キャンドルを灯す機会が多くなりそうです。
思い返せば、4月、5月の自粛期間中は人にも会わず、
外出は近所のスーパーにときどき行く程度。
もともと在宅仕事だけれど、
先が見えない不安に気持ちが滅入ることもしばしば。
その時期にLOの自然で優しい香りが癒しとなっていました。
そして、とても個人的なことですが、
現在21歳になる愛猫がこの夏の猛暑で体調を崩し、
自粛期間中のように外出を控えて介護をしています。
そんな私の日々にそっと寄り添ってくれるような、
LO香りにすごく助けられています。
一時はお別れを覚悟した愛猫ですが、
おかげさまで少しずつ元気を取り戻してきました。
とはいえ小さな家族の命に向き合う日々は不安と緊張の連続です。
そんなときに私は朝からgertrude(ガートルード)を灯しています。
家中にふんわり漂うオールドローズとスペアミントの香りを、
いっぱい吸い込んでふーーっと深呼吸。
それだけで気持ちが落ち着いてリフレッシュできるのだから、
香りの力ってやっぱりすごいんだなと思います。
よくどの香りがおすすめですかと聞かれるのですが、
正直9種類、全部おすすめです。笑。
私個人的には、湿度がまだ高めであれば画像の、
to the sea、open windows、gertrudeをよく灯します。
もう少し涼しくなったらbergamot cloudsにpathless wood、
palaisなどほのかな甘みを感じる香りもいいです。
もっと寒くなればember remember、
年末年始はunkempt geisha、being littleを好んでました。
とにかく1年じゅう、なにかしらの香りをつけています。
「1年じゅう」と書いて自分でも驚いたのですが、
LOのプレス兼セールスを担当するようになってまもなく1年になります。
*LOのコンセプトとファウンダーのTracyとAlanのことは、
こちらのブログをお読みください。
私は仕事をするブランドの物作りの現場には必ず訪れ、
製作過程を理解して、作り手の想いを共有しながら、
自分なりに伝えていくということを心がけているのですが、
コロナ禍でイギリス北部ノッティンガムにある、
ファウンダーTracyのアトリエへ行けるのはしばらく先になりそうです。
残念!
でも英語に激しく苦労しながらもメールでのやり取りを重ねて、
LOの物作りへの理解を深めています。
LOの香りは100%ナチュラルな遺伝子組み換えでない植物由来の蝋に、
Tracyが独自の製法で蒸留した高濃度の精油を混ぜることで、
より香り豊かなキャンドルを作っています。
ヴィーガンの方も安心して使って頂けるよう、
動物性脂肪や蜜蝋も使っていません。
なので私がLOを説明するときは
「ヴィーガンフレグランスキャンドル」と言っています。
LOは可能な限り環境に配慮しながらキャンドル作りを行っています。
ガラスの容器はリサイクルガラスが20%使用されています。
型に流し込んで作られ、手作業で仕上げるガラスは少し無骨で温かみがあります。
また画像には無いのですが、
蓋は80%リサイクルされたスチール素材でできています。
これはキャンドルの芯です。
素材は上質なコットンと紙の2種類。
LOの燃焼時間は約60時間なのですが、
精油の種類によって燃焼時間の差異が生じるので、
それを同じ時間に調整するために使い分けています。
芯には燃えやすくするためのスズや鉛を使用していません。
だからなのか、火を消すときにちょっとクラっとする匂いがしません。
(これはもちろん私個人の感想なのですが。)
あと、うちは壁が白いのですが、
毎日キャンドルを灯しても壁がほとんど煤けていません。
LOのキャンドルは機械を使わず、
Tracyが信頼する家族経営の職人によって、
イギリスの伝統的な手法でひとつひとつ蝋をグラスに注いでいます。
その有機的な仕上がりも魅力のひとつ。
そして新鮮さを保つため少量ずつ生産されています。
だからイギリスからこちらに空輸する量も少量ずつ。
お品切れの期間が長くてすみませんでした!
生活のなかに香りを取り入れるということは、
気持ちを豊かにしてくれると思います。
そして香りはとてもパーソナルなもの。
できれば実際に香りを試されてから、
ご購入して頂くのが良いかと思います。
以下のお店さんにお取り扱いして頂いております。
お近くの際はぜひお立ち寄りください。
お近くでない方はオンラインショップでぜひ!
どの香りも本当におすすめなのです。
《LOお取り扱い店舗》敬称略
東京
CIBONE(全種類ご覧頂けます)
UTALII(ヘアサロンですので、ご予約のお客様対象となります)
神奈川
山梨
THE DEARGROUND(全種類ご覧頂けます)
石川
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まもなく9月となりますが、まだまだ残暑厳しい日が続いています。
連日の猛暑日は本当にキツいですよね・・・。
秋の装いにソワソワしつつですが、
季節の変わり目という概念が難しくなっているこの頃、
例えば薄手素材のアイテムを何枚か重ねて、
季節を感じるコーディネートというのも素敵だと思うのです。
今回アップしたTabrikはもともと薄手素材のアイテムを
春夏秋冬ずっと作り続けています。
デザイナーの手島さんは、
透け感のあるもの、薄手の素材のものこそ、
個人的には秋冬に着たい一枚と、教えてくれました。
コットンシルクのオーガンジーにオリジナルの小紋柄を
インナーでニュアンスある透け感を楽しんだり、
寒くなったらざっくりしたニットなど、
秋冬らしい素材とあわせるのもお勧めです。
コーディネートしてみました。
渋木染めはヤマモモの樹皮から抽出した染料で染めるそうです。
このスカートはそれに別の成分を媒染して、
草木染めらしいベージュがかった柔らかなカーキとなりました。
長い紐をグルグルと巻きつけるギャザーたっぷりのスカートは、
ずっと愛され続けているTabrikの定番的デザイン。
着方もスカートだけでなく、ワンピースのようにも着れるのです。
スカートの着方はこちらのブログをお読みください。
薄手のコットンボイルにこっくりしたピーコックグリーンが美しい。
心躍るようなきれいな色に惹かれるこの頃です。
こちらにもオリジナルの小紋柄が箔プリントされています。
シャツジャケットとしてさらりと羽織るのが素敵です。
ショールをふわりと羽織ったようなリネンのボレロ風ジャケット。
程よい厚みは残暑と秋が混ざっていくこれからにぴったり。
ストライプ柄、京都の職人さんの手作りのタッセルもオリジナル。
本藍染のスカートとあわせて、落ち着いた雰囲気に。
徳島の職人さんによる本藍染のシリーズも久しぶりにお目見えです。
ラミーのシャツワンピースは前をあけてアトリエコート風にも。
Tabrikのラミー素材は極細の糸で織られているので、
柔らかくさらりとした肌触り。
残暑の陽射しから肌を守ってくれるし、
秋風の頃にはカシミヤのベストやカーディガンを羽織るなど、
1年中コーディネートをお楽しみ頂けます。
カディコットンのタッセル付きギャザースカートもご紹介しております。
職人さんが自然と向き合いながら、1枚1枚染める美しい本藍染。
その色の濃淡を出すのは、染の回数を少なくするのではないそうです。
これは藍の染料の「年齢」によるものだそう。
藍染めは藍自体の発酵状態を見ながら、同じ甕(かめ)を使って染められるため、
最初は染料が濃く、どんどん時間が経つほどに薄くなるそうです。
職人さんは、この濃い色味の状態を「若い」、
薄い色味の状態を「いぶし銀」と表現するそうです。
この「いぶし銀」の状態はごく短く、染めるタイミングの見極めが必要なため、
薄い色はとても貴重な時間に限って染められる色となります。
藍染に関して詳しくはこちらのブログをご覧ください。
カディコットンのスカートは、
先にご紹介した渋木鉄染めのコットンシルクのスカートよりも短めです。
でもオリジナルのタッセルが付いたグルグルと巻きつける長い紐や、
センターから両サイドにかけて長くなっていくスカート丈のバランスなど、
Tabrikのムードはたっぷり。
こちらもTシャツやトレーナー、カシミヤのセーターなどで、
長いシーズン楽しめますね。
ティアードというデザインが大好物な私。
このイエローオーカーのワンピースを見たときにギュッと心掴まれました。
ゆとりあるすとんとした身頃とボトムのティアードが、
大好きな1920年代を思わせるシルエットです。
素材は上品な光沢感ある、薄手のコットンシルク。
左袖に縫い留められたブレードと、後ろ襟の小さなボタンは、
フランスのアンティークです。
私は今年に入ってようやく冷えとりを始めたのですが、
モコモコと重ねるソックスやスパッツに、
インドのサンダルやニューバランスをはいて、
このワンピースを合わせるのが最近のお気に入りです。
ヒラヒラとした軽やかなワンピースにちょっとずつ、
秋の気配を重ねていく。
寒くなったらこのうえにエコファーのコートを羽織る予定。
薄手素材のお洋服は、秋冬素材のものと合わせることで、
その繊細な素材感がより際立ちます。
そしてボリューミィになりがちな秋冬のコーディネートに、
すっとした抜け感を作ってくれるのです。
Tabrikの秋冬に着る透け感や薄手素材、ぜひお楽しみくださいね。
そうそう、こちらのワンピースは、
イエローオーカーのほかにブラックもあるので、
例えば靴をワンストラップシューズにしてクラッチを持てば、
華やかなお席でも素敵だと思います。
コロナ禍ではありますが、
マスク、消毒、キープディスタンスで、
親しい人たちとの集いの場を、
少しでも楽しめればいいなぁと思います。
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このたびの令和2年7月豪雨により被害に遭われた皆さまに、
謹んでお見舞い申し上げます。
1日も早く皆さまの平穏な日常が戻られますよう、
心よりお祈り致します。
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夏が苦手な私に夏の楽しさを毎年教えてくれる友人、
服飾ディレクターでKO主宰の岡本敬子さん(以下 敬子ちゃん)と、
BonBonStoreデザイナーの井部祐子さん(以下 祐子ちゃん)。
ふたりが作るバッグと日傘をそれぞれアップ致しました。
毎回人気のKOのFringe Bagシリーズ。
今回はホーボーシックなショルダータイプを。
使うほどに馴染んでくる柔らかいヌメ革をマットなに仕上げています。
色はシックなpearl greyと墨黒なcarbon。
どちらもモダンな印象です。
この写真は敬子ちゃんから拝借したToday's fashion-style。
全体をグレー系のモノトーンで揃えてポップなプリントのエコバッグと。
涼しげで大人な夏のスタイル。
今シーズンはバッグの内側は布張りになりポケットも付いて、
より使いやすくなりました。
キュッと編まれたストラップ、サイドに付いたフリンジのボリュームにも、
敬子ちゃんの美意識を感じます。
こちらも拝借版Today's fashion-style。
ブラックのトップスに小花プリントのパンツ、
首元にはパンツの色と合わせたスカーフを巻いて、
フューシャピンクのエコバッグ。
さすがのバランスです。
7月1日からコンビニなどのバッグが有料になりましたね。
お財布や携帯をFringe Bagに入れて、エコバッグと一緒に持つのもお勧めです。
この写真のエコバッグからもチラッとお野菜が見えてることだし。うふふ。
今年も木漏れ日のような影が足元に落ちるタイプございます。
柔らかい日差しとレースから抜ける風を感じつつ、
傘の下が心地よい涼しさなのは、
このレース生地が熱を吸収して通さない、
厚手のピケというコットン素材だから。
暑さもちゃんと凌いでくれる、かわいくて優れものなのです。
こちらはスクエアエンブロイダリー日傘。
今シーズンのポイントカラーはメロン。
子供の頃の夏のおやつを思い出すシャーベットトーンです。
(だいぶ昭和の話ですが・・・)
ノスタルジー感じる日傘には、
黒のワンピースでメリハリをつけたりするのも大人っぽくて素敵。
大人っぽくて素敵な装いの人といえば、
もちろんBonBonStoreデザイナーの祐子ちゃんも。
バックプリントのオールインワンからフリルの襟元をチラッと見せて。
祐子ちゃんが着るとこれが全然子供っぽくない。
むしろ大人。大人の遊び心と余裕を感じます。
こちらは去年一緒に行った長崎でのひとこま。
-M-mediumuのシルクシリーズのノースリーブとパンツをセットアップで。
アーティな...etRのネックレスと、プリントのスカーフをさらりと羽織って。
トートバッグもプリントなのにやっぱり子供っぽくない。
足元の抜け感といい、大人の夏の装いです。
敬子ちゃんと祐子ちゃんの夏の装いをとても楽しみにしている私。
そんなふたりが作るバッグと日傘、今年もどうぞお試しください。
このブログを書いている本日、
東京は夜明け前から強い雨が降っています。
各地の被害がどうかこれ以上拡大しませんよう祈るばかりです・・・
誰もが思っているように、私も、
自粛生活を余儀なくされるなんてこと、
夢にも思っていませんでした。
4月、5月とひっそりと暮らして、
以前のようにとはいかないけれど、
それでも気をつけながら友人と会えたり、
仕事を再開できたことに喜んだ6月。
そしてまた世界的に日々増え続ける感染者数に、
これから先どうなってしまうんだろうと暗い気持ちに。
でも明けない梅雨はないし、明けない夜もない。
コロナだって終息するって信じてる。
今年は気軽に街へ旅へとはいきませんが、
そのぶん憧れや妄想は募るばかり。
東京に暮らす私は、残念ながら当分旅はできそうにないけれど、
いつか笑顔で旅に出れるよう、心の準備はしておこうと思います。
皆様、引き続きどうぞお気をつけて、どうぞご自愛されて、
夏をお過ごしくださいね。
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プレス・バイヤーの皆様
いつも大変お世話になっております。
press room alice daisy rose 黒田トモコです。
先にご案内しております、
press room alice daisy rose 2020-21年秋冬展示会を、
予定通り6月3日(水)〜5日(金) 13時〜19時に行います。
《新型コロナウィルス対策へのお願い》
・ご来場の際はマスク着用、手洗い、手指の消毒、うがいなどのご協力をお願い致します。
・2名様以上でのご来場はご遠慮ください。
・微熱。咳の症状がある方はご来場をご遠慮ください。
・ご招待者様のみのご来場とさせて頂きます。
ご来場前にご連絡頂ければ混雑状況をお伝え致します。
お手元のご案内状にあります黒田携帯までご連絡ください。
デザイナー、スタッフ共に体調管理、マスク着用、換気、定期的な備品の消毒を徹底致します。
皆様のご協力を何卒よろしくお願い致します。
自粛解除とはいえ日々の報道に不安は消えませんが、
油断することなく対策をし、こうして皆様をお迎えできること、
本当に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。
デザイナーと共に、皆様にお会いできることをとても楽しみにお待ちしております。
press room alice daisy rose 主宰 黒田トモコ
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TOWAVASEの新作は「John Leavers」と名付けられた、
リバーレースがふんだんに使われた贅沢なジャケット。
フランスの高級レースとして有名なリバーレースですが、
起源を辿るとイギリスの産業革命の1813年に
John Levers(ジョン・リバー)が発明したレース織機で作り始められたそうです。
世界史で勉強したことを薄っすら思い出して調べたのですが、
それまで職人の手作りだったレースはこのリバーレース機の導入で飛躍的に発展し、
多くの富を得た当時のイギリス政府は、
レース産業を独占するためにリバーレース機の輸出を禁止していました。
その後ラッダイト運動という産業革命によって貧富の差に困窮する労働者が
機械を破壊する暴動(のちにこれが労働環境改善の法律の礎となります)から逃れるために、
リバーレース機と数人の技術者がドーバー海峡を渡って、
オートクチュールやプレタポルテと共にレース産業がフランスで発展していきました。
現存するリバーレース機は当時のものをメンテナンスしながら使っていることから、
アンティークのような雰囲気を醸しだす繊細なレースが今も生産されています。
TOWAVASEの「John Leavers」は、
前後の身頃にはリバーレースが大胆にあしらわれ、
襟の可憐なレース、肩にキュッとギャザーが寄った袖など、
産業革命当時のヴィクトリアンスタイルを思わせるシルエット。
コンパクトなサイズ感ですが、襟元のボタンを外して、
ノースリーブのワンピース、オーバーオールやデニムとあわせれば、
コーディネートをとびきり優雅に仕上げてくれそうです。
それにしても当時の技術者たちがリバーレース機を守ってくれなかったら、
美しいレースが生産できなかったかもしれないんですね。
勇気をありがとう!と彼らに伝えたいです。
ところで写真で見る限りリバーレース機は相当大型なので、
恐らく解体して手分けして密輸したのだと思うのです。
記述にもイギリスからドーバー海峡を渡った港町Calais(カレー)で
機械の組み立てをしたとあります。
なので今でもCalaisはレース産業が盛んなのだそうですが、
このCalaisという港町の名前、私にとってすごく懐かしいのです。
30年ほど前、住んでいたロンドンからパリに行くには飛行機か、
バスとフェリーで一晩かけて行くしか方法がなく、
当然バスのほうが格安(確か学割で25ポンドぐらい?)だったので何度か利用しました。
深夜ロンドンのヴィクトリア駅からバスに乗り込みドーバー港へ、
フェリーで明け方にカレー港へ、
そこからバスで3時間ほどでパリ郊外のターミナル駅へ、
地下鉄に乗ってようやくホテルがある早朝のオペラ座界隈に到着。
同じ頃にこの過酷なバスツアーを経験した方もいらっしゃるのでは?
当時不味いものしかなく、もっさりしたロンドン暮らしの私は、
パリのカフェのカフェ・オ・レとクロワッサンの朝食に、
お洒落すぎる、美味しすぎると涙したものです。
画像は3年前にパリに行ったときのもの。
やっぱ洒落てるなー。
あ、話をレースに戻すと、John Leaversがリバーレース機を発明する前は、
ボビンネットと言われるチュールレースの機械が
イギリス北部のNottingham(ノッティンガム)で発明され、
レース産業はノッティンガムで発展し、現在に受け継がれています。
ノッティンガムはヴィーガンフレグランスキャンドルLOのファウンダーTracyが暮らす街。
初めて会ったときに「友達が家業でレース工場をしていて」と、
画像のかわいいウールレースのストールをおみやげにくれたのです。
イギリスは外出禁止令がさらに3週間延長というニュースがありました。
キャンドル職人さん達も工場をお休みするなか、
Tracyは自宅のアトリエで試作を黙々としているようです。
「ノッテインガム行きたい」「東京行きたい」「会いたいねー」
とやりとりしている私たち。
事態が終息したら、絶対Tracyのアトリエとレースを巡る旅にノッテインガムへ行くつもりです。
もうひとつアップしたのは毎シーズン人気のパッチワーク風プリント
「Sarasa」のシルクパンツ。
インド、日本、フランスの3国に共通する伝統的な更紗模様をイメージして、
デザイナーが手描きした植物柄をプリントしたものです。
上質なシルク羽二重をソフトに洗い込み、
自然乾燥させてさらに柔らかな表情に仕上げました。
今シーズンのTOWAVASEのテーマは南フランスのAntibes(アンティーブ)。
ニースとカンヌのあいだにある海沿いの街。
以前もブログに書いたのですが、
TOWAVASEデザイナーの山口さんは、南フランスが大好きで、
ただそこにいれるだけでとても幸せな気持ちになれると言います。
特に予定を決めず蚤の市を覗いたり、
マルシェで買ったキッシュやアーティチョークを海辺で食べたりだなんて、
最高に贅沢なヴァカンスですよね。
このパンツには山口さんが大好物だというアーティチョークも描かれています。
そんな旅の幸福感を表現したコレクション。
3年前の8月に訪れた初めてのアヴィニョン。
海辺ではなかったけれどローヌ川沿いの歴史ある美しい街でした。
みんな笑顔でたくさん食べて飲んでおしゃべりして。
そんな当たり前のことができない今、
あの明るい陽射しとおおらかな雰囲気が愛しくて。
iPhoneにためてる写真をスクロールしながら、
次はアヴィニョンからアンティーブへ行こう、
そこから小さな村をいくつか巡って南フランスを満喫しよう。
トゥレット・シュル・ルーのスミレ祭り気になり過ぎるなー、絶対行こう。
ニースからロンドンへ直行便あるし、
ロンドンに少し滞在してノッティンガムに行こう。
そんな妄想が膨らむ、膨らむ。笑。
世界中の不安な状況が1日でも早く終息しますように。
いまは自粛して祈るばかりです。
頑張りましょう!
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ブログを1ヶ月更新しないあいだに、
世界はかつて無い深刻な事態になってしまいました。
私も先が見えない不安な日々に気持ちも沈みがちですが、
友人たちとのラインのやり取りで元気を取り戻しています。
そして自分にやれることを粛々とやっていこうと思います。
オンラインショップの更新もそのひとつ。
ゆっくりなペースではありますが、
作り手の人たちの気持ちを拙いながらも伝えていきたい。
そんな思いです。
前置きが長くなりましたが、ANSPINNENの春夏の新作をご紹介します。
こちらは「エクストラファインラムズウール」
春夏なのにラムズウール?
と、思われる方もいらっしゃるかと。
私も最初はそう思いました。
でも、実は羊毛は春夏も活躍してくれる素材なのです。
羊は全身をモコモコの毛で覆っていますよね。
牧草地で暮らす羊の毛はその季節の気温に応じて、
体温調節のため外界の湿気を吸ったりはいたりするのだそう。
つまり冬は温かく保温して、夏は暑さから身を守り涼しさを保ちます。
今回はメリノ種羊の仔羊の特に柔らかい毛を厳選して、
ANSPINNENを手掛ける小金毛織さん独自の技術で紡績(糸を作ること)し、
春夏向けにさらに軽やかに仕上げました。
袖を通したときのふわりと繊細な柔らかさと温かみは、
ぜひお試し頂きたいです。
メンズサイズのゆったりしたシルエットのラグランスリーブは、
Tシャツ感覚でコーディネートできますよ。
豆知識:ちなみにカシミヤのカシミヤ山羊は寒さ厳しい高地に生息するため、
体温を温かく保つ毛質だそうです。あの抜群の温かさに納得。
こちらは「エクストラファインラムズウールリネン」のボーダーセーター。
さきほどのラムズウールとリネン、それぞれの糸を撚糸(ねんし)したものです。
ちょっと技術的なお話になるのですが、
撚糸とは2本以上の糸を撚り合わせて1本の糸を作る工程をいいます。
糸を作るときの撚糸のちょっとした強弱によって、
仕上がりが異なってくるのだそうです。
このボーダーセーターはラムズウールの繊細な柔らかさと、
清涼感あるリネンの肌触り、
それぞれの良さを引き出しながら作られた糸で編まれました。
ユニセックスなサイズ感なので、女性がゆるっと着てもかわいいし、
男性にもパッと明るいピンクやブルーをお勧めしたいです。
もうひとつ。
もともとウールは抗菌・消臭効果があり、
リネンは汗や湿気を吸収して外に放出してくれる特性があります。
これからの季節も長く楽しめるアイテムなのです。
柔らかく軽くふくらみがある仕上がりのコットンとカシミヤの
ケーブル編みのセーター。
この優しい着心地の糸が作れるのは小金毛織さんだけ、と私、断言します。
カシミヤ、ウールなどの糸作りを得意とする小金毛織さん独自の技術を活かし、
通常は行わないカシミヤ用の機械で春夏用に綿の糸を作ることを試みました。
試行錯誤を経て今までの綿とは異なるとても軽くソフトなタッチの糸を開発し、
この糸にカシミヤの糸を撚糸して作ったのが「ファインカシミヤバルキーコットン」です。
このボリュームのケーブル編みだともっとずっしり感じると思うのですが、
着てみるととても軽い。
綿とカシミヤの糸の馴染みも良く、今までの綿カシミヤとは異なるエアリーな肌触り。
お籠り生活が続くなかリモートワークの方も多いと思いますが、
このセーターにパールのネックレスをしてボトムはラウンジパンツとか、
すごくかわいいと思います。
温かいのに首元はなんとなく寒い、冷房が効いてて冷える・・・
毎年これからの季節に悩ましいですよね。
やっぱりストールが1枚あれば安心できます。
今回は極細のカシミヤとシルクを撚糸させた
「エクストラファインカシミヤシルク」でストールを作りました。
極細の糸を作ること、
さらにその極細のカシミヤ糸とシルク糸を撚り合わせて1本の糸にすることは、
とても高度な技術が必要です。
このストールはカシミヤの保温性と保湿性、
冬は温かく夏は涼しくしてくれるシルクの特性、
それぞれの良さを最大限に引き出した糸で、
その軽さと柔らかさを活かした繊細な編み地でできています。
優しいカラートーンも気持ちを明るくしてくれそうですね。
今回は小金毛織さんの企画開発の方から伺ったこと、
実際に自分で袖を通して感じたことを私なりに書きました。
ANSPINNENはシンプルなデザインだからこそ、
その素材の良さと糸の開発に関わるお話を少しでもお伝えできれば、
と思うと同時に、
まずは何も考えず、袖を通してみちゃって下さい!
ともお伝えしたいです。
この心地よさをジワジワ体感して頂ければ嬉しいです。
こんな日々だからこそ、
肌に触れるものはノーストレスで過ごしたいですもんね。
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インスタグラムでもお知らせしておりますが、
4回目となりますweekend boutique alice daisy roseを、
今週末の2月8日(土)、9日(日) 13時〜19時にて、
私の小さなプレスルームで行います。
場所は地下鉄副都心線北参道駅より徒歩2分
JR原宿駅竹下口より徒歩10分
住所は非公開とさせて頂きます。
ご興味あるかたはinfo@alicedaisyrose.comまでご連絡ください。
折り返し詳細をメール致します。
今回はイギリスのヴィーガンフレグランスキャンドル「LO(ロー)」の香りを、
9種類全てお試し頂けます。
早春の小さな鉢植えと、水も土も必要ないマジックアマリリスをちょっぴり販売。
こちらのbergamot cloudsは、
メインのベルガモットにヴィオラの香りが潜んでいて、
ふわふわと夢心地です。
少しですが深い濃い黒に近い紫のヴィオラの鉢植えもご覧頂けます。
weekend boutiqueではキャンドルの制作工程や、
ファウンダーのTracyとAlanの想いもお伝えできればと思っております。
そして心強いスペシャルゲストに、
今回も真鶴のScrumpciousさんが愛情深く丁寧に仕立てたお洋服と、
この時期足元をジンワリ温めてくれる手編みのソックスを届けて下さいます。
ほかに、
TOWAVASE(トワヴァーズ)、京都で物作りをしているTabrik(タブリク)、
ANSPINNEN(スピネン)のカシミヤアイテム、-M-mediumのシルクシリーズ、
fruits of lifeのチャイナローブやブラウス、BonBonStoreの雨傘、
KOのレザークラッチバッグ、V&Aのトートバッグなど、
オンラインショップでご紹介しているアイテムと、
一部ヴィンテージなどもご覧頂けます。
いずれも数量は多くありませんが、
alice daisy roseらしさを感じて頂けるセレクトとなっております。
暖冬で立春とはいえ、
やっぱり冬の夜のキャンドルの灯りには特別なものを感じます。
のんびり、ゆるりと香りをお楽しみ頂けるよう、
お茶とお菓子をご用意してお待ちしております。
4回目となりますがまだまだ不慣れなことも多く、
お見苦しい点もあるかと思いますが、
皆さまにLOの香りを実際にお試し頂きたいので、ぜひお運び下さい。
幻の猫ごまちゃんもひっそりと皆さまのお越しをお待ちしております!!
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2020年最初の新月の日に、
イギリスのヴィーガンフレグランスキャンドル
LOをようやくご紹介することができました。
LOと書いて「ロー」と読みます。
商品ページにも書いてあるのですが、
ここでもLOのことをお話しさせてくださいね。
LOのキャンドルにはヴィーガンの方にも安心してお使い頂けるよう、
動物性脂肪や蜜蝋を使っておりません。
100%ナチュラルな、遺伝子組み換えでない植物由来の蝋を使用しています。
オーガニックのエッセンシャルオイル、アブソリュート精油などを使い、
精油は通常よりも高濃度の天然樹液が抽出できる製法で蒸留しています。
それを蝋に混ぜることで、より香り高いキャンドルを作りが実現しました。
LOはファウンダーの一人でもあるTracy Longworthというイギリス人女性の、
ごく個人的な記憶の断片を香りで表現しています。
全部で9種類ある香りは、Tracyにとって最も大切な記憶。
思い、時間、香りが心の片隅に映し出す風景です。
例えばこの「gertrude」という香りは、
現在のナチュラルなイングリッシュガーデンの源流を手掛けた
19世紀末の園芸家ガートルード・ジキルの庭を家族で散歩した思い出がベースになっています。
「子供の頃に行ったガートルードの庭の香りを再現するのは、
なかなか大変な作業だったけど楽しめたわ」とTracyは笑顔で話してくれました。
その名を冠した薔薇「ガートルード・ジギル」は、
何百種類もの薔薇を自宅の庭で育てるTracyのいちばんお気に入り。
クラシックな美しいピンクで、オールドローズらしい甘美な香りに、
瑞々しいスペアミントとブラックカラント、
ほどよくスパイシーなピンクペッパーがアクセントとなっています。
パッケージには主に使った精油しか記されていませんが、
実は20種類以上の香りを少しずつ調合しているのだとか。
だから火を灯すと薔薇とミントの香りに混ざって、
名前も知らないような草花たちのフレッシュな香りがふわふわと漂ってきます。
それはまるで5月のイングリッシュガーデンを散歩しているかのよう。
Tracyはイギリス中部の緑豊かな街ノッティンガムに暮らす建築家です。
以前はロンドンの大手建築事務所で大企業のプロジェクトをたくさん担ってきました。
その後独立して、自分のエゴのためではない、利用者のためのデザインをモットーに、
企業や個人向け建築の設計を手掛けています。
建築家として忙しくしているTracyがキャンドルを作り始めたきっかけは、
最愛のお父様の死でした。
子供の頃から一緒にガーデニングを楽しみ、
庭の草花でエッセンシャルオイルやフレグランスを作ったり、
ちょっとした小道具を手作りしたりと、
日常のささやかな、そしてとても大切な思い出は尽きません。
その悲しみと喪失を乗り越えるために、
自宅のキッチンでキャンドルを作り始めたそうです。
お父様が他界したのちは、
何かしら素敵なものを生み出して忙しくしていたかったと、
Tracyは教えてくれました。
平日は建築の仕事に集中して、
週末は失意のなか、ひたすら香りをあわせて、少しずつ前に進む。
その行き来が、幸せな場所にいる気持ちを呼び起こしてくれたと言います。
これはTracyの自宅から見える風景です。
キャンドル作りはこの美しい自然の中で思考を巡らせ手を動かし、
18年の歳月をかけてゆっくりと学びを得ていったそうです。
そしてそれこそがLOのものづくりの芯となる香りの記憶を辿る道でもありました。
私にLOのことを教えてくれたのは私と夫の25年来の友人でもあり、
もうひとりのLOのファウンダーでロンドン在住のクリエイティブディレクターAlan Aboudでした。
Alanは大学の卒業後すぐに手掛けた仕事がデザイナーのPaul Smith氏の目に留まり、
以降途切れることなくPaul Smith のグラフィックデザインと
クリエイティブディレクションを手掛けてきました。
いまから2年ほど前、
趣味で続けていたキャンドル作りを何か別の形にしたいと思っていたTracyは、
共通の知人を通じてAlanを紹介されたそうです。
もともとキャンドルが好きだったAlanは、
打ち合わせを重ねるごとにTracyの真摯なものつくりに共鳴して、
ふたりでLOをたちあげることとなったそうです。
私がロンドンに行くといつも自宅に招いてくれる紳士なAlan。
実はやはり2年ほど前に「キャンドルの仕事してるんだよね」と話してくれました。
穏やかなAlanが珍しく熱く語っていたのですが、
英語もたいして喋れなく、時差ボケで、暖炉の炎は温かく、ウトウトし始めた私は、
「へー」とか「ふうん」とか「素敵だねー」みたいな気の抜けた返事をしていました。
帰国してから夫には「なんかAlanキャンドルの仕事してるんだって」ぐらいの報告で。
その1年後ロンドンに行った私をまた自宅に招いてくれたAlan。
そして再び私に「キャンドルの仕事してるんだよね」と話し始めました。
空腹だった私は「あー、去年もそんな話ししたねー」と、
Alanが用意してくれたディナーに気もそぞろ。
今度はキャンドルのパッケージデザインの画像を見せてくれて
「どう思う?」と聞いてきました。
「これはね、ある女性の記憶をコラージュするということがコンセプトなんだ。
パッケージの紙はリサイクルペーパーで、
器のガラスも蓋もリサイクルマテリアルを使ってるんだよ。
もちろん蝋も香りも全てオーガニック。
サスティナブルなことはすごく大事にしたいと思ってるんだ。どう思う?好き?」
と畳み掛けるように語るAlan。
「うん、好き。素敵。」と全く英語力のない私の答え。
そのうちAlanの子供がお腹が減ったと騒ぎ出して、その話は立ち消えに。
そして去年の5月、久しぶりに東京に来たAlanとのディナーの席で、
「キャンドルの仕事してるんだよね」と言うAlanにデジャブを感じつつ、
「あー、去年もその話ししたよね」と返事をしたら、
「作って持ってきたから。9種類。」と、
おもむろにテーブルの上に箱を並べ始めたのです。
「何度もトモコに言ったよね、キャンドルの仕事してるって。
友達と僕がたちあげたブランドなんだよ。」と満面の笑顔。
私はどこかの企業の依頼でパッケージデザインをした仕事だとずっと思い込んでいたのです。
「でね、これ日本でどうにかならないかな。ふたりに手伝ってもらいたいんだけど。」
と、言われポカンとする私と夫。
これが始まりだったんです。
そこから11月のプレビューに向けて、そしてその後の販売に向けて、
全く異なるフィールドのお仕事に戸惑う私たちを、
たくさんの友人たち、プレス・バイヤー関係の皆さまが、
とても親身に温かく助けて下さいました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。
LOはようやく始まったばかり。
まだまだ勉強することがいっぱいですが、
TracyとAlanが大切にしてきた想いを、
少しずつでも皆さまに知って頂ければと思います。
これから、どうぞよろしくお願いします!
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いろいろなご縁が繋がって11月にプレスプレビューさせて頂きました、
イギリスのヴィーガンフレグランスキャンドルLO(ロー)。
ただいま日本発売に向けてファウンダーのTracy Longworth、Alan Aboudと共に準備中です。
とても嬉しいことにプレビュー以降とてもご好評を頂き、
媒体に取り上げて頂いたり、お取引先のお話もいくつか頂いております。
本当にありがとうございます!
FigaroさんとELLE ONLINEさんにご紹介頂きました。
ぜひご覧ください。
↓
Figaro
https://madamefigaro.jp/fashion/feature/191201-lenorman-4.html
ELLE ONLINE
https://www.elle.com/jp/fashion/shopping/g30018037/gift-present-yuji-6uy-19/?slide=31
LO(ロー)の香りは全部で9種類。
そのどれもがファウンダーのTracyのごく個人的な記憶の断片を表現しており、
それはAlanによるパッケージデザインで、より私たちの心に届く香りとなっています。
まずは12月下旬を目指してonline shop alice daisy roseでご紹介する予定です。
少しでも早く皆さまにお届けできるよう頑張りますので、
どうぞお楽しみにされてもう少しお待ちくださいね。
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いつも小さなオンラインショップalice daisy roseをご利用頂きまして、
本当にありがとうございます。
2019年10月1日から消費税が8%から10%になります。
インターネット通信販売事業では、発送日に商品を販売したと判断され、
消費税増税前である2019年9月30日に銀行振込およびクレジットカード決済を完了しても、
商品の発送が10月1日になれば適用される税率は10%となります。
この場合、増税分をあとからご請求することとなります。
alice daisy roseは私ひとりで運営しておりますので、
お客様に混乱やご迷惑をお掛けしないよう、
ご利用に際しまして以下をご了承頂けますようお願い致します。
【税率8%適用】
お支払い方法が銀行振込をご希望のお客様は、
9月27日(金)までにご入金確認ができれば9月30日(月)までにお品物を発送致します。
クレジットカード決済のお客様は、
9月29日(日)までにご注文頂ければ9月30日(月)にお品物を発送致します。
【税率10%適用】
9月30日(月)にご注文のお品物は、発送が10月1日(火)以降となりますので、
税率が10%となります。
受注生産ご注文の場合もお品物のお届けが10月1日(火)以降となりますので、
税率が10%となります。
【送料】
10月1日(火)以降のご注文から改定料金とさせて頂きます。
以上となります。
ご検討中のものなどございましたら、どうぞお早目にご注文頂ければ幸いです。
今後ともalice daisy roseをよろしくお願い致します。
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いよいよfruits of lifeをご紹介致します!
まずはクラシカルなボウタイブラウス。
マットで上品な光沢のシルクのネイビーとブラック、
ノスタルジックなドット柄があります。
ボウタイブラウスはボウタイの結びかたで印象がずいぶん変わりますよね。
fruits of lifeではアレンジしやすいようボウタイの幅を太く、長くしました。
たとえば、画像1枚目のように首まわりにくるくると巻いてキュッと結べば、
洗練された女性らしさが漂います。
そしてリボン結びにすればふわりとしてより華やかに。
ボウタイブラウスにはfruits of lifeのドット柄のギャザースカートをぜひあわせてみて下さい。
同じドット柄にあわせればワンピースのようにも見えますし、
シルクのネイビーやブラックのブラウスをあわせても上品な華やかさがあります。
個人的に好きなのがオーバーオールにあわせるコーディネート。
アンティークのバッグに足元はバレエシューズかスニーカー。
あと編み込み柄のセーターをあわせてもかわいいかも。
そんなふうに着崩してみたいです。
(こちらのオーバーオールは-M-mediumのもの。
近日中にご紹介できるかと!)
そして私がぜひともお勧めしたいのが、
fruits of lifeのシグネチャーともいえるチャイナローブです。
このノスタルジックな雰囲気がなんともかわいくて。
ずいぶん前に観た烏龍茶のコマーシャルをつい思い出してしまいます。笑。
チャイナローブもいろいろなコーディネートが楽しめそうです。
私は裾からアンティークのペチコートのレースをのぞかせるのが好きです。
小花柄のスカートがあれば、それもこういう感じであわせてみたいな。
足元は大好きなオカイユさんのビロードのカンフーシューズで。
私にチャイナローブの美しさを改めて教えてくれた、
fruits of life デザイナーの大橋利枝子さん(以下、利枝ちゃん)。
会うたびに素敵な着こなしをされています。
この日は表参道のQICOさんでポップアップだったので、
ボトムは同じ素材のパンツをあわせてシンプルにキリッとした雰囲気。
(ボトム全然見えてませんね・・・すみません!)
こちらは先日出版された「おしゃれって いいもの」のトークショーにて、
黒のセーターとスカートのうえに、
ドット柄のチャイナローブのボタンを外してさらりと羽織っています。
着物好きでも知られる利枝ちゃん。
服作りにおいても着物から大きな影響を受けているそうです。
(詳しくは著書「おしゃれって いいもの」で読んでくださいね!笑)
着物のほかにお茶とお花も嗜む利枝ちゃんは日本の歴史も大好きです。
歴史を紐解いていくと中国文化の影響も学べて、
そんな和・中を織り交ぜた凜とした感覚が、
fruits of lifeの服作りベースになっているのだな、と思うのです。
ある日の利枝ちゃんのおもてなし。
柿渋染の古布にアンティークの茶器とガラスのお湯挿しを漆のお盆にのせて。
その横には茶器に描かれた花と同じ色の花を一輪添えてくれました。
控えめだけどハッとさせられる日本の美しさと、ほんのり漂うシノワズリ。
こういうさりげない「生活の実り」をfruits of lifeを通して、
少しずつ皆さまにお届けできればと思います。
【お知らせ】
私事で大変恐縮ですが、9月12日(木)〜18日(水)まで遅めの夏休みを頂きます。
つきましては皆さまへの発送業務は11日(水)までとさせて頂きます。
期間中オンラインショップでお買い物はできますが、
受注のお返事などは19日(木)より折り返し致します。
ご不便お掛けして大変申し訳ありません。
どうぞよろしくお願い致します。
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このたびの九州豪雨により被害に遭われた皆さまに、
謹んでお見舞い申し上げます。
1日も早く皆さまの平穏な日常が戻られますよう、
心よりお祈り致します。
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TOWAVASEの今シーズンはパリ、ノルマンディー、プロヴァンスと、
お気に入りの街のお気に入りのホテルを次々と泊まり歩く旅をイメージしました。
人の多い観光名所は避けて、近くの公園や海以外はどこにも出かけず、
ずっとホテルにこもりたくなるようなスタイル・・・・
たとえば体を締め付けないゆったりとしたシルエットのシルクのドレス。
インド、日本、フランスの3国に共通する伝統的な更紗模様から着想して
デザイナーが手描きした柄を、熟練の技術を持つ京都の染物屋さんが
パッチワーク風にプリントしました。
この"Sarasa"というシリーズは描く柄を毎回変えて展開し続けています。
今回はドレスの両サイドの細いリボンがアクセントに。
リボンを結ぶとシルエットにニュアンスが加わります。
もちろんリボンを結ばないでゆるりと着るのもお勧めです。
そしてこちらは前後着用可能なデザイン。
襟元の細いリボンを首の後ろで結んで、
画像1枚目のようにデコルテラインが深いほうを前にしても、
またそれを後ろにまわして背中を見せて、前は襟がつまった感じでも素敵。
薄手のシルク羽二重のドレスはかさばらず、旅にもとても便利。
その日の気分で前後を変えれば、旅のコーディネートもちょっと新鮮になりますね。
ホテルでの朝食のひとときをイメージした"Petit dejeuner"
(dejeunerの最初のeのうえにアクサン・テギュがつくのですが、
一部のブラウザで文字化けすることが判明したため割愛しちゃいました。ごめんなさい。)
極上のホワイトカシミヤを2本取りしてメリヤス編みとガーター編みの編地で作られた、
カシュクールタイプのカーディガン。
左右の身頃と背中に赤いステッチワークでふんだんに縫い留められたアンティークレースは、
フランス各地でデザイナーが長年かけてコツコツと集めたもの。
デザイナー自ら愛情を持って手作業で仕上げたアイテムは、
ディティールの表情ひとつひとつが異なり、同じアイテムでも仕上がりが全て違います。
お問い合わせ頂ければほかのお店もご紹介しますよ。プレスですから!笑。
こちらも前と後ろを逆にして着られるデザインです。
カシュクールのほうを後ろにすると背中が大きく開いて、
襟が詰まっていてレースが丸襟のように見える少女らしいフロントとの対比が、
なんとも大人っぽくて魅力的なのです。
前身と後身の着丈長さも違うし、コーディネートも色々遊べそうです。
そして何と言ってもホワイトカシミヤの贅沢な肌触りを、
ぜひお試し頂ければと思います。
もう1枚、私が惚れ込んでいるドレスがこちら。
"Artisan"という伝統的な芸術ともいえる技術を担う職人たちに、
敬意を持ってデザイナーが物作りに向かい合ったシリーズです。
セピアがかったグレーのコットンの袖の前後にも前身頃にも、
細やかなタックがたくさん施されています。
これは日本の職人さんがひとつひとつ丁寧に手作業で縫ったもの。
たくさん施されたタックがなだらかなギャザーとなり、
スカート部分の切り替えでさらにギャザーを寄せています。
ボリュームはありますが、生地が薄手なので重さを感じさせません。
私は先シーズンこれの色違いのドレスにすっかり心を奪われてしまいました。
まるで中世のドレスを思わせるシルエット、
あるいは1970年代のロンドンでカーリーヘアの女の子が、
ブーツに合わせて着ていそうな雰囲気。
もう自分に似合うとか似合わないとかそんなレベルじゃなくて、
絶対にこのドレスが着たいんだ!と、熱病みたいになりました。笑。
実はこの鬼のようにすごいハンドタック(鬼タックと私達は呼んでいます)は、
デザイナーの山口さんが数シーズン前から取り組んでいたものです。
職人さんと共に色々な試行錯誤を経て、作り続けているテクニックなのです。
そこにはシーズンを超えて、長い年月大切に着続けて欲しい。
そんな山口さんの愛情が溢れています。
TOWAVASEならではのドラマチックで特別なドレス。
ぜひ着て頂きたいなと思うのです。
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ひっそりと運営しておりますonline shop alice daisy roseですが、
このたび素敵なご縁がつながって新しく3つのブランドを
ご紹介させて頂くこととなりました。
ひとつめはANSPINNEN(スピネン)。
小金毛織さんという日本で数少ない紡毛紡績メーカーのファクトリーブランドです。
紡毛とは手紡ぎに近い膨らみのある糸のことで、
紡績とはその糸作りのことを言います。
小金毛織さんはカシミヤ、ヤク、ラムズウールなどの原毛を最高の技術で丁寧に紡ぎ、
様々な工程を熟練の職人さんたちと共に一貫して行い、最良の糸を作っています。
なかでもカシミヤ糸を紡績できるのは国内でたった3社しかなく、
小金毛織さんはそのうちの1社となります。
私も、だったのですが、そのお名前は知らなくても、
小金毛織さんのカシミヤ糸を使っている国内のブランドは、
知らない人はいないクリエイティビティを大切にする有名なブランドばかりです。
そのひとつが昨年惜しまれつつも活動を終了したn100です。
デザイナーだった大井幸衣さんはその長年にわたる物作りを通じて、
小金毛織さんに絶大な信頼を寄せ続けています。
現在、国内の紡績産業は海外生産に押されて厳しい状況になっています。
そんななかで、日本の物作りの良さ、
MADE IN JAPANの素晴らしさをもっと伝えられないか、
と、模索していた小金毛織さんと同じ想いで、
大井さんもディレクターとして、
これまでのご自身の経験を惜しみなくANSPINNENに注いでいます。
大井さんは私の尊敬する憧れの先輩。
大変ありがたいことに、その大井さんから声をかけて頂いて、
この3月にANSPINNENの展示会をお手伝いさせて頂きました。
独立するまでアパレルの仕事をしていた私ですが、ニットに関してはまるで不勉強で、
その展示会の数日間で大井さんと小金毛織の皆さんから色々なことを教えて頂きました。
もちろんまだほんのさわりの部分ですが、
日本の物作り、なんてすごいんだ!と、感じることしきり。
ANSPINNENのブランド名は、
ドイツ語の紡ぐ、つなぐ、という意味のSPINNENに、
前置詞のANをつけたものです。
そこには日本の技術を未来につなげていくこと、
生産者の思いをお客さまにつなげていくという想いが込められています。
私も非常に微力でおこがましいのですけど、
その想いを少しでも皆さまにお届けできればと思います。
まずは熟練の職人さんが「手横」という技術で1枚1枚編んだストールと、
その着心地の良さがストレートに伝わる、
シンプルなクルーネックセーターをご覧頂ければと思います。
次にご紹介するのが、スタイリスト小暮美奈子さんの
「誰のためでもない自分のための服」という想いを表現した
オリジナルブランド-M- medium(ミディアム)です。
以前weekend boutique alice daisy roseとブログでもご紹介させて頂いておりましたが、
「まず最初に作りたかったのは、
とろけるような着心地のシルクのスリップとローブ、そしてパンツ」
と、おっしゃっていた小暮さん。
その想いを最も象徴したものがローズのスリップドレスなのかな、と私は思うのです。
スリップドレスというアイテムは外出着としてはなかなか勇気がいりますが、笑、
「ベーシックなお洋服、たとえばネイビーのセーターの下がローズのスリップドレスだなんて、
自分だけが知っている贅沢さに”ふふっ”て思わず微笑んじゃうの」と小暮さん。
-M- mediumのシルクシリーズの魅力は理屈抜きに五感にスコンと届くこと。
見ているだけで気持ちがあがる美しい色と、
さらっととろみのある柔らかくてうっとりする肌触り。
そしてその着心地の良さに、色違いで買いそろえたくなるのです。
アパレルの末端で働いていた会社員時代、
小暮さんが手掛けられたファッションページを読み込んでは、
そのシンプルで洗練された美しさにうっとりとしておりました。
数年後にそんな憧れの方からプレスのお仕事で声をかけて頂けて、
椅子から落ちそうになったぐらい感激しました。
そして小暮さんのお人柄を知るほどに、こちらも大変非力&微力ながら、
小暮さんの想いと共に-M- mediumを皆さまにお届けできればと今回に至りました。
小暮さんはスタイリストのお仕事を通じて様々なものを見極めてきたからこそ、
「ふつう」を大切にしたシンプルな心地よさにこだわり、
「こんな服があったら」と日々着られる上質なアイテムを、
カテゴリーにとらわれず作っていきたいとおっしゃっています。
まずはシルクのシリーズをぜひ!
最後は「生活の実り」を意味するfruits of life。
長年の友人でもあるスタイリスト大橋利枝子さんのブランドです。
大橋さんがこれまでの経験をいかして、心から大切に思えるものだけを、
少しずつ作っています。
fruits of lifeのアイテムは、次回アップを致します。
私が大好きな水玉のシリーズを中心に、
チャイナカラーのローブやボウタイのブラウスなどをご紹介する予定です。
チャイナカラーのアイテムは大橋さんも特に思い入れがある世界観。
私も展示会のお手伝いを通じて、その美しさとかわいさを再認識しました。
そのときにまた改めて熱くお話しさせてください。笑。
fruits of lifeのシンプルで凛とした、
それでいて柔らかな洗練された雰囲気は大橋さんそのもの。
大橋さんからブランドを立ち上げると聞いたときに、
とても感動して「絶対素敵!絶対やったほうがいいよ!」と何度も言ったことを、
昨日のことのように覚えています。
大好きな女友達の人生の節目に立ちあえたこと、
本当に嬉しくて、感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さまにも早くお届けしたい!
もう少々お待ちを!
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お問い合わせを頂いておりました
インドフラワープリント折りたたみ傘の小花柄が再入荷致しました。
コンパクトで軽量な晴雨兼用傘なので、
お出かけや旅の機会が増えるこれからのシーズンにとてもお勧めです。
今週はお盆直前でバタバタになりそうですが、
その先にある夏休みが待ち遠しいという方も多いかと。
特にご旅行の予定があったりしたら更にワクワクしちゃいますよね。
私はといえば、8月は粛々と地味に仕事をして9月にお休みを頂きます。
まだちょっと先にもかかわらず、今度こそ荷物少なくスマートな旅を!と、
密かにいろいろ思い描きながら仕事する今日この頃。
つい先日も急に思い立ってKOのTassel Flat Bagにパスポート、
ハンカチ、ティッシュ、ネイルオイルにリップクリーム、
機内でリラックスしたいからホワイトセージやラベンダーなどをブレンドした
ロールオンオイルに、コインパースを入れてシュミレーション。
旅慣れてる感じの自分をイメトレ。笑。
旅慣れているといえばこちらの、
BonBonStoreデザイナーの井部祐子さんと、
KOを手掛ける服飾ディレクターの岡本敬子さん。
(以下祐子ちゃんと敬子ちゃん)
学生時代からずっとお付き合いがあるというふたり。
それぞれ個性的でありながら共通点も色々あります。
まずご存知のようにとてもおしゃれ。
モダンで大人っぽいテイストを好み、
アクセサリー、バッグなどの小物使いが抜群に上手で、
パッと鮮やかなカラーをごく自然に装うなどなど、
どこか無国籍風な大人のミックスコーディネートは私の憧れです。
もちろん旅先でも少ない荷物で毎日素敵なコーディネート。
着ない服を何枚も鞄に詰めちゃって大荷物なうえに、
毎日似たようなコーディネートになっちゃう私とは、
根本的に何かがとてつもなく違う・・・!
それから祐子ちゃんと敬子ちゃんは物作りにも共通することがあります。
それは本当に自分が欲しいものを作っていること。
若いときから上質なものをたくさん見て、使って、袖を通してきたふたりが作るアイテムは、
初めて手にするときからスッと馴染むのに、コーディネートのポイントにもなって、
自分のおしゃれをグッと底上げしてくれる安心感があります。
ふたりのものを一緒に合わせて使うとその安心感もさらに倍増。
バランスとカラーコーディネートが美しく調和している
KOとBonBonStoreのアイテムは旅にもお勧めです。
Tassel Flat Bagはクラッチとしても使えるので、
ディナーや人と会うときもスマートです。
旅先ではできれば晴天であって欲しいけど、
国内外を問わず最近はお天気が不安定で急変しやすいので、
BonBonStoreの折りたたみ傘を持っていけば安心です。
たとえ使わなくてもトランクを開けたときに素敵な折りたたみ傘があるって、
気分いいじゃないですか。
祐子ちゃんと敬子ちゃんの物作りのことは、
fruits of lifeデザイナーでスタイリストの大橋利枝子さん(以下利枝ちゃん)の書籍
「おしゃれって いいもの」でも書かれています。
こちらにも利枝ちゃんのコーディネートのヒントが満載。
おしゃれな女友達たちの存在って本当に心強い。
そうそう、祐子ちゃんと敬子ちゃんの共通点でもうひとつ。
それは夏を思いっきり楽しむこと。
敬子ちゃんは夏といえばビキニで日焼け。
その揺るぎないライフスタイルと艶やかに日焼けした肌には惚れ惚れします。
祐子ちゃんは刺繍日傘 紫陽花のような、
レースからふわっと風が抜けて、木漏れ日のような影が足元に落ちる日傘を作って、
太陽と上手に付き合いながら夏を過ごす達人。
夏が苦手な私に夏の楽しさを教えてくれる、太陽のようなふたりなのです。
皆さまも良い夏を!
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ようやく梅雨が明けましたね。
そして来週はもう8月。
初夏を飛ばしていきなり真夏になるとは...
この季節になるとお勧めしたくなるのが、
DOODLEはいたずら書きとか落書きという意味。
デザイナー永野佐和さんの自由な発想で作り出される、
大人のためのいたずら書きを様々なパーツで表現しています。
昨年もご紹介してご注文をたくさん頂いた
「POOL」と名付けられた女の子の顔のバッグ。
これはゴーグルをかけた女の子が、
息継ぎで水面に顔を出したときをイメージして作ったそうです。
言われてみると水しぶきと一緒に、
「ぷは〜っ」という息継ぎが聞こえてきそう。
花びらのようなスイムキャップもすごくかわいい。
持ち手には「go to the pool」(プールに行こう)と刺繍されています。
もうひとつ、ポップな百合の花が刺繍された「LILY」もアップ致しました。
持ち手には「go for a walk」(散歩に行こう)と刺繍されています。
どちらも昨年は受注生産だったので3〜4週間お待たせしていたのですが、
今年は少量ですがご注文後早めにお届け致します。
DOIGTの魅力はなんといってもかわいいのにちゃんと毒があるユニークさ。
そして全て永野さんによる手仕事の丁寧な仕上がり。
DOODLEシリーズのビニールバッグで夏を楽しく過ごして頂ければ!
そろそろ夏休みが気になる頃ですが、高知県に行かれる方への素敵なお知らせです。
DOIGTのデザイナーの永野さんは昨年のちょうど今頃、東京からご出身の高知に戻り、
その年の12月にご主人とワインビストロ「balloon」をオープンしたのです。
もともとご主人は東京で長年シェフをされていて、
独立されるのにご自身のお店の場所をずっと探していたとのこと。
「なかなか見つからないんですよ〜」というお話は永野さんから聞いていたのですが、
あるとき「お店の場所見つかりました!高知です!」というご連絡が!
たまたまご実家のお近くにポロッと素敵な物件が出たそうで、
そこからはまさにトントン拍子にお話が進み、2018年12月に無事オープン。
何年も東京で探してたのに高知で見つかるなんてご縁だったんだね、
良かったね、と私もウルっとしちゃいました。
私はまだ伺えてなく、これらの画像は永野さんから送って頂いたのですが、
大きなカウンターテーブルに囲まれたオープンキッチン、
さらに大きなテーブル席、照明や椅子もモダンでなんと広々とした美しい空間・・・!
お料理は高知の食材を中心としたフレンチベース、
それに自然派ワインってもう最高じゃないですか!
聞くところによると連日大盛況だとか。
早く行ってみたいなぁ・・・
お店の一角には永野さんのアトリエスペースがあって、
ここでDOIGTを製作・販売しているそうです。
物が作り出される空間って見てるだけで無条件でワクワクします。
小さな息子くんたちのお母さんでもある永野さん。
おそらく永野さん的には怒涛の毎日だと思うのですが、
きっとかわいくておしゃれでキラキラテキパキと過ごしていることと思います。
たとえ会わなくても、ブレない世界観を持った彼女の物作りを見ればわかります。
だからこれからもDOIGTの物作りがますます楽しみなのです。
美味しいお食事にワイン、そしてDOIGTのアイテムを見に行きたい、絶対!
balloon
高知県高知市吉田町2-10 2F
tel:088-802-7744
17:30〜LO23:00
*インスタグラムballoon_yoshidachouをぜひご覧ください。
すごくかわいいです。
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なかなか梅雨が明けないですね。
東京はずっと雨が降り続いて、
湿度はあるものの7月とは思えない肌寒い日の毎日です。
長袖着たり、薄手のカシミアストールを持ち歩いたりと、
実感がないけれど、あの暑い陽射し照りつける夏はすぐそこ。
BonBonStoreの日傘で夏支度を整えなくては、です。
画像は、一昨年発売してあっという間に完売した紫陽花柄のレース日傘。
傘をさすと足元に木漏れ日のような影ができて、
レースから心地よい風が通り抜けます。
100%陽射しカットではありませんが、
厚手のコットン素材が暑さを吸収して涼しく過ごせます。
太陽と上手にお付き合いしながら夏を楽しみたいという皆さまから、
たくさんのお声を頂いて待望の再発売です。
今年はオフ、スモーキーグリーン、カーボングレーの3色。
どれもコーディネートしやすいカラーです。
うーん、迷いますね・・・・!
こちらはバカンス気分がぐっと盛りあがるトリコロールボーダーの日傘。
パリッとしたリネン素材にトリコロールボーダーは、
BonBonStoreオリジナルの生地です。
薄手ですが、綿素材同様、天然繊維の麻も暑さを吸収してくれます。
傘の持ちて部分がスラリと長くて優雅なバランス。
その佇まいは昔のフランス映画で見かけるような、
ノスタルジックな雰囲気があります。
とは言え、明けない梅雨はない!とバシーっと言うのはちょっと自信ないような・・・
今日の東京のように雨がザーーッと降っては止み、またザーーっと降って止むような日は、
折りたたみの雨傘があると便利です。
「Standard BonBonStore折りたたみ傘」は長傘と同じく、
以前はミラトーレ折りたたみ傘という商品名で販売していました。
これからもBonBonStoreの定番として、
ずっと愛されるようにとの思いを込めてこの名前になったそうです。
バージョンアップされた「Standard BonBonStore折りたたみ傘」をぜひご覧くださいね。
コンパクトな晴雨兼用の折りたたみ傘もアップ致しました。
この傘に使われた生地は去年の11月にデザイナーの井部祐子さんと
一緒にロンドン出張したときに仕入れた、私にとって思い出深いもの。
こちらはインド製のバラ柄と小花柄です。
素朴な風合いのプリント柄がどこか懐かしい感じがします。
さっきまで雨が降っていたのに急に晴れてきた!というような、
季節がどんどん夏に向かっていくときに、
カゴやバッグにポンと入れておくと安心できますね。
BonBonStoreの傘で雨の日も晴れの日も楽しく過ごして頂きたいです。
それにしても早く梅雨終わらないかなー
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私の小さなプレスルームにて、小さなブティックを週末限定でオープン致します。
3回目となる今回はBonBonStoreの雨傘と日傘を中心に、
これからの季節にあるといいな、というアイテムをご覧頂けます。
のんびり、ゆるりとお過ごし頂けるよう、
お茶とワインを冷やしてお待ちしております。
ぜひお運び下さい。
【weekend boutique alice daisy rose】
6月22日(土)、23日(日)
13:00〜19:00
地下鉄副都心線「北参道駅」より徒歩2分
JR山手線「原宿駅」竹下口より徒歩10分
★一般の集合住宅のため住所は非公開とさせて頂きます。
ご興味あるかたはメールにてお問い合わせくださいませ。
折り返し住所と地図をお送り致します。
件名にweekend boutique alice daisy roseとお書き下さい。
info@alicedaisyrose.com
★以前お立寄りくださった方も事前にご連絡ください。
★ご予約は不要ですが、おおまかなお立ち寄り予定を教えて頂けると嬉しいです。
★狭小スペースですので、混雑の場合はご容赦くださいませ。
★ご購入後の返品・交換はできませんことご了承ください。
去年の11月、BonBonStoreのデザイナー井部祐子さんとロンドンに行ってきました。
仕事の合間に最初に滞在したホテルのエリアを散策。
ポートベローマーケットの外れにあるThe Cloth Shopは生地屋という名前どおり、
オーナーの美意識でセレクトされたイギリスやフランスなどの上質な生地のほか、
ブランケットやキルト、アンティークの雑貨などが素敵にディスプレイされています。
ショップの奥にいくとプリント生地がぎっしり棚に収まっています。
その分類の仕方と並べ方にうっとり。
無造作に積み重ねてるだけのように見えるけど、
とてもセンスがいい、と、あちこち眺めてしまう。
生地ものが大好きな井部さんと「何時間でもいれるね!」と盛りあがりました。
ちなみに画像1枚目の花柄の折りたたみ傘の生地はこちらで井部さんが選んだものです。
こちらの傘はweekend boutiqueのあと、オンラインショップにアップ致します。
そして本日アップしたのがThe Cloth Shopのオリジナルトートバッグ。
かなりなビッグサイズです。
井部さんはこのトートバッグに大量の生地を入れて持ち帰っていました。
それでもスペースに余裕があったことを覚えています。
旅先での大荷物のときはとても便利です。
ただし持ち歩けないほどの重量を入れないようにご注意を。
本当にたくさん荷物入っちゃうんです。笑。
もうひとつアップしたこちらのトートバッグは、
Chelsea Physic Garden(チェルシー薬草園)のもの。
ロンドンの高級住宅街チェルシー地区にある、
ハーブなどの薬草を中心にしたロンドンで最も古い薬草園を
ご存知の方も多いかと思います。
塀に囲まれたこじんまりとした園内には、
5000種以上の薬用や食用植物、絶滅が危惧される希少な植物などが植えられているそうです。
派手さはないけれど、その分類の仕方や、植え方など歩くたびにジワジワ良さが伝わります。
私がチェルシー薬草園に初めて来たのは5年ほど前の初冬。
夫の宿り木調査に同行したときでした。
(夫は宿り木のことを個人的かつ自主トレ的に調査しています。
このときのことは2015年に雑誌クウネルに載せて頂いた思い出が。
もしお手元にあれば読み返してみてくださいませ。)
底冷えする寒い日で飲んでいたミルクティーもどんどん冷えて震えるなか、
足元から「ピチュピチュピチュ〜」と可愛らしい声が。
見ると小さなロビン(和名はコマドリ)ちゃんがこちらにまるで話しかけるように
ピチュピチュピチュ鳴き続けていました。
なんて可愛いんだろう〜!ロビンちゃん、またね〜と、撮影場所を変えると、
先ほどのロビンちゃんがついてきてピチュピチュピチュ。
そのあとも場所を変えるたびにずっと一緒についてきてくれました。
その翌日もチェルシー薬草園に撮影に行ったのですが、
なんとまた同じロビンちゃんが(たぶん同じ。笑)、
ピチュピチュピチュお出迎えしてくれました。
私も夫もすっかりロビンちゃんに夢中になってしまって、
あとで調べたら、イギリスは正式な国鳥が決まっていなくて、
国鳥を決める人気投票をしたらダントツ人気で1位がロビンちゃんだったそう。
なので非公式ながら、ロビンちゃんはイギリスの国鳥です。
とても人懐こい性格で、庭仕事をしている人たちの周りに近寄ってきては、
あの可憐な鳴き声で話しかけてくることから、
「Gardener's friend」とも呼ばれているそうです。納得!!
お問い合わせを頂いておりますV&Aのインドプリントのトートバッグもアップ致しました。
こちらはweekend boutiqueでもご覧頂けます。
1枚1枚柄が違いますので、どうぞお楽しみにされてくださいね。
本日アップしたトートバッグもweekend boutiqueでご覧頂けますが、
いずれも少量となりますのでどうぞお早めに。
今週末皆さまにお会いできること、とても楽しみにしています!
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気がつけば新元号になって1ヶ月が過ぎ、
東京は梅雨入りとなりました。
そんな中ようやく、やっと、
BonBonStoreの雨傘と日傘をアップすることができました。
お問い合わせをたくさん頂いていたのに、
お待たせしてしまって申し訳ありませんでした。
画像は雨傘の「Standard BonBonStore 長傘」です。
先シーズンまでミラトーレ長傘という名前で販売していました。
ミラトーレというのは雨傘用に開発された、
高撥水加工を施したポリエステル素材の製品名です。
この名前のままでももちろん問題はなかったのですが、
ミラトーレを使った傘は、
ブランドの歴史そのものと言ってもいいロングセラーなのです。
これからもずっと長く愛されて、使い続けて頂くようにと願いを込めて、
デザイナーの井部祐子さんが新たに名付けました。
ブルーは今シーズンの新色です。
こちらは毎回人気の晴雨兼用の「ドローイングチェック折りたたみ傘」
新色はオリーブグリーンにピスタチオカラーのチェック。
私は日傘として使っていますが、ちょっとした雨なら問題ありません。
いつも使うカゴにポンと入れて愛用しています。
こちらは「バイカラー 長傘」。晴雨兼用です。
傘を閉じているときは細身でエレガントな雰囲気ですが、
開くと2色の色が大胆に配色されていて、なんともモダンで大人っぽいのです。
同じシリーズで折り畳み傘もあるのですが、
そちらはとてもコンパクトで軽量で、
旅先やいつものバッグに入れておくのにも最適です。
去年もすぐに売り切れてしまった「ドット刺繍日傘」。
今年はきっぱりとしたホワイトと、ネイビー、ブラックの3色です。
どれも夏の装いの凛としたアクセントとなりそうです。
さて、先日BonBonStoreのポップアップイベントのため、
デザイナーの井部祐子さんと長崎の「クール・ド・ジョア」さんへ行ってきました。
グリーンが印象的なお店の入り口はまるで物語のようです。
そして店内もオーナーの中山睦さんの美意識が隅々まで感じられる、
とても美しくて、だけど温かみがあって、本当に素敵な佇まいなのです。
私のプレスルームからはTabrikとTOWAVASEもお世話になっております。
この2ブランドを、ポップアップにお立寄りの皆さまがそれは素敵に着こなして下さっていて、
すごく感激しました。
そしてBonBonStoreの傘を次々にお手に取られて笑顔いっぱい。
仕事をするうえで、こうやってブランドの世界観がどんどん繋がっていくこと、
こんなに幸せで嬉しいことってありません。
皆さま、本当にありがとうございました!
そして私の拙いインスタを見ているとお声かけて下さった皆さま、
本当にありがとうございました!嬉しかったです!
お仕事の合間に観光も少しできました。
2度目の長崎ですが、その歴史的背景と重みは何度でも足を運んで学びたいと、
美しい街並みを歩きながら思いました。
美味しいご飯はしっかりと!
長崎に行ったら「群来軒」の皿うどんは絶対食べなきゃ。
東京にあったら毎朝通ってしまいそうなほど大好きな名店「珈琲 冨士男」
滞在2日間とも朝食はこちらで。
もし滞在7日間あってもたぶん毎日ここに行くと思います。
あ、これも書かせてくださいね。
今回の旅でその良さを実感したKOのFlat Tassel Bag。
ホテルの鍵や口紅、ハンカチ携帯など入れて、
愛用の小銭入れキョロちゃんを付けて、
カゴの持ち手にくるっと巻きつけるとすごく便利です。
旅慣れた岡本敬子さんが作るさすがの使い心地。
ご覧の通り、BonBonStoreの傘とも相性バツグンなのです。
旅へ街へと、お供にぜひ。
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毎年この時期になるとご紹介する「Permanent TOWAVASE」のスモッグドレス。
「Permanent TOWAVASE」とは、デザイナーの山口さんが物作りにむきあうなかで、
普遍的に作り続けていくTOWAVASEの原点とも言えるシリーズです。
秋冬はシルクのキルティングローブとボレロ、春夏はスモッグドレスとブラウスを
ずっと発表し続けています。
このスモッグドレスは19世紀末フランスの農夫のワークウェアから
インスパイアされたそうです。
私が思うに、山口さんはアンティークと同じものを作りたいわけでは無く、
その当時の歴史や普通の人々の生活風景、習慣などをしっかりと勉強して、
そこに独自の物語を想い巡らせながら、現代の視点でデザインしているのです。
だから1800年代後半〜1920年代の雰囲気があるのに、いつも新しい。
このスモッグドレスも、ギャザーがたっぷりと入った身頃、ドロップショルダーのライン、
ボリューミィな袖からなる独特のシルエットは19世紀末を感じさせながらも、
TOWAVASEならではの世界観で表現しています。
前身頃に施されているオリジナルの植物文様は、
ヨーロッパのオートクチュールを数多く請けおうインドの刺繍工房で、
キラキラ光るビジューのようなパーツをリネンの共布でくるみ、
カットワークなどのすべての工程を熟練の職人さんが手作業で刺繍している、
大変手のこんだものです。
ビジューパーツをくるんだ部分は光の加減で薄っすらと仄かに輝くことがあり、
それがまるで自分だけの秘密のように密やかな楽しみとなります。
私もこのスモッグドレスを着て、初めてそのことに気がついたときは、
なんだか思いがけず小さなギフトを貰ったような、嬉しい気持ちになりました。
「Permanent TOWAVASE」のほかに、
先日ご紹介した「Yomigaeri」も山口さんがずっと作り続けているシリーズ。
こちらは山口さんが長年集めてきたアンティークのレースをふんだんに贅沢に用いて、
秋冬はカシミアに、春夏はリネンやコットンにと、山口さん自らレースを縫い付けています。
「Yomigaeri」は「Permanent TOWAVASE」とは対照的に、
デザインするアイテムを変えながらも、シリーズとして雰囲気の統一感はあり、
だけど同じものは1枚も無い、という素晴らしい仕上がりなのです。
私のオンラインショップは個人で細々と運営しているので、
たくさんのアイテムをご紹介することはできませんが、
そのぶんブランドのプレスとして自分が実際に着て、
本当にいいなぁと実感したものをご覧頂いています。
毎シーズン素晴らしすぎるコレクションのなかから身悶えしながら厳選して、
自分の手持ちとのコーディネートも勝手に考えて、笑、
うっとりしているアイテムをほんの少しだけ。
皆さまのクローゼットにも選び抜いた1枚を、ぜひ。
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前回ご紹介して大好評だった服飾ディレクター岡本敬子さんの
「KO」の「Tassel Flat Bag」の新色が届きました。
新色は上から日焼けした肌に似合いそうなベージュのBiscuit、
華やかで大人っぽいHot Pink、
明るい陽射しに映えるMimosa、
新緑を思わせる鮮やかなLimeの4色。
いずれも夏が大好きな敬子さんらしい明るいカラーです。
過去のブログにも書きましたが「Tassel Flat Bag」は
柔らかで手の馴染みが良いキップという牛革で作られていて、
持ち手のストラップ部分と本体部分のバッグ、
バッグの脇につけたタッセルと、
3つのアイテムを合わせてひとつのバッグとなっています。
バッグ本体へのキーチェーンとタッセルの取り付け方も過去のブログに書きました。
そちらもあわせてご覧ください。
それにしても敬子さんの「Tassel Flat Bag」のコーディネート、素敵すぎる!!!
ブラウン系にあわせたライムグリーンとサラッと巻いたスカーフのラベンダー、
大ぶりなイヤリングの色と質感が絶妙なバランスでマッチしている。
この大人の遊び心あるスタイリングは真似しようったってできません。
いつだって憧れです。
そして「Key Chain」としても使えるストラップも新色をアップ致しました。
こちらもぜひご覧ください。
今回私は自分用にBiscuitの「Tassel Flat Bag」を選びました。
ナチュラルな雰囲気のベージュですがレザー自体に艶感があるので、
ベージュの発色が良くて洗練された大人っぽさがあります。
クラッチとして使うときは、ハンカチとリップクリームに携帯を入れて、
コインパース(通称キョロちゃん)をぶら下げてサクッと近所に出かけます。
この写真だとちょっとわかりずらいのですが、
「Tassel Flat Bag」を内ポケットが無いカゴの持ち手につけて使うことも。
私は荷物が多くていつのまにかカゴの中がグチャグチャになってしまいます。
出かけるときはきれいなのに、途中で携帯が無いだの、
眼鏡が無いだのと探しているうちに、あー、もう何で?というぐらいグチャグチャに・・・・
そのカゴ内カオスで一番見つから無いのが鍵で、いつも玄関前でモタモタしちゃいます。
「Tassel Flat Bag」と一緒に「Key Chain」も付ければ、さすがにだいぶカオス解消。
小さいけれど優れものなのです。
さて10日間のゴールデンウィークが終わって1週間ほどが経ちました。
(早くも夏休みが待ち遠しい・・・・)
私はゴールデンウィーク前半は仕事、後半に楽しい予定をギュッと入れました。
そのひとつが神奈川県真鶴市にあるScrumpciousさんのアトリエに伺ったこと。
たくさんの緑に囲まれて、美しいものに触れて、大好きな人たちの笑顔に会えて、
いつ行っても真鶴には穏やかな気の流れのようなものを感じて癒されます。
日頃のバタバタをちょっと忘れるってやっぱり大切ですね。
余談ですがこのときはまだ「Tassel Flat Bag」が手元になく、
またしても携帯が無い、切符が無いとワタワタしっぱなし。
次回はきっと大丈夫なはず!
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平成がまもなく終わるという厳かな日に、もう本当に本当にギリギリに、
TOWAVASEの新作をようやくご紹介できるところにたどり着きました。
ホワイト、エクリュ、グレー、ブラックとモノトーンが多いTOWAVASEですが、
今シーズンはフランスのアンティークの子供用クローゼットをイメージして、
当時の子供服を思わせるミルキィなスモーキーカラーが多く見られました。
このようなアンティークマーケットで見かけるような、
少しくすんだスモーキーなカラーレンジは、無条件で私が大好きなものでもあります。
”Bon voyage”と名付けられたシリーズからは、
旅のお供にもお勧めなサロペットをご紹介しています。
胸元のスカラップカットに、
キラキラ光るビジューのようなパーツをリネンの共布でくるんで、
手作業でひとつひとつ縫い付けた刺繍は、
ヨーロッパのオートクチュールを数多く請けおう
インドの刺繍工房の職人さんによるもの。
ホテルやビーチ、フライトなどのときにリラックスできるよう、
ゆったりとしたシルエットにデザインされています。
背中でクロスさせた肩紐のリボンで着丈を調整することができます。
そしてこの美しいスモーキーなブルーグレー。
私は同じサロペットのホワイトを愛用しているのですが、
このブルーグレーも本当にいい色!
落ち着いたトーンなのでコーディネートしやすく、
アンダーウェアの透けをそれほど気にしなくていいこともお勧め。
アンティークの子供服をイメージしたキャミソールのディティールは、
甘く、かわいらしく、そしてそのなかにはシックな大人っぽさがしっかりとあります。
それはTOWAVASEらしい世界観そのものです。
もうひとつTOWAVASEの定番的なアイテムに、
デザイナーの山口さんによる手描きの柄を、
パッチワーク風にプリントするシリーズがあります。
今回は山口さんがこよなく愛するインド、日本、フランス3国共通の、
伝統的な更紗模様をイメージして描きました。
このパンツの色はスモーキーなキャメルで、
この独特なニュアンスカラーがどこか懐かしいフランス風に感じます。
それが更紗模様とミックスされると無国籍な雰囲気になり、
それもまたTOWAVASEらしさだなぁと思います。
そして私が大好きな”Yomigaeri”というシリーズ。
これはデザイナーの山口さんが長年かけてコツコツと集めた、
フランス各地のアンティークレースや古いボタン、パーツなどを、
現代の視点で新たに「甦らせる」というコンセプト。
山口さんが愛着を持って手作業で仕上げるアイテムに同じものは無く、
ディティールの表情ひとつひとつが異なる特別な1枚です。
今回ご紹介するキャミソールは数種類のレースを組み合わせ、
ブルーの糸で縫いとめたもの。
ボディにはそれぞれ、フランスのアンティークのホームスパンのリネン、
同じくアンティークの刺繍が施されたコットンの生地を使ってできています。
ロマンチックな要素がたくさんですが、過剰な甘さはなく、
山口さんの審美眼で柔らかなエッジをを効かせた仕上がりになっています。
私たちが知らない古い時代のアンティークが、
新たな形になり、新しい時代に受け継がれていくこと。
平成最後の今日という日に、
”Yomigaeri”をご紹介できたことが嬉しいです。
(本当にギリギリスレスレでしたが・・・!)
新しい令和はどんな時代になるのでしょうね?
私個人は変わらずマイペースにコツコツと、ですが、
どうぞ愛がたくさんの穏やかで平和な時代となりますように!
令和もよろしくお願いします!
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スタイリスト小暮美奈子さんがオリジナルブランドの-M-ミディアムを始めたきっかけは、
「誰のためでもない自分のための服」を作りたかったからだそうです。
スタイリストというお仕事柄、たくさんの上質な服を手にして、
コーディネートをして、美しい誌面を作り続けている小暮さんだからこそのコンセプト。
初めて-M-ミディアムのお話を伺ったときに、なんて小暮さんらしいんだろうと、
ワクワクしたことをよく覚えています。
「まず最初に作りたかったのは、とろけるような着心地のシルクのスリップとローブ、そしてパンツ」
と、言っていた小暮さん。
去年の6月の初めてのプレスプレヴューでは、
私はもとより、プレスの皆さんをピンクの魔法にかけちゃったのでした。
(大袈裟じゃなく、本当に!)
ふんわり優しいピンクとキュッと鮮やかなローズピンク。
ピンクは似合わない、と思っていた私ですが、この夢のような世界に抗えず、
ローズピンクのパンツをオーダーしました。
(実はつい先日ピンクのパンツも買いました。どんどんピンクの深みにはまる私。笑)
そしてとろりと柔らかく、サラサラなシルクの肌触りに改めてうっとり。
-M-ミディアムに使われている素材は京都のシルクで、"デシン"という織りかたをしています。
デシンは薄っすらとシボができる縮緬(ちりめん)仕上がりなので、
シルク独特の温かなとろみがありながらも、その繊細な凹凸が肌にサラリと心地よいのです。
-M-ミディアムにはそのピンクの世界観を引き締める、
凜としたアイスグレーとネイビーも展開しています。
この画像は小暮さんからお借りしたものです。
黒のオーバーオールのうえにサラリとアイスグレーのローブを羽織る小暮さん。
足元は黒のレザーのトングです。
白のシンプルなTシャツにサスペンダーを付けたチノパンツ、
スニーカーにネイビーのローブをあわせた小暮さん。
大人のカジュアルな品の良さをいつもさりげなく見せてくださいます。
シルクのローブは気温差の激しい季節の変わり目にとても重宝するアイテム。
春先のまだ肌寒いときには薄手のコートの下にあわせて室内ではローブで過ごしたり、
薄手のアイテムに重ねて温度調整したりとコーディネートが楽しめます。
そして薄くて軽いから畳んで持ち歩けば真夏の冷房対策にもなりますよ。
先日小暮さんが
「コーディネートはちょっとしたことが一番大事で、そこで差がつくの」
と、お話しして下さいました。
「例えば-M-ミディアムのパンツだったら、
ウエストの位置を上にするか、
少し下にするかで印象が全然変わってくる。
そうしたら、パンプスをあわせてきれいめにするか、
スニーカーにしてラフに着崩すか、絵が見えてくるの」
なんですか、そのありがたいお言葉・・・・!
もう、すかさずメモ!
3月1日(金)〜3日(日)の【weekend boutique alice daisy rose】で、
ぜひ-M-ミディアムのアイテムをお試しください。
その肌触りと色の美しさ、バランス、
シンプルなデザインの奥深さを体感して頂ければと思います。
誰のためでもない自分のための服に出会えますように・・・・・・
【weekend boutique alice daisy rose】
3月1日(金)、2日(土)、3日(日)
13:00〜19:00
地下鉄副都心線「北参道駅」より徒歩2分
JR山手線「原宿駅」竹下口より徒歩10分
★一般の集合住宅のため住所は非公開とさせて頂きます。
ご興味あるかたはメールにてお問い合わせくださいませ。
折り返し住所と地図をお送り致します。
件名にweekend boutique alice daisy roseとお書き下さい。
info@alicedaisyrose.com
★ご予約は不要ですが、おおまかなお立ち寄り予定を教えて頂けると嬉しいです。
★狭小スペースですので、混雑の場合はご容赦くださいませ。
★ご購入後の返品・交換はできませんことご了承ください。
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今年もベランダのミモザが咲き始める頃に、
私の小さなプレスルームにて、
小さなブティックを週末限定でオープン致します。
今回は少しですが、去年の11月に訪れたロンドンから持ち帰った、
ヴィクトリアンやエドワーディアンのブラウスやワンピースとトートバッグに、
オンラインショップでご紹介しているアイテムをご覧頂けます。
【weekend boutique alice daisy rose】
3月1日(金)、2日(土)、3日(日)
13:00〜19:00
地下鉄副都心線「北参道駅」より徒歩2分
JR山手線「原宿駅」竹下口より徒歩10分
★一般の集合住宅のため住所は非公開とさせて頂きます。
ご興味あるかたはメールにてお問い合わせくださいませ。
折り返し住所と地図をお送り致します。
件名にweekend boutique alice daisy roseとお書き下さい。
info@alicedaisyrose.com
★ご予約は不要ですが、おおまかなお立ち寄り予定を教えて頂けると嬉しいです。
★狭小スペースですので、混雑の場合はご容赦くださいませ。
★ご購入後の返品・交換はできませんことご了承ください。
今回はスペシャルゲストにスタイリスト小暮美奈子さんのオリジナルブランド
-M-ミディアムのとろけるような着心地のシルクのスリップ、ローブとパンツをご覧頂けます。
写真はエドワーディアンのネイビーのレースブラウスに、
-M-ミディアムのローズピンクのパンツ。
私もその上質でトロトロな肌触りと美しいローズピンクの虜で、
こちらのパンツをとても愛用しております。
それまで私はピンクを着ることが殆どなかったのですが、
案外すんなりと手持ちのアイテムとの相性もよくて、
コーディネートの差し色として大活躍。
やっぱりピンクを着ると気持ちもあがりますしね。
-M-ミディアムにはほかに淡いピンク、ネイビー、グレーがあって、
どれも大人っぽく、上品な色です。
小暮さんが運営されているオンラインストアdaysでもオーダーできますので、
そちらもぜひご覧ください。
そして真鶴のScrumpciousさんが今回もご参加してくださいます。
大人気のスタンダードチュニックやボリュームスリーブのハオリとトップスにくわえて、
新たにチェックのドレスもこちらに届けてくださるそうです。
今回は受注はとらずに、お持ち帰りのみとなります。
細やかで繊細な行程はデザイナーさんとお針子さんの手作業となりますので、
少量でのご紹介をご了承くださいませ。
ご存知の方も多いと思いますが、Scrumpciousさんは、
月に1度真鶴のショップスペースSOJI BOKENでオープンデイを催されています。
次回は2月15日(金)〜17日(日)!
状況が許せば私も駆けつけたいです〜!
あのふんわりとした穏やかな癒しには到底及びませんが、
weekend boutiqueで少しでも真鶴の温かさを感じて頂ければ嬉しいです。
また、前回もご参加頂いたスタイリスト鍵山奈美さんは、
3月末に行うご自身のポップアップイベントに先駆けて、
Yarmo、Tabrikとのコラボアイテムの受注販売と、
フランスやイギリスのアンティークや雑貨を。
福岡からはla cleさんのイギリス菓子が届きます。
すごく楽しみ!
こちらのお二人のことも、また後日ブログやインスタでご紹介できればと思います。
さて、私が今回持ち帰ったもので、
数が複数(と言っても少ないのですが・・・!)あるものは、
weekend boutiqueとonline shopの両方でご紹介できればと思っております。
こちらはマーケットで見つけたスェーデン製のデッドストックのワークコート。
お店のマダムによると60年代〜70年代のものだそうです。
パリッとしたコットンでブルーにネイビーのストライプ、共布のベルト付きです。
ロンドンの生地屋さんThe Cloth Shopのトートバッグ。
もともとは大量に買った生地を入れるためのショッピングバッグだったようで、
サイズもかなり大きく、荷物も相当たっぷり入ります。
今回の旅のお気に入り。
Chelsea Physic Gardenのトートバッグ。
歴史ある薬草園のクラシックなイラストがすごくいい雰囲気です。
毎回ご好評頂いているV&Aのトートバッグも、
weekend boutiqueとonline shopのそれぞれでご覧頂ければと思います。
問題は私がいつアップできるかということなのですが・・・
とにかく前のめりに頑張ります!!
今日の東京は午前中に雪がサーーーッと降りました。
凍える3連休の始まりとなりましたね。
しっかり暖かくされてください。
3月1日〜3日のweekend boutiqueは、
どうぞ小春日和になりますようにと願いつつ・・・!
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松の内も成人式も終わり、すっかり遅くなりましたが、
皆さま、明けましておめでとうございます。
2019年もどうぞよろしくお願い致します。
今年最初にご紹介するのは晴れやかな新春にふさわしく、
服飾ディレクター岡本敬子さんのブランドKOの新作です。
敬子さんがクラッチのように持たれている
こちらのTassel Flat Bag/タッセルフラットバッグは、
商品画面の説明にも書いたのですが、
持ち手のストラップ部分と本体部分のバッグ、
バッグの脇につけたタッセルと、
3つのアイテムを合わせてひとつのバッグとなっています。
柔らかで手の馴染みが良いキップという牛革で作られた
ストラップは取り外してキーチェーンに、
タッセルは存在感のあるキーリングに、
内側も同じく牛革でカードを収納できる内ポケット付きのバッグも、
それだけでシンプルなパースとしてお使い頂けます。
本来でしたらそれぞれ単品としてお求め頂けるのですが、
3つのアイテムを組み合わせるほうが断然KOらしいと思い、
alice daisy roseではあえてセットにしてご紹介しています。
それぞれのアイテムは鹿児島のレザーブランドRHYTHMOSさんのアトリエで、
ひとつひとつ丁寧に作られています。
ストラップ(キーチェーン)とタッセル(キーリング)の取り付け方をご紹介しますね。
まずバッグ本体のサイドにあるホールにタッセルをググッと差し込みます。
次にタッセルの上部分にストラップを通します。
金具部分をストラップのホールに通します。
ホールに通したらキュッと結んで金具をバッグのファスナーの引き手パーツに取り付けます。
これはファスナーが開いた状態です。
ファスナーを閉じると上の画像で敬子さんが持っているクラッチバッグになります。
そのほか、例えばお手持ちのカゴやトートバッグに取り付けて、
ウォレットポーチやバッグ イン バッグのように使うのも素敵だと思います。
(注:写真を撮るためにカゴの外側にTassel Flat Bagを取り付けましたが、
内側にして使うほうがきっと安全ですね!)
もうひとつ別売りでストラップ部分をKey Chainとしてご紹介しています。
単品でキーチェーンとしても使えますし、
例えばTassel Flat Bagと違う色にしてストラップ部分を付け替えれば、
バイカラーとなってまた新鮮な雰囲気になります。
ストラップをキーチェーンに、タッセルをキーリングに、バッグ本体はパースにと、
バラバラに使ってもいいし、組み合わせてクラッチバッグにもなるし、
違う色のストラップを取り付けてバイカラーにもと、
敬子さんならではの遊び心を感じられる「KO」の新作。
どれも少量の入荷となりますので、ぜひお早めにご覧ください。
去年11月に発売された敬子さんの新著「好きな服を自由に着る」を
もう読まれた方もたくさんいらっしゃるかと。
この本には敬子さんのおしゃれ心がギュッと詰まっていて、
私もまずは一気に読んで、そのあとに、このときも素敵だった、
これもかわいかった、と繰り返し読んでいます。
敬子さんのミックステイストのスタイリングは会うたびにいつも見惚れてしまいます。
その色使いや、柄と柄をあわせる感覚、シルエットのバランス、
大胆なアクセサリーに、バッグも靴も、なんて自由なんだろう。
「旅」がキーワードのスタイリングもワクワクします。
そしてとっても嬉しいことに、私がプレスを担当しているブランドも
たくさん愛用してくれてるのです。
それがもう、ものすごく素敵なのでぜひご覧下さい!
今年は「好きな服を自由に着る」のトークショーなど、
楽しいイベントをいろいろ計画されているそうです。
そちらも待ち遠しいですね。
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実は先日ひっそりとアップしていたアイテムがあります。
まずひとつめがTabrikのローブです。
柔らかい手触りのシルクレーヨンのベロア素材で作られています。
肩のラインがスッと綺麗に見えるシンプルなシルエットで、
艶やかでこっくりとした深いグリーンは、
インに着るお洋服の色で冬の装いにも、早春の装いにもなります。
写真ではTabrikの淡い藍染のワンピースを合わせているのですが、
淡いブルーにグリーンがフレッシュで春を待つ気分にぴったり。
寒い日はこの上からゆったりとしたコートやマントを羽織るのも素敵です。
ボタンレスでウエストのロープと先端のパーツは、
フランスのアンティークを使っています。
パーツのベースには茶色のコットンの糸が巻かれていて、
更にその上から黒のシルク糸が巻かれているようです。
それが所々擦れてベースの茶色が見え隠れしていて、
アンティーク独特の美しい深みを感じます。
それをデザイナーの手島さん自ら加工して、
バランスを見ながらロープを通して、
ひとつひとつを手作業で作っています。
その背景を知ると、シンプルなデザインだからこそ、
大切なポイントになる小さなパーツに込められた。
デザイナーの気持ちが伝わります。
袖丈は少しだけ長めに設定してあって、
折り返すと袖裏にゴールドでオリジナルプリントがチラッと見えます。
あくまでも控えめに、でもさりげないニュアンスを感じさせます。
年末年始のお食事会などの華やかなお席にも、
クルーネックのセーターにデニムとのコーディネートにも、
さらりと羽織って頂ければと思います。
次は一度見たら絶対に忘れないインパクトの小さな黒猫のパースクラッチ。
なめらかなレザーでできたスコットランド製の
しっかりとした作りなのに、この大胆でユニークな猫の顔!
しかも耳がピョンと飛び出しちゃってるんです!
こんな子と目が合っちゃったら、もう連れて帰るしかないですよね。
マチがないフラットな作りなので、たくさん物が入るわけではないのですが、
ちょっと大きいけど名刺入れがお勧めです。
これならバッグのなかで行方不明になる心配はないですもん。
それにもし、お相手がこの名刺入れ使ってたら、
「この人センスいい!信用できる!」って思っちゃうかもしれない。
(あくまで私の場合ですが・・・。笑。)
そんなゆるい妄想をしてしまいたくなる黒猫くんなのです。
愛猫家の方、ぜひ。
さて、この黒猫くんを見つけたのはロンドン西部の高級住宅街Holland Park。
そこに洒落たレストランやブティックが並ぶこじんまりとした一角があって、
そこで地元のおしゃれマダム達に愛されているセレクトショップに黒猫くんはいたのです。
このショップのお洋服のは割とコンサバなのですが、
小物に遊び心があって、ディスプレイのセンスもすごくキュートでした。
大人になってもコンサバにならないゆるい感覚、自分もそうありたいと思いました。
最後は「世界で最も美しい書店」に選ばれたと名高い
インディペンデント系の書店Daunt Booksのトートバッグのグリーンとグレーです。
厚手のキャンパス地でたくさん本を詰め込んでも大丈夫そうなしっかりした作り。
荷物が重いときでも持ちやすいように、持ち手のセンター部分が縫いこまれて、
マチ部分の内側には携帯が入れられるポケットが付いています。
バッグの両面に描かれたイラストは、
歴史ある建物の店舗を正面から描いたもの。
とても有名な本屋さんなのでご存知の方も多いと思います。
Daunt Booksの歴史は意外と新しく、1990年に設立したそうです。
いまではロンドン市内に6店舗を構えますが、
そのなかのMarylebone High Streetにある店舗が本店です。
ここはもともと1910年にやはり書店のために建てられたエドワード朝の建物。
高い天井全体がガラス天井になっていて、柔らかい日差しが差し込み、
壁には美しいステンドグラスの窓がはめ込まれています。
図書館のように静かで穏やかな空気が流れる店内には、
主に旅行関連の本が国別に並べられていて、
例えばフランスだったらガイドブックや地図はもちろんのこと、
ワイン、料理、インテリア、フランス人作家の小説や、紀行エッセイなど、
旅行が楽しくなるような洒落たセレクトで、
次から次へと本を手にしてしまいます。
今回このトートバッグを持つロンドナー達を街で多く見かけました。
最も美しい書店は、最も愛されている書店でもあるようですね。
写真は暮れてゆくCovent Gardenの広場。
この日はとっても寒かったことを覚えています。
どんなに寒くても旅はやっぱりいいですね。
来年も良い旅ができるといいなぁ。
平成最後の12月も間もなく終わり、数え日となりました。
2018年も皆さまにたくさん支えて頂きました。
感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
2019年もalice daisy roseらしくを気持ちの真ん中にして
過ごしていければと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ!
【年末年始のお知らせ】
年内のお品物の発送は12月29日(土)までとさせて頂きます。
新年は1月7日(月)より始業致します。
その間のお問い合わせメールへはお時間頂くこともありますが、
お返事致しますので、どうぞよろしくお願い致します。
★送料に関してのお願い★
2017年10月にヤマト運輸の送料値上げがございましたが、
思うところありまして、
弊オンラインショップでは送料をそのまま据え置きにしてまいりました。
この度大変心苦しいお願いではありますが、
2019年1月ご注文分より送料を現行よりお値上げさせて頂きます。
改定後はお荷物の大きさに関わらず、
一番小さな60サイズの送料で設定致します。
また、お買い上げ総合計が20,000円以上の場合は、
従来通り送料無料とさせて頂きます。
皆さまのご理解をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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私がロンドンに滞在していた11月中旬は、
ちょうど街にクリスマスイルミネーションが灯り始めた頃でした。
目抜通りのRegents Streetはキラキラ輝く天使が飾られていました。
ホテルまでの帰り道、この圧巻のイルミネーションを何度も見上げて、
この時期のロンドンに来れたことを嬉しく思いました。
もうひとつの目抜通りのOxford Streetもなかなか良くて、
道いっぱいに吊るされたシルバーとパープルのライトがふわ〜んと輝く、
とても幻想的なものでした。
ギラギラとした派手さはないけれど、どこまでも続くふんわりした輝きと、
車のヘッドライトが混ざり合ってきれいだったなぁ。
洒落たレストランやカフェ、ブティックが並ぶMarylebone High Street。
ここは後半泊まったホテルのすぐ裏で、とてもアクセスの良いエリアでした。
めぼしい場所にはだいたい徒歩で行けるので、気がつくと1日20,000歩以上歩くことも。
そのおかげでイルミネーションもたくさん見れました。
細い道も頑張っています。
ここはカジュアルなレストランがずらっと並ぶJames Street。
丸いライトの上には王冠をかぶった女の子が。
高級セレクトショップが並ぶSouth Molton Streetは他では見かけなかった設置型。
深夜は人もまばらだったけど、週末の夕方は写真を撮る人達でひしめき合っていました。
なかでも私が好きだったイルミネーションはここ。
60年代のモッズ発祥の地と言われたCarnaby Street。
ここはSOHOというエリアの一部になるのですが、
SOHOとサンタクロースの笑い声HO HO HOをひっかけていて、
SOHOHOキャンペーン(?)をしていました。
SOHOは細い道が入り組んでいるので、
イルミネーションはエリア全体のあちこちにありました。
なかなかグラフィカルでインパクトがあってかわいかったです。
あれからちょうど1ヶ月。
ロンドン在住の友人のインスタグラムはどれもクリスマスを楽しむポストがいっぱい。
街はもっとキラキラになっていて、ものすごくきれい。
チャンスがあればクリスマスから新年をロンドンで過ごしてみたいです。
寒いけど、冬のロンドンも好きだなぁ。
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以前アップしてあっという間に完売してしまった、
ヴィクトリア&アルバート博物館のインドプリントのトートバッグ。
今回のロンドン出張で運良く出会うことができました。
このトートバッグは2015年〜2016年にかけて、
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催された
「The Fabric of India」展のために作られたものです。
素朴なハンドプリントとちょっとラフな作りがとてもいい雰囲気です。
1枚1枚全てプリントの組み合わせが違うというのも、
ググッと心を鷲掴みにされます。
今回も少量のご紹介となりますので、
パッと見てかわいい!と思ったらぜひお早めに・・・!!
ギリギリのお届けとはなりますが、
クリスマスプレゼントにも喜ばれると思います。
去年の8月に行ったときもですが、
今回もまた、金曜日の夜にロンドンにいるのなら、
ヴィクトリア&アルバート博物館(以下V&A)に行くのが正解だと思いました。
金曜日は22時まで開館しているので、
19世紀の画家でもありデザイナーのジェイムズ・ギャンブルによる
美しい「ギャンブル・ルーム」でゆっくりと過ごすことができます。
ご一緒したBonBonStoreのデザイナー井部祐子さんと私は、
幸運にも2回金曜日のV&Aに行くことができました。
食事はビュッフェスタイルになっていて、
メインのお魚と付け合せのお野菜にスパークリングワインをつけて、
これでだいたい3,000円ぐらい。
まぁまぁのお値段ですが、
日本みたいに1,000円以下で手軽で美味しい定食がほぼ皆無のロンドン。
美味しいと評判のちょっと感じいいレストランでのディナーは、
だいたい5,000円〜8,000円なので、それに比べると・・・という感じです。
もちろんここはお茶やお水だけ、あるいはたぶん何もオーダーしなくても、
好きなだけゆっくりできるところもすっごく良いです。
「ギャンブル・ルーム」の隣には、
ブルーのタイルを基調にしたラファエル前派の画家エドワード・ポインターによる
「ポインター・ルーム」があります。
煌びやかな「ギャンブル・ルーム」と好対照に落ち着いた雰囲気です。
ひとつ残念だったのは、
大好きなウィリアム・モリスが手掛けた「モリス・ルーム」が
アフタヌーン・ティー専用のお部屋になっていて夜の時間帯は閉まっていたこと。
この写真は前回行ったときのものです。
次回はV&Aのアフタヌーン・ティーをぜひ試してみたいなぁ。
さて、金曜日の夜のV&Aの良いところはけっこう人が少ないこともあります。
どこでもそうだと思うのですが、ロンドンも金曜日の夜の街はすごく賑わっています。
通りもデパートもパブもレストランも人でいっぱい。
そのせいかどうかはわからないけど館内はガランとしています。
静かな空間で観るピエタはとても厳かな気持ちにしてくれます。
なんて美しいんだろう。
旅の合間にじっくりと作品鑑賞ができるのがありがたい。
写真も人の迷惑にならず、フラッシュをたかなければ大抵撮影できます。
(日本のiphoneのシャッター音の大きさはどうにかして欲しいですけど)
ただ早めに閉まってしまう展示室もあるので、
食事もして全部をちゃんと観たければ18時ぐらいからがお勧めです。
私が大好きな1500年〜1700年のイギリス王室の家具や調度品が展示されている部屋も
21時には施錠されていました。
がっかり・・・・。
人がまばらな館内でもこの特別展示のフリーダ・カーロ展は大勢の人がいました。
現地の友人からもお勧めされた話題のフリーダ・カーロ展は、
会期も延長になったほどの大人気で、追加のチケットもあっという間にソールドアウト。
当日券が若干配布されるとのことでしたが、タイミング合わず残念。
フリーダ・カーロの作品やドラマチックな人生はばっくりとしか知らないのですが、
彼女が身につけていたドレスやアクセサリーにはとても興味があります。
どうか日本にも巡回しますように。
もうひとつ金曜日のV&Aの良いところは、
入り口のところにDJブースとドリンクサービスができること。
老いも若きもドリンク片手に音楽を聴きながら、
ただただお喋りする人たちもいれば、
ルネッサンス期の彫刻を眺めている人たちもいる。
気楽に気ままに過ごせるV&Aは、やっぱり大好きな博物館なのです。
【年末年始のお知らせ】
年内のお品物の発送は12月29日(土)までとさせて頂きます。
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9月に雑誌エクラでご紹介して頂いた墨染のローブ、ようやくアップ致しました。
素材はリネンでできたガーゼを生地の段階でワッシャー加工して凹凸をつけたもの。
それを墨で製品染めしました。
製品染めをすることで「風景が変わる」とデザイナーの手島さんは話してくれました。
古来のやり方で染めているので、1枚1枚少しずつ色合いや表情が異なり、
天然染料らしいくすんだ、でも透明感あるいい色になります。
シンプルなシルクのワンピースをあわせて、このリネンガーゼのローブをふわりと羽織る。
そのうえからカシミアのコート・・・・
室内は暖かいけど外は寒くなるこれからの季節に、
大人ならではのシーズンレスな素材の組み合わせをお楽しみ頂ければ嬉しいです。
例えばリネンガーゼのローブに、カシミアのパンツをあわせるのも素敵だと思います。
このパンツはワッフル編みなのでしっかりしているのに、ふわっと軽く柔らかい。
足を通すと、そのあまりの心地よさに本当に幸せな気持ちになれます。
私は年齢的に体温調整の難しさを感じることがあるのですが、
上半身は薄着でも、下半身はしっかりと温かい、そして見た目もかわいいという、
安心のコーディネートができるこのパンツを色違いで揃えるほど、去年の冬から愛用中です。
この安心感、体感して頂ければと思います。
話は前後しますが、
ウエスト部分の長い紐が印象的なTabrikの定番デザインのスカートも、
そしてこのスカート、「どうやって着ればいいですか?」とよくご質問があります。
私自身もウエストに長い紐をグルグルと巻きつけて着ているのですが、
ときどき紐がずれちゃったりして。
でもデザイナーの手島さんはいつもすごく素敵に着こなされているので、
そのコツを教えて頂きました。
1: まずスカートに体を通して頂いて、スカートの前部分の紐を後ろで結びます。
2: 前が固定されたら、後ろのスカート部分を持ち上げて、
3: 後ろ部分の紐をグルグルとウエストに巻きつけてお好みのポジションで結んで固定します。
4: これは上の3の写真を後ろから見たものです。
前の紐をウエストにグルグル巻くときに、
最初に結んで垂らしてある紐を避けながら結ぶのがポイントです。
前を固定したら後ろはこのままの状態でも大丈夫です。
5: でも、4の後ろで結んだ紐をいったんほどいて、
(このとき全部ほどくのではなく、リボン部分だけをほどきます)
その紐をさらにウエストにグルグルと巻いて前に持ってきて、
3で決めたポジションのところでキュっと結ぶと、
リボンがダブルで見えてすごくかわいいのです。
6: バリエーションとして、結び目を両サイドにもってくるのも、
どこか見知らぬ国の民族衣装みたいでとてもかわいいです。
そしてこのスカート、ワンピースのようにも着れるんですよ!!
これすごく簡単です。
スカートの前部分を90度回転させてみて下さい。
そうすると、スカートサイド部分が自然と前になります。
そしたら前後それぞれのウエスト部分の紐を首の後ろで結びます。
後ろに残ったほうの紐を前にくるっと持ってきてウエストで結びます。
これで完成!
さらにバリエーションとして、笑。
こちらはもっと簡単です。
まずスカートを履くようにして頂いて、
それをそのままバストの高さまで持っていきます。
そしてスカートの前後の紐を、肩のところで結べば完成です。
この2パターンの着方に、
薄手のチャコールグレーや黒のクルーネックニットをあわせてみて下さい。
とてもシックで大人っぽいです。
もう、何なの、Tabrik!!素敵過ぎる!!
と逆ギレ(?)気味になっちゃうかもです。笑。
ぜひお試しください。
《お知らせ》
11月14日(水)〜26日(月)までロンドン出張となりまして、
オンラインショップの発送業務をお休みさせて頂きます。
出張前の発送は11月13日(火)が最後となります。
もしご購入のお品物をお急ぎでお届け希望の場合は、
ギリギリで大変申し訳ありませんが、
11月12日(月)までにご入金確認できますようお願い致します。
勝手言って本当に本当に申し訳ありません。
メールでのお問い合わせは少しお時間かかりますが、出来る限りお返事致します。
ご迷惑、ご不便をおかけして大変申し訳ありませんが、
ご了承のほどよろしくお願い致します。
今回BonBonStoreの傘とALAIN et JEANの雑貨を展示販売する、
ロンドン市内で開催されるクリスマスフェア"HYPER JAPAN"の様子が、
少しずつわかってきました。
なかなか賑やかでモリモリした感じのイベントで楽しめそうです。
その様子も後ほどインスタやブログでお話しできればと思います。
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DOIGTの新作、ショルダーバッグにもウエストバッグとしても使えるGrow bagのご紹介です。
ウールのツィードやガンクラブチェック柄、ヘリンボーン柄などのクラシックな素材に、
ビーズやスパンコールで植物柄を手刺繍したバッグは、
そのほとんどの工程をデザイナーの永野さんが手作業で仕上げています。
スポーティなものじゃなくて、かわいいウエストバッグをずっと探していた私が、
このバッグに飛びついたのは言うまでもありません。
オーダーしていたバッグ(私のはbrown x silverです)が届いて以来、
嬉しくてかなり愛用中です。
私には丈が少し長かったTOWAVASEのサロペットやワンピースも、
このウエストバッグでブラウジングして丈を調整して着ています。
ポケットがなくてもこれがあれば大丈夫。
ポケットがあるオーバーオールにだって思わずキュッと巻いちゃいます。
バッグには私のやたらと大きいiPhone 7 plus、名刺入れ、リップバーム、鍵を入れています。
いまは気に入った小銭入れがないので、
ちょっとそこまでお買い物のときは直接お札をペラッと入れてサクッとお出かけ。笑。
手ぶら感覚の快適さといったら、もう、です。
もちろん大きな荷物をカゴやトートバッグに入れて持ち歩くときも、
ウエストバッグから必要なもの、例えば玄関前で鍵をトートバッグの底からゴソゴソ探さずに、
サッと取り出せてなかなか良いです。
今回、撮影のときにサンプルが私の手元になくてアップできてないお色があったので、
画像をデザイナーさんから送って頂きました。
ひとつめはウールの黒いツィード生地に同じく黒のスパンコール、ビーズを施したもの。
ふたつめはサテンの黒い生地に黒のスパンコール、ビーズを施したもの、です。
ツィード生地はクラシックな雰囲気で、サテンはエレガントな仕上がりです。
刺繍部分の柄と大きさは他のバッグと同じになります。
もしこちらのバッグいずれかをご希望の場合は、Grow bagのどのお色でも構わないので、
商品画面からご購入手続きの際に備考欄のところに、
・ウールの黒生地に黒のビーズ、スパンコール
または
・サテンの黒生地に黒のビーズ、スパンコール
とご記入下さいませ。
お手数おかけして大変申し訳ありません。
何かご不明点ございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
《お知らせ》
11月14日(水)〜26日(月)までロンドン出張となりまして、
オンラインショップの発送業務をお休みさせて頂きます。
メールでのお問い合わせは少しお時間かかりますが、出来る限りお返事致します。
ご迷惑、ご不便をおかけして大変申し訳ありませんが、
ご了承のほどよろしくお願い致します。
今回はロンドン市内で開催されるクリスマスフェアにて、
BonBonStoreの傘とALAIN et JEANの雑貨を展示販売するために、
デザイナーの井部祐子さんと共に出張致します。
旅程の後半は買い付けもチラッとできればいいなぁ、と思いつつ・・・
その様子も後ほどインスタやブログでお話しできればと思います。
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まもなく9月も終わりとなりますが、今年は豪雨に地震、そしてまた大型台風と、
自然の猛威に言葉を失う日が続きました。
1日も早く皆さまの平穏な日常が戻られますよう、
心からお祈り致します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先日までの30度越え夏日がウソのように急に秋になりましたね。
今日は私が大好きでたまらないTOWAVASEの「Yomigaeri」シリーズの
カーディガンをご紹介致します。
「Yomigaeri」とは、デザイナーの山口さんが長年かけてコツコツと集めた
フランス各地のアンティークレースや古いボタン、パーツなどを、
現代の素材と組み合わせ「甦らせる」という、
シーズンを重ねて何年も作り続けているシリーズです。
こちらのカーディガンはカシミアのなかでもホワイトカシミアという
極上の糸100%で編まれたもの。
それにアンティークレースがふんだんに施された贅沢な1枚です。
切りっぱなしで何枚も重ねられたアンティークレースは、
赤いステッチワークで縫い付けられていています。
また、ボタンはひとつひとつ違うものが付けられています。
バックにもアンティークレースが惜しみなく使われています。
レースの組み合わせや切りっぱなしの具合、
縫い留める絶妙なバランスは全て山口さんの美意識によるものです。
だからレースを使ったとはいえ、そこに過剰な甘さはありません。
とても洗練された雰囲気を持っています。
そしてこのYomigaeriのカーディガンは、
今シーズンalice daisy roseでご紹介するTOWAVASEの唯一のアイテムです。
すでにご存知だと思いますが、
私のオンラインショップはプレス業務をやりながら、
個人で小さくひっそりと運営しています。
予算も小さく自分のお小遣い(笑)の範囲で賄っています。
だからここでご紹介するのは自分が本当に好きなものというのが大前提。
自分が着たり、使ったり、あるいは毎日プレスルームで眺めていて、
次は絶対これを買おう、私には絶対これが必要、と、
かなり偏ってはおりますが、その分、自信をもってお勧めできるアイテムを
少しずつアップしています。
これは私が去年購入して、大好き過ぎてかなり着込んだYomigaeriのカーディガンです。
袖に腕を通すとふわっと優しい温かさに体が包まれて、
ホワイトカシミアの柔らかい肌触りにうっとりします。
編み地は厚みがありますが軽くて、保温性がしっかりあるので、
この下は冬でもTシャツです。
それに10年以上着ているコーデュロイのオーバーオールがいつものパターン。
こんなヨレヨレのオーバーオールでも、
Yomigaeriを羽織るだけでとにかく幸せな気持ちになれるのです。
デザイナーが愛着を持って手作業で仕上げたアイテムは、
レースやボタンなどディティールの表情ひとつひとつが異なり、
同じものはありません。
なので、同じYomigaeriのカーディガンでも、
イメージが著しく変わるわけではないですが、
お店によってそれぞれが特別な1枚となります。
もし他のYomigaeriもご覧になりたい方いらっしゃいましたら、
ご遠慮なくお問い合わせください。
お取り扱いのお店をお伝えします。
(今シーズンはカーディガンはこちらのlight grayのみとなります。
プルオーバーはbeige、light gray、dark grayの3色です。)
微力ながらもブランドの物作りの素晴らしさをお伝えできることが、
プレスの私にとって一番嬉しいことなのです。
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8月も終わりだというのに、まだまだ続く猛暑。
ジリジリと照りつける太陽に、本当に秋が来るのかとも思いますが、
湿気が残る夕方の風がほんのり秋を感じさせてくれるようになりました。
こんな季節の変わり目には何を着ればいいのだろうと悩ましいのですが、
今回ご紹介するTabrikのギャザープルオーバーのシリーズは、
残暑厳しい晩夏から初秋、そしてウールのインナーを合わせれば冬も着れるアイテムです。
素材は160番手という極細の糸で織られた素肌に優しく柔らかいラミー。麻の一種です。
この極度な温暖化の日本において、麻は夏の素材、だなんてもはや過去の話だと私は思うのです。
麻だってウールと合わせればシルクやコットン同様、オールシーズン楽しめます。
そして今回は新しい試みとして、福岡の染工房さんで墨染や泥藍染を施して頂きました。
それぞれの商品ページにも書いているのですが、
人の手によって天然染料で製品染めをすることで、
自然なくすみ、そして透明感のあるグレーに染まります。
くすんでいるのに透明感があるって、矛盾しているようですが、
実際に手に取って頂くと、なるほどって思って頂けると思います。
次にご紹介する上の画像は、Tabrikがずっと取り組んでいる徳島の職人さんにお願いしている本藍染。
深みがありながら彩度もある、うっとりする美しい藍色です。
下は福岡の染工房さんでお願いした泥藍染。
まず泥染めし、その上に藍をかけて染めて頂きました。
泥と藍のそれぞれの色味が混ざり合い、
なんとも言えない深く濃い藍の色味になっています。
泥藍染は時間と共に藍の色味がより出てくるのも特徴です。
色の変化が一番お楽しみ頂けるのは泥藍染だと思います、とデザイナーの手島紋さん。
並べて見ると、何とも言えない自然で美しいグラデーション。
天然染料の製品染めの魅力は、たくさん着て洗うことでますますいい色になること。
それはまるで着古したアンティークのような雰囲気になります。
そしてデザイナーの手島さんが「ギャザープルオーバー」と呼ぶこのプルオーバーは、
Tabrikでずっと人気があるデザインです。
前と後ろの衿もと、袖の切り替え部分に細かく寄せたギャザーと、
ふんわりと立ち上がる衿からなだらかなラインを作るVネックは小さなフックで留められ、
その脇にはアンティークのビーズが一粒控えめに輝いています。
衿元から肩にかけては華奢に見え、
前後で丈の違うボディはふんわりと軽やかなバランスです。
このデザインと天然染料の優しい染め上がりが、
Tabrikならではの独特な雰囲気を作ってくれると思います。
また、今回は福岡の染工房さんで染めて頂いた、泥染のラミーのワンピースもご紹介しています。
こちらの泥染は、まず草木で染め、その上から鉄分を多く含んだ泥で固着させます。
そうすることでそれぞれの色が反応し、
1枚1枚が異なる表情の深みある美しい茶色に染まります。
暑いけど、早く秋物を着たい!という気分にぴったりのシックなカラーです。
そのほか、墨染のカディコットンのワンピース、本藍染のワンピースなどもアップ致しました。
染めて、洗って風合いを出し、ムラやアタリの出具合も1枚1枚表情が異なる天然染料。
同じデザインでも、見え方の幅が広がり、それぞれ違う風景のように見えます。
ぜひお袖を通して頂ければと思います。
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生粋のパリジェンヌViolette(ヴィオレット)が、
パリの裏道やバカンスの旅先で見つけてきたものを
気ままにご紹介するViolette’s Picky Selection。
久しぶりにお届けするのは、西アフリカの雑貨を扱うショップで見つけた、
ヴィオレットがこのトートバッグを見つけたのはパリ11区。
庶民的で昔ながらの下町っぽさも残しながら、
アフリカ系、ユダヤ系、イスラム系の人々が暮らすエリアです。
この写真はヴィオレットが送ってくれたもの。
「かわいいの買ったよ!」とのメッセージ付き。
そして「今度パリに来たらここに行って。絶対好きだと思う」
と、たくさんの写真とともに教えてくれたのが、
1930年代にクレムリー(乳製品のお店)だったところを改装した
ワインバー「La Buvette(ラ・ビュヴェット)」
検索してみると、数年前にオープンして以来、常に人でいっぱいの人気のビオワインのお店。
ワインのセレクトからフードまで女性オーナーが1人で切り盛りしているそうです。
こうやって送ってくれるヴィオレットのパリお散歩情報を聞くと、
彼女が届けてくれたアイテムがなお愛しく感じます。
今回のトートバッグは、素材がしっかりしていて、たっぷりサイズ。
カラフルでおおらかな雰囲気が夏の日差しによく似合います。
ぜひトートバッグの詳細ページをご覧ください。
今回はロンドンに長年住む友人がセレクトしてくれた、
ヴィクトリア&アルバート博物館オリジナルのトートバッグもアップ致しました。
このトートバッグは2015年〜2016年にかけて、
ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で開催された
「The Fabric of India」展のために作られたものです。
持ち手も、バッグの表と裏も、底面も全部違うプリント。
しかもそのプリントはハンドプリントです。
アソートで作られているので、同じものはほぼ無いと思います。
気に入って頂けるものがあれば嬉しいです。
こちらもヴィクトリア&アルバート博物館オリジナルのトートバッグ。
以前のブログにも書いたのですが、
ヴィクトリア&アルバート博物館には19世紀イギリスの思想家、詩人、
またテキスタイルやインテリアの「近代デザインの父」といわれた
ウィリアム・モリスが手掛けたモリス・ルームというそれは美しい部屋があって、
そこをカフェスペースとして解放しています。
私もこのトートバッグを長年愛用しているのですが、
この柄はずっとウィリアム・モリス作だと思っていました。
が、一番の弟子だったジョン・ヘンリー・ダールによるものでした。
歴史的にはあまり有名な人ではないけれど、
のちにモリス商会のチーフ・デザイナーとなり、
モリスの死後も、モリスの信念と美意識を受け継いでいった
とても重要な人物だったのですね。勉強不足ですみません!
まだありますよ。
こちらもヴィクトリア&アルバート博物館オリジナルのトートバッグ。
1953年、現在のエリザベス女王2世の戴冠式の年に出版された
ジョン・メトカーフのユニークなガイドブック「LONDON A to Z」の表紙を
そのままプリントしたものです。
程よいサイズ感は旅のセカンドバッグとしても便利そう。
このガイドブックがどうユニークだったかは、詳細ページをご覧頂くとして、
写真に写っているビスクドールは、私がロンドンに住んでいるときに買ったものです。
当時はアンティークのおもちゃを展示販売するフェアが楽しくて、
よく足を運んでました。
今ではスマホで検索すればどこへでも行けますが、
当時はをロンドンの地図『A to Z』を片手に住所を辿りながら目的地へ。
そのときは確かMerry Streetというところでフェアをやっていました。
Merry Streetで買ったお人形だから名前はMerryちゃん。
たぶん120歳ぐらい。
そんなどうでもいい思い出話でした。すみません。笑。
まだまだあります。
BonBonStore人気のドローイングチェック柄の折り畳み傘もアップ致しました。
傘表面にはUV撥水コーテング、
傘裏面には防水コーティングがしっかり施されているので、
晴雨兼用でお使い頂けるようしておりますが、
どちらかというと日傘をイメージして作られたそうです。
その理由は、ちょっと小ぶりな傘のサイズ感とシャフト(中棒)の長さのバランス。
デザイナー井部祐子さんのこだわりを詳細ページに書きましたので、
ぜひご覧ください。
ここ最近の猛暑に日傘は必須です。しかも急な雨にも対応できて頼もしい。
こんな傘をバッグやかごに入れておくと安心ですね。
(でもあまりに激しい豪雨のときはすぐに雨宿りして下さいね)
それにしても、いつもブログが長くてごめんなさい!
私ももっと短く簡潔に・・・それか数回にわけて書く・・・
とは思っているのですが、どうにも・・・。
これからもこのたまにアップされるダラダラと長いブログにお付き合いくださいませ・・・!
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1年ってあっという間です。
南フランス〜バスクの旅に出て間もなく1年が経とうとしているのですから。
それなのにまだご紹介できてないアイテムがチラホラあるとは・・・!
なんというダメっぷり。猛省に次ぐ猛省です。
振り返ってみると旅の反省も色々ありました。
まずは、旅のコーディネートにワンピースを持って行かなかったこと。
荷物はなるべく少なく!と誓って、日々のコーディネートを考えるも、
何故ワンピースという存在を忘れていたんだろう??
そしてそんな風に考えていたのに、何故荷物の量はやっぱり多かったんだろう・・・
(一緒に旅した友人はワンピースをとてもかわいく着こなしていました。
そして彼女の荷物は私より断然少なかった・・・)
旅先ではワンピース姿が素敵なマダムを何人も見ました。
何が素敵って、全然気取ってないんです。
写真は以前のブログでもご紹介したこの旅のNo.1おしゃれマダム。
こういう何でもない感じがとても好き。
ああ、私もこうなりたい。
あのマダムのイメージが旅先での物探しのベースとなりました。
写真は今回アップした1840年〜1860年代のネグリジェを染めたもの。
(染めた年代まではわからないのですが)
リネン素材のゆったりとしたシルエットで、暑い夏でも楽に着れそうです。
落ち着いたブルーも涼しげです。
同じく1840年〜1860年代のネグリジェを染めたもの。
画像だとちょっと濃く見えますが、実物はもう少し薄いフレンチグレーです。
こちらは衿から肩、身頃にかけてのラインが華奢に見える、
Aラインのシルエットです。
どちらもネグリジェの語源にある「気取りのない」アイテム。
もともとは夜の部屋着ですが、もちろんワンピースとしても着てくださいね。
これは1900年代のブラウスを濃いめのグレーに染めたもの。
ワンピースではありませんが、これもあの憧れのマダムのイメージ。
白いクタッとしたワークパンツとビーチサンダルを合わせてみたい。
そしてこの雰囲気にはやっぱりかごが似合うのです。
今回アップしたかごはどちらもリル・シュル・ラ・ソルグという町の
蚤の市で見つけた1920年代のアンティーク。
人の暮らしの傍で大事に使われ、飴色に変色した雰囲気が魅力的です。
そのままでも十分かわいいのですが、
カルパントラという町の蚤の市で見つけた、
たくさんのレース、リボン、リネン類もとてもかわいくて。
ふたつの蚤の市の思い出をひとつにできないかなぁと、
その中からいくつか選んでかごのカバーを作りました。
こちらはPanier antique A。
もちろん手先が不器用な私が作ったのではなく、
オンラインショップの商品画像のスタイリングと撮影をしてくれている、
天使のように優しくて手先が器用な友人のスタイリスト山下りかさん作って下さいました。
りかさんはalice daisy roseの世界観をいつも素敵に表現してくださいます。
今回も私の「なんか南仏っぽい感じ」というバックリし過ぎのお願いを
こんなにかわいく・・・・!
こちらはPanier antique Bです。
この私のバックリザックリ感も大いに反省するべき、ですね。
りかさん、本当にありがとうございました!
さて、旅の反省ということで話を最初に戻します。
やっぱり1番の反省点は荷物の多さ。
もう9年ほど前になるのですが、雑誌「ku:nel」さんで、
パリ出張7泊9日の荷物を全部見せるという取材をして頂きました。
(今でもこの特集のことを覚えて下さってお声を掛けて頂くことが♡嬉しいです♡)
最近読み直す機会があったのですが、変でしょ、この頃の私、
どう見ても持って行きすぎですって。笑。
でもあのときは絶対に全部必要って思って、
何の迷いもなくせっせとトランクに詰め込んでいました。
超大荷物時代はひとつの街に長く滞在するという旅でしたが、
今回のように何箇所も移動するのであれば、やっぱり荷物は少ないほうがいい。
特に電車で移動するとき荷物の重さを痛感しました。
だって、乗降口のステップが日本の階段の高さより全然あるんですもの。
しかも3〜4段って、割とすごい。
初老の私が25kg近くあるトランクを持ち上げたり降ろしたりするのはかなりな重労働。
今回は心優しく男気溢れるムッシュ達が手伝ってくれたけど、
いつもこういうラッキーなことがあるわけじゃないですもんね。
次は絶対荷物少なくしよう!!!
あともうひとつの反省は、十分に気をつけていたはずなのに、
どこかでクレジットカードをスキミングされてたようで・・・!!
アヴィニョン滞在中に日本のカード会社から電話があって、
「昨日アイスランドでお買い物されましたか?一昨日はニューヨークでお買い物しましたか?」
と、言われたときは「え?全く意味不明なんですけど」と返事するのが精一杯でした。
結局カードは即時停止で使い込まれた分も支払い不要となったのですが、
問題はまだ旅の中盤でメインのクレジットカードが使えなくなるという・・・
とりあえず、いつも使ってないカードを予備で持って行ってたので、
それがどうにか使えて安堵しました。
もしこのカードが停止したカードと同じ系列だったら、
同時に使えなくなるので本当に良かったです。
これから海外旅行に行かれる方は、
違う種類のクレジットカードを2枚以上持っていくのがお勧めですよ。
あと暗証番号も忘れないように。これ結構焦ります。
日本だとあまり番号入力ってないから自分の暗証番号って忘れがちですけど、
ヨーロッパでは番号入力が多いですもんね。
そのほかも細かい反省はいろいろあるのですが、
(電車のホームで乗り場所間違えて猛ダッシュしたり、酔っ払いに絡まれたり、笑)
この旅は今までの中でも特に思い出に残る素晴らしいものでした。
夏休みはもうすぐそこですね。
皆さまもどうぞ素敵な夏をお過ごし下さい。
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この度の未曾有の豪雨により被災された皆さまに、
謹んでお見舞い申し上げます。
以前、お品物をお届けさせて頂いたお客さまの地域も、
甚大な被害を受けられたとニュースで知り、
胸を締めつけられる思いです。
1日も早く皆さまの平穏な日常が戻られますよう、
心からお祈り致します。
alice daisy rose 黒田トモコ
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週末、東京は雨であいにくのお天気でした。
そんなときにBonBonStoreの「ミラトーレ長傘」があれば心強いです。
人気の定番「ミラトーレ長傘」は今シーズンよりデザインを一新しました。
全体の長さが71cm、傘部分のサイズが55cmのボーイズサイズとなり、
より使いやすい大きさに。
ハンドル部分は木肌馴染みが手に優しく、
握りやすいイタリア製の栗の木になりました。
デザイナーの井部祐子さんは「見た目はプレッツェルみたいなんだけどね」
と言って笑います。
石突きと言われる傘の先端と、傘本体の間にある菊座という雨漏り防止のパーツも、
職人さんにタックをきれいにたたんでもらいバージョンアップ。
こういう普段気がつかないようなところの気配りと手仕事のきれいさが、
あの使い心地の良さに繋がるんだなと、思いました。
カラーは左からモカベージュ、グレー、スカイ、インディゴ、グリーン、
一番右のレッドは、現在在庫切れで入荷未定となっています。
ごめんなさい・・・・。
今回も商品画面はスタイリスト山下りかさんに、
色に関連付けて素敵にスタイリングして頂きました。
私は個人的にテディベアを使ったモカベージュが好きです。
余談ですがこの画像の真ん中のテディベアは私の手作りです。
この子を見るとロンドンに住んでた頃に英語が全然喋れなくて、
部屋に引き篭もって鬱々とテディベアを作っていたという黒歴史を思い出します・・・。
苦笑。
人気の「ドローイングチェック長傘」もボーイズサイズになって、
持ち手が栗の木になりました。
今までalice daisy roseではブラックしかなかったのですが、
こちらは晴雨兼用の傘です。
週末の雨が嘘のように晴れて、今週から気持ちの良いお天気が続く東京です。
そろそろ日傘の出番ですよね。
今回アップした「刺繍日傘 幾何柄」は、
そのレース柄から木漏れ日のような光が足元に揺らめいて、
夏の外出を楽しい気持ちにしてくれそうです。
明るい日差しに映えるローズピンクと、オフ、ネイビーがあります。
私はネイビー好きなので、今年はこちらの日傘で夏を乗り越えようと思います。
凛として涼しげな雰囲気が、私のダラッとした感じを少しでもカバーしてくれれば。笑。
もう一種類「ドット刺繍日傘」をアップしました。
ノスタルジックなドット柄で、薄手の生地が強い日差しを和らげてくれそうです。
デイリーでも通勤でも、浴衣や夏着物にもと、
どんな装いでも合わせられる気軽さも魅力です。
BonBonStoreのプレスやオンラインショップでも取り扱わせて頂くようになって、
それまで何気なく使っていた傘というアイテムがぐっと身近になりました。
傘のパーツの名称やその役割を知ったり、
傘を開く前にサッとさばいてから開くと受け骨(傘の骨の部分)に負担がかからない、
持ち運ぶときにステッキのように扱わないなど、
普段やれていたかな?という傘の取り扱いについて改めて思ったり。
また、デザイナーの井部祐子さんは、
日傘を作るときにカットワークやレース刺繍を選んでいる理由は、
透け感や光線を楽しでもらいたいから、と教えてくれました。
夏の日差しを避けるのではなく、あえて楽しむというということ、
夏が好きな井部さんらしいBonBonStoreのコンセプトだと思います。
そしてそんな井部さんのこだわりのひとつひとつを、
傘職人さんが美しい手仕事で仕上げて下さっています。
正直、私は夏が苦手なのですが、予定がないのにビキニを買ったり、
日傘を新調したりと、形から入ってる感は否めないけど、
夏を少しでも楽しくしようと、今から少しずつ準備しております。
夏を愛する女友達たちのお勧めアイテムは、
持っているだけでワクワクしますし。
今年もいい夏になるといいなぁ。
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遅くなって本当に申し訳ありません!
お問い合わせを多く頂いておりましたDOIGTのビニールバッグを、
ようやくアップ致しました。
ひとつめは「POOL」と名付けられた女の子の顔のバッグ。
これはゴーグルをかけた女の子が、
息継ぎで水面に顔を出したときをイメージして作ったそうです。
言われてみると水しぶきと一緒に、
「ぷは〜っ」という息継ぎが聞こえてきそうです。
花びらのようなスイムキャップもすごくかわいい。
持ち手には「go to the pool」(プールに行こう)と刺繍されています。
ポップな百合の花が刺繍された「LILY」もアップ致しました。
持ち手には「go for a walk」(散歩に行こう)と刺繍されています。
私はデザイナーの永野さんのセンスが大好きなのですが、
特にすごいなぁと思うのは、
ひとつひとつのパーツからインスピレーションを感じて、
それを組み立てて形にしていくという想像力と、
かわいいのにちゃんと毒っ気もある仕上がりのユニークさ。
プレス向けの展示会のたびに、
今度はどんなかわいいを見せてくれるんだろう?と、ワクワクします。
そしてこのビニールバッグのシリーズですが、
今シーズンから「DOODLE/DOIGT」と名付けられました。
DOODLEはいたずら書きとか落書きという意味。
永野さんの自由な発想で作り出される、大人のためのいたずら書き。
これからも楽しみです。
ほかにも雑誌でご紹介頂いた「Ball Bag」をアップ致しました。
ぜひご覧下さい。
今回アップしたTOWAVASEは、シルクオーガンジーのブラウスです。
このシルクオーガンジーのシリーズは私も大好きで、
シーズンごとに1枚づつ買い足しています。
オーガンジーなど透ける素材を着るのはどうすればいいですか?
というご質問を頂くのですが、実は私もまだまだ勉強中で、
よくやるのがTシャツにオーバーオールという私の定番スタイルに、
パッと羽織るカジュアルな着こなし。
これが自分には一番しっくりくるのですが、
最近トライしているのが、
先シーズン購入した同じシルクオーガンジーのブラウスを、
インにしてみたコーディネート。
実際に着るときにはブラウスの下に黒いキャミソールを着るのですが、
腕とか胸元とか肌が透けて見える部分も、
オーガンジーが二重になって、柔らかな黒のグラデーションを作ってくれるので、
透けてることに物怖じすることなく着こなせます。
このシルクオーガンジーという素材と、
ビジューのようにキラッと光るパーツを包んで、
腕のいい職人によってインドの刺繍工房でひとつひとつ刺繍される
くるみ刺繍という技法は、
デザイナーの山口さんがもうずっと取り組んでいることです。
今回はこのブラウスのほかに、
やはりくるみ刺繍が施されたリネンのBon voyageという、
定番的なシリーズからキャミソールをご紹介しています。
山口さんはTOWAVASEの世界観を構成する素材や技法を、
ワンシーズンで終わらせることはありません。
それはそこに辿り着くまでに、様々な試行錯誤を乗り越えてきたからです。
だからアイテムの1枚1枚に確かな自信と説得力があります。
何より物作りへのデザイナーの愛情と熱意が感じられます。
そしてシーズンごとにまた違う表情を見せてくれるアイテムを、
1枚ずつ買い足していくということが私たちを楽しくさせてくれるのです。
今シーズンもとてもありがたいことに、
プレスルームのブランドを色々な媒体さまでご紹介いただきました。
また、webやInstagramなどでも取り上げて下さって、
プレス関係者の皆さまには本当に感謝です。
本当にありがとうございます。
今回オンラインでアップしたアイテムも掲載されております。
本当だったら発売日と同時にビシーッとアップされていなきゃいけないのは、
重々承知なのですが・・・・そこは本当にごめんなさい!!!
これからもこののろまで小さなalice daisy roseをよろしくお願い致します!
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大好きなエリック・ロメール監督の映画「緑の光線」。
あの誰をもイラッとさせるのに、なぜか憎めない主人公デルフィーヌが、
メソメソグズグズとヴァカンスを過ごしながらも、
旅の終わりに知り合ったイケメンくんと、
見ると幸運を得られるという太陽が沈む瞬間に放つ”緑の光線”を
見に行ったのがサン・ジャン・ドゥ・リュズの海辺。
と、旅に出る直前に友人に言われて、
「え?そうだったっけ??」とすっかり忘れていた私。
大好きと公言しておきながら失礼いたしました。笑。
イケメンくんと知り合うことはありませんでしたが、笑、
私たちも旅の終わりに緑の光線を見に海岸へ。
画像ではわかりずらいのですが、
肉眼では画面の中央あたりがもっとはっきり緑色だったのです。
一緒に見た友人とも「いま緑だったよね」「緑!絶対、緑!」と確認し合いました。
幸運が得られたかどうかはわかりませんが、
昼の賑わいとは全然違う静かな海辺で眺めた美しい夕暮れの風景は、
波の音やカモメの鳴き声、おしゃべりする人の声と共に、
忘れられない旅の良い思い出となりました。
日も暮れて、さてディナーはどうしようと町をウロウロしましたが、
どのレストランも満席で外には列ができていました。
バルがたくさんあるサン・セバスチャンではあり得なかったディナー難民になる予感・・・
そういえばFigaroのバスク特集にCHEZ RENAULDという、
夏限定の広いフードスペースがあることを思い出して行ってみたけれど、
すでに外まで人が溢れ出していました。
中もこんな。
バスクのビールや軽食を出す屋台がズラリ。
でも人もびっしり。
外はもっと大混雑。
ワインやビールを片手に延々とおしゃべりをする人、人、人。
フランス人の夏を楽しむパワーは本当にすごい。
結局、私たちはもう少し静かな場所で食事をしたいと思い、
海辺のこじんまりしたレストランに向かいました。
1時間ぐらい並んで、その最中にズル入りというフランス的な洗礼も受け、苦笑、
ようやく美味しいパエリヤに辿り着けたのでした。
白ワインで乾杯できたときの嬉しさと、
そろそろ終わる旅の寂しさにしんみりしたサン・ジャン・ドゥ・リュズの夜でした。
ところで今年のゴールデンウィークは友達とのご飯以外は、
特に予定なく過ごしています。
先日、夏の達人・岡本敬子さんがディレクションをするセレクトショップPiliで、
ビキニを衝動買い。
ゴールデンウィーク後半も、夏休みですら、何の予定も無いけれど、
私の妄想のなかではこのビキニを着て、
南仏やバスクの海辺でゴロンとゆっくり過ごしているのです。
旅から戻ってもうずいぶん経つけど、まだまだ続く備忘録。
もう少しお付き合いくださいませ。
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曇天で穏やかな気候のサン・セバスチャンから車で約30分の
フランス側バスクの海辺の町サン・ジャン・ドゥ・リュズは、
強い日差しに海の水面がキラキラと眩いまるで別の国でした。
同じバスクなのにサン・セバスチャンと全然違う。
どう違うかというと、料理家・植松良枝さんの名著
「スペイン・バスク 美味しいバル案内」にも書かれてるように、
サン・セバスチャンではあんなにたくさんあったバルがどこにもないのです。
とりあえず私たちはFigaro Japonのバスク特集でも紹介されていたChez Pabloを、
クラッとする日差しのなかGoogleを頼りに歩き始めました。
今回の旅で何度サンキューGoogle!と言ったかわからないのですが、
Google無しでは見知らぬ土地は歩けない、というほどあっという間に辿り着きました。
カラッとしているけどそこそこ暑い昼下がり。
風が抜けるテラス席に案内してもらって、まずはビールを1杯。
赤と白のギンガムチェックの紙ナプキンのうえに置かれたフォークとナイフを見ながら、
このサン・セバスチャンからサン・ジャン・ドゥ・リュズへという感覚は、
ロンドンからパリに移動して「こんなに近いのに全然ちがう!」ということを
体感したときの感じに似てるなと思いました。
かなり個人的な例えですけど。
そんな私のサン・セバスチャンを懐かしく思う気持ちも、
前菜のガスパチョとニース風サラダ、メインのステック・フリットを食べる頃には、
「フランス、やっぱ洒落てんな〜!」と、収まるところに収まったのでした。笑。
ランチのあとは腹ごなしにブラブラとビーチへ。
思い思いに穏やかでのんびりと・・・という感じではありますが、
それでもヴァカンス後進国から来た私には、
フランス人の「夏を思いっきり楽しまなきゃ!」
という感じがヒシヒシと伝わり、
サン・セバスチャンの街のムードとはまた違って思えて興味深かったです。
係りの人からビーチテントは今全部貸し出し中!とけんもほろろに言われたけど、
テントの中で休んでる人なんて殆どいなかったしね。笑。
そんなヴァカンスモード満々のサン・ジャン・ドゥ・リュズから持ち帰った、
Tシャツやトレーナー、トートバッグをアップ致しました。
これらはもうあと30分でホテルに迎えのタクシーが来ちゃう!
というときにバッタリ出会った思い出の品々です。
最後の最後にかわいいものに巡り合えて、
ヴァカンスの神様にメルシーとお伝えしたい!
そしてたぶんまだ日本未入荷・・・だと思います。
たぶんね、たぶん・・・。
もし違ってたらごめんなさい。
お時間あるときにぜひご覧くださいね。
夜のサン・ジャン・ドゥ・リュズのことはまたの機会に。
【追記】
ロンドン、パリ、カルパントラ、サン・ジャン・ドゥ・リュズの
おみやげ同封企画はまだ続いております。
お買い上げ合計金額が20,000円以上の先着12名様にお届け致します。
ご希望のものがあれば備考欄にお書きください。
(ご希望に添えない場合はごめんなさい。)
また、おみやげは不要という方もいらっしゃるかと思うので、
そちらも備考欄にご記入頂ければありがたいです。
お買い上げのアイテムは、もちろん旅から持ち帰ったもの以外でも大丈夫です。
おみやげが終了してしまった場合はご容赦くださいませ。
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私が語るまでもなく、スペイン側バスクの美食の街サン・セバスチャンは本当に素晴らしい。
もし次の休暇の旅先が決まってないようなら絶対にお勧めです。
いますぐ飛行機とホテルを予約したほうがいいですよって言えるぐらい。
私たちが訪れたのは8月の観光シーズンのピークで、
確かに人は多かったですが、街全体は穏やかな印象でした。
薄曇りで暑くもなければ寒くもないというお天気が心地よかったです。
アヴィニョンから深夜バスで一晩かけてという強行移動だったので(この話はまた後日)、
体はクタクタだったのですが、短い滞在だし、
とにかく料理家・植松良枝さんの名著「スペイン・バスク 美味しいバル案内」を
片手に旧市街地へ。
お目当はもちろん旧市街地にひしめくバル。
スペイン語は全くわかりませんが、
たいていのバルはカウンターのうえにピンチョスがずらりと並んでいて、
指差しでオーダーできます。
「スペイン・バスク 美味しいバル案内」によるとバルに長居は無用ということで、
微発泡ワインのチャコリを飲みながら2〜3品食べてまた次のバルへ。
バルのお話もまたの機会にできればいいなぁと思います。
バル巡りをしながら目につくのが、日本でも人気のバスクの特産品と言われている栗の木のかご。
街の至るところで見ることができます。
食料品店の軒先ではフルーツを入れて。
特設のマーケット会場では生ハムやチョリソーをデイスプレイしたり、
サンドイッチを入れて販売したり。
夜に行ったバルでもパンかごとして使っていました。
極めつけは、この日偶然催されていたお祭りの巨大人形にも栗の木のかごが!
なんの予備知識もなく、フラリと立ち寄った旅行者の私にも、
このかごがバスクの人々からとても愛され、
その暮らしを逞しく支えてきているのが感じられて嬉しくなりました。
そしてこの巨大人形祭り(お祭りの正式な名称がわからずで。笑)のことも、
また今度綴らせてください。
8月のたった2日間でしたが、とにかく素晴らしく楽しくて、
スペイン=ギラギラの太陽と押しの強い情熱的な人(笑)という
私の偏ったイメージを払拭する旅でした。
それにしても、遅筆なくせにまだまだ書きたいことがたくさんあるんです。
このいったいいつまで去年の旅行のことを書き続けるんだっていう、
ダメダメな旅の備忘録にもう少しお付き合いくださいませ。
オンラインショップのadrのコーナーでバスクの小さなかごとトレイ、
夜の旧市街地で見つけたサン・セバスチャンのご当地Tシャツをアップ致しました。
少しですがご覧頂ければ嬉しいです。
と、私シレッと書きましたが、
オンラインショップ用にキープしていたアイテムは、
本当は3月頭のweekend boutique(おかげさまで大盛況でした!
本当にありがとうございました!)と同時にアップする気でおりました。
以前ブログでもそう宣言致しました。
でも体力の限界でどうしてもできませんでした。
本当にごめんなさい〜!
年齢と1人で運営していることを言い訳にしたくはないのですが、
もうゆっくりした自分のペースでしか仕事ができないということ、
今回痛感いたしました・・・・!
本当に申し訳ないのですが、どうか気長によろしくお願いします!
そして、矛盾しているようですが、前のめりな気持ちだけはあって・・・!
これから先の予定(あくまでも)としては、
サン・ジャン・ドゥ・リュズで見つけたアイテム、
南フランスのアンティークかごとお洋服を少し、
パリの女友達ヴィオレットが送ってくれたアフリカのバッグと、
イル・ド・レのキッチンクロス、
それからTOWAVASEとDOIGTの新作・・・という感じでアップを考えております。
あくまで予定ですが・・・。
そして去年の11月以来の旅のアイテムのご紹介を記念して(どんな記念なんだろ)、
お買い上げ金額が合計で20,000円以上の先着12名様に、
ロンドン、パリ、カルパントラ、サン・ジャン・ドゥ・リュズのおみやげを同封致します。
ご希望のものがあれば備考欄にお書きください。
(ご希望に添えない場合はごめんなさい!)
また、おみやげは不要という方もいらっしゃるかと思うので、
そちらも備考欄にご記入頂ければありがたいです。
お買い上げのアイテムは、もちろん旅から持ち帰ったものでなくても大丈夫です。
おみやげが終了してしまった場合はご容赦くださいませ。
ではでは、
少しではありますが、次はサン・ジャン・ドゥ・リュズのアイテムのアップ、
頑張りたいと思います。
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美味しいもの好きの友人から、
サン・ジャン・ドゥ・リュズに行くなら絶対に食べてね!と、
言われていたのが「ガトー・バスク」
食に無頓着な私は初めて聞く名前ですが、
バスク地方の伝統的なお菓子で、
フランス側バスク地方では、
厚めにのばしたクッキー生地にブラックチェリー(スリーズ・ノアール)のジャムを
挟んで焼き上げたものが主流だそうです。
Maison Adamのウィンドウにもディスプレイされていました。
(ちなみにスペイン側ではカスタードを挟むのだとか)
でもね、食べれなかったんです。
Maison Adamに入る直前まではガトー・バスクのことを覚えていたのですが、
店内に入った途端、山積みされたこのかわいいパッケージと、
甘い香りのマカロンのことで頭がいっぱいになり、
ガトー・バスクのことをすっかり、さっぱり忘れていたのでした。
パリ行きの帰りの電車の中で食べたマカロン、最高に美味しかったなぁ。
私がガトー・バスクのことを思い出したのは東京に戻ってからのこと。
サン・ジャン・ドゥ・リュズでバスク地方の食材を売っているグローサリーショップで、
お土産に買ったスリーズ・ノアールをその友人に渡すとき、
「ガトー・バスクは食べた?」と言われて、
「あっ!食べてないーーー!!!」と急に思い出したのでした。
あのとき目の前にガトー・バスクがあったのにーーー!
私のバカバカバカ・・・・。
ああ、ガックリ。
それから自分用に買ったスリーズ・ノアールを食べようとしたときに、
いや、待て待て、これを自分一人じゃなくてもっと楽しく食べれないかしら、
と思いました。
今回のweekend boutique alice daisy roseで、
以前からぜひお菓子の販売をお願いしたいと思っていた福岡のla cle(ラクレ)の
カギヤママリさんにご相談したところ、
私の最愛のテーマである「猫」にちなんで、
スリーズ・ノアールをはさんだ、
こんなにかわいい猫型のウィッチをご提案して下さいました。
嬉しすぎます!!
食べ損ねたガトー・バスクはいつかまたサン・ジャン・ドゥ・リュズで食べるとして、
今回は私なりのバスクの思い出を楽しんでいただければと思います。
ラクレさんからは大人気のレモンケーキも届きます。
レモンが美味しいこの季節にだけ作られるそうです。
ころんとしたレモンの形がなんともかわいくて、
イエローの包み紙をあけるとふわっと甘い香りがします。
レモンピールのほんのり爽やかな甘みが優しい風味。
ラクレさんからはもうひとつ、
今回のテーマのひとつである「かご」をイメージした、
こちらのかごのクッキーが届きます。
素朴でほんのりと甘くて、かわいくて、もう。
このかごクッキーはマリさんの妹さんで、
今回の南仏〜バスクの旅に私を誘ってくれたスタイリストの鍵山奈美さんが、
去年の10月にかごのイベント「フランスのカゴ事情」をしたときのものです。
そのときになんてかわいいんだろう!!!と感動して、
マリさんと奈美さんのかわいさにあやかれれば、と思い今回お願い致しました。
3種類ともお日持ちが短いので、少量の販売となりますことご了承くださいませ。
写真はかごイベントのときのマリさん(左)と奈美さん(右)。
嬉しいことに【weekend boutique alice daisy rose】に、
奈美さんもスペシャルゲストとして参加してくださいます。
南仏が大好きな奈美さんが旅から持ち帰ったものもご紹介予定です。
どうぞお楽しみにされてくださいね。
【weekend boutique alice daisy rose】
3月3日(土)〜4日(日)
12:00〜19:00
地下鉄副都心線「北参道駅」より徒歩2分
★一般の集合住宅のため住所は非公開とさせて頂きます。
ご興味あるかたはメールにてお問い合わせくださいませ。
折り返し住所と地図をお送り致します。
info@alicedaisyrose.com
★ご予約は不要です。
★狭小スペースですので、混雑の場合はご容赦くださいませ。
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アヴィニョンから深夜バス(!)でスペイン側バスクのSan Sebastian(サン セバスチャン)に移動。
その濃い〜話は後日するとして。笑。
ここはサン セバスチャンから車で30分程の、
フランス側バスクの町Saint-Jean-de-Luz(サン-ジャン-ドゥ-リュズ)のビーチ。
映画でしか見たことがないボーダーのビーチテントがずらりと並んで、
華やかでのんびりしていて、とてもフランスっぽい。
日本でもこういうビーチテントが海辺にあればいいのに。
心底かわいいなぁ。
この日はバカンスシーズンも後半となり、ビーチは大賑わいでした。
(日本と比べたら、だいぶスペースに余裕がある感じですが)
バカンス客で溢れるサン-ジャン-ドゥ-リュズの旧市街。
多くのお店やカフェが目抜き通り周辺にギュッと集まっているので、
こじんまりとしていてお散歩も楽しい。
ブラブラ歩いて、1660年創業のパティスリー「Maison Adam」を発見。
ガイドブックによると、
17世紀にサン-ジャン-ドゥ-リュズで行われた太陽王ルイ14世と、
スペインの王女マリー・テレーズの婚礼に献上されたマカロンを、
いまも秘伝のレシピで作り続けている有名店だそうで、
美味しいもの好きの友達からも必ず行くように!と言われておりました。
路上に人が溢れていたのでお店の外観は撮れなかったのですが、
ウィンドウにデイスプレイしてあった、
マカロンを入れる白地にブルーの文字の缶のパッケージに心奪われました。
どこか懐かしいフランスっぽい洒落た感じが、
もう、コレクタブル級のかわいさ。
いまのマカロンの原型と言われているMaison Adamのマカロン。
アーモンドの風味が濃厚な甘い香りと、素朴な見た目がなんともかわいい。
お店のショーケースにずらりと並ぶマカロンは次々と絶えることなく売れていました。
日持ちがしないということなので、東京へのおみやげはあきらめて、
パリに帰る電車のなかで食べる分と、パリで会うお友達の分を少しだけ買いました。
さらにお散歩を続けて、
Maison Adamから程近い路地にある、ショップのウィンドウをふと見ると、
さっきのマカロンの缶と全く同じデザインのTシャツが飾られていていました。
しかもその横にはまさしくマカロンの缶がディスプレイ。
思わず2度見!
慌ててお店に入り事情を聞くと、
なんと「Maison Adam」とのコラボレーションで缶とセットのTシャツを作ったそう。
驚きを隠せず、
「あのー、大変失礼ながら・・・これってMaison Adamに許可とってるの?」と聞くと、
お店のマダムは大笑いして、
「当たり前じゃない!
昔馴染みで、こんな近くにお店があるのに、無許可なわけないでしょ!」とのこと。
あー、良かったぁ。
パチモノではないということで一安心。笑。
そんなわけで、マカロンは日持ちしないけれど、
Tシャツは夏の思い出と一緒に持ち帰れました。
サン セバスチャンのバスクのかごと、
南仏の蚤の市で見つけたランジェリーに、
アンティークをリメイクしたDOIGTのコサージュを添えて。
ほんの少しですが、
この度のweekend boutique alice daisy roseでご覧頂ければと思います。
【weekend boutique alice daisy rose】
3月3日(土)〜4日(日)
12:00〜19:00
地下鉄副都心線「北参道駅」より徒歩2分
★一般の集合住宅のため住所は非公開とさせて頂きます。
ご興味あるかたはメールにてお問い合わせくださいませ。
折り返し住所と地図をお送り致します。
info@alicedaisyrose.com
★ご予約は不要です。
★狭小スペースですので、混雑の場合はご容赦くださいませ。
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アヴィニョンから電車で40分ほどのカルパントラでも
毎週末に蚤の市が開かれるそうですが、
この日は年に数回の大きな蚤の市があるということで、
カルパントラ駅からテクテク30〜40分歩いてようやく現地に到着。
車も運転できないし、車を出してくれる地元の友達もいないし、
ロケバスなんてもちろん手配できない個人旅行の私たち。
日曜日の早朝の駅前にはタクシーは1台もいないし、
Uberもまったく機能していませんでした。
でも、まぁ、なんとかなります。
歩けばいいんですから。笑。
青空の下、広大な駐車場いっぱいにお店が並びます。
お店の数もすごく多いし、品物もブロカントを中心にとにかくたくさん。
プロのバイヤーさん達は夜明け前から買い付け始めて、
私たちが到着する頃にはもう帰り仕度をしている人たちも。
それでも近隣から買いに来る人でどんどん賑わってきてました。
南仏の蚤の市はとても楽しい。
お店の人もヴァカンスモードのゆるい感じでかわいいし。
おしゃれなマダムのお店は要チェックです。
私のことをじっと見つめる大きなクマくん。
でもごめんね。また今度ね。
今回は私のなかでひとつのイメージがあったものですから。
その前日に行ったかご祭りの小さな村で見かけたマダム。
シルバーグレーの髪にダボッとしたリネンのワンピース、
使い込んだカゴに白のビルケン。
ちょっとご近所にリンゴでも買いに、というような、
この気取りのない感じ。なんて素敵なんだろう。
このマダムのイメージが私の心にずっと残っていました。
蚤の市にたくさんあるお店を覗きながら、
そしてお財布の限られた少ない予算と相談しながら、
なるべくこのイメージに近いものを探していこうと思ったのでした。
まったく同じではないですけど、
あの夏の日のマダムをイメージして集めたかごとワンピースにブラウス、
シュミーズやTシャツもあったらかわいいかも、と。
そしてそれにスパンコールがキラッと光るアンティークをリメイクした、
DOIGTのコサージュが似合うかもなど、東京に戻ってから気付いたり。
少しですが南仏から持ち帰ったもの、
この度のweekend boutique alice daisy roseでご覧頂ければと思います。
【weekend boutique alice daisy rose】
3月3日(土)〜4日(日)
12:00〜19:00
地下鉄副都心線「北参道駅」より徒歩2分
★一般の集合住宅のため住所は非公開とさせて頂きます。
ご興味あるかたはメールにてお問い合わせくださいませ。
折り返し住所と地図をお送り致します。
info@alicedaisyrose.com
★ご予約は不要です。
★狭小スペースですので、混雑の場合はご容赦くださいませ。
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皆さまにお知らせです。
このたび、私の小さなプレスルームにて、
小さなブティックを週末限定でオープン致します。
weekend boutique alice daisy rose
3月3日(土)〜4日(日)
12:00〜19:00
地下鉄副都心線「北参道駅」より徒歩2分
★一般の集合住宅のため住所は非公開とさせて頂きます。
ご興味あるかたはメールにてお問い合わせくださいませ。
折り返し住所と地図をお送り致します。
件名にweekend boutique alice daisy roseとお書き下さい。
info@alicedaisyrose.com
★ご予約は不要です。
★狭小スペースですので、混雑の場合はご容赦くださいませ。
去年の夏に訪れた南仏のアヴィニョン地方と、
スペイン側のバスク地方サン・セバスチャン、
フランス側のバスク地方サン・ジャン・ド・リュズで買い付けた
カゴ、トートバッグ、Tシャツ、ワンピース、
そのほか普段オンラインショップで販売しているアイテムと、
諸事情(主に私の作業が追いつかなくて・・・)あって、
まだアップできていないアイテム・・・
例えば1940〜50年代のハンドクロッシェのアイリッシュリネンのベッドカバーや、
パリの女友達ヴィオレットが買い付けてくれた、
リサイクルマテリアルのアフリカンバッグ、
「いつか撮影しよう」と思いながらも手付かずになっている
ヴィンテージのドレスなどを並べる予定です。
夏のヴァカンスのことを考えるのはちょっと気が早いのですが、
私にとって忘れられない旅先から持ち帰ったアイテムたち。
会期までにはオンラインショップのほうでもいくつかアップできればと、
ただいま絶賛作業中です。
ただ・・・言い訳にはしたくないのですが、
インフルエンザの猛威に怯えながら、
体力と集中力の衰えを感じる年齢となりました。
全量アップはできないかも・・・。
そのときは本当にごめんなさい。
でもなるべく頑張ります!!!!!
備忘録。
聖母被昇天のお祭りのあと、
のんびりまったりしたサン・セバスチャン。
そこから車でたった30分なのに、文化も人のテンションも全く違う、
サン・ジャン・ド・リュズ。
過ぎ行く夏をとことん満喫するフランス人たち。
パリへ帰る友人を駅まで見送りに来ていたワンピース姿が素敵なマダム。
駆け足ながらも感じてきた南仏とバスクのそんな夏のこと、
皆さまにも少しですがご紹介できればと思います。
そして今回は心強いスペシャルゲストのアイテムのお披露目も計画中です。
詳細わかり次第、インスタやブログでアップデート致します。
どうぞお楽しみにされてください!
立春を過ぎてもまだまだ寒い日が続きますし、大雪のニュースもとても心配です。
東京はここ最近ほんの少しずつ陽射しに春を感じられるようになりました。
例年3月初旬にはベランダのミモザが咲き始めます。
この写真はちょうど去年の3月3日のものです。
50代半ばにして初めて試みるweekend boutique alice daisy rose。
ショップで働いた経験もない、
(30年以上前、会社員時代にセールのヘルプ販売を2〜3回程度。苦笑。)
私のキャパオーバーでご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、
もしお近くでしたらお気軽にお立ち寄りください。
温かければベランダでお茶も飲んで頂けるかと。
また色々とお知らせ致しますね。
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早くも1月が終わろうとしています・・・と、
去年最初のブログでも書いておりました。
今年は東京で地味に過ごしていたのですが・・・すみません!
遅くなりましたが本年もどうぞよろしくお願い致します。
2018年最初にご紹介するのはJunco Parisのアクセサリーです。
online shop alice daisy roseでは、
パリ在住のデザイナーJunko Yamadaさんのアーカイブのなかから、
シーズンを越えて愛着のある、特にお気に入りのアイテムを
Junkoさんにセレクトして頂いております。
今回のキーワードは「猫」「パール」「星」です。
まずはこちらの「Cat Brooch」
愛猫家で知られるJunkoさんが作る猫モチーフのアイテムは、
いつも私をザワつかせるのです。笑。
ヴィンテージのブロンズ像から型をおこしたという、
おすわりの姿もどことなく品のある茶色い猫ちゃん。
ちょっとツンとしたおすまし顔、わかりますか?
淡水パールのネックレスなんかしちゃって。
かわいいったら、もう。
こちらの「Cat Face Pierce」も最高にかわいい。
たぶん長毛種の高貴な雰囲気の猫ちゃんの顔まわりにガラスパール、
そしてピアスのキャッチ部分の片方にはパールが、
もう片方には小さな鈴がついています。
猫に鈴なんて、かわいい組み合わせに決まってる。
しかもこの鈴、とても小さな音もするんですよ。
この洒落っ気はJunkoさんならではだなぁ、と思います。
小さな粒と楕円型の淡水パールが3連になった「Pearl Choker Necklace」は、
パールのそれぞれの長さが微妙にちがうので、
巻いたときに首元に沿った感じのバランスがとてもかわいい。
チョーカータイプのネックレスなので、首が華奢に見える感じがします。
この優雅な気持ちになれるチョーカーを、
私はプチバトーのTシャツにカーディガンとかパーカーみたいな
カジュアルなスタイルに合わせるのが好きなのです。
そして留め具にご注目。
ここにさりげなく猫ちゃんがいますよ!
パールつながりで「Pearl Pierce」
大粒のパール1粒のシンプルなピアスですが、
Junco Parisらしいのがフープの小ささ。
このサイズだとピアスの穴にフープを通したときに、
耳たぶのすぐ下にパールがころんと垂れ下がる感じです。
また、それぞれのピアスの穴の位置で印象が変わってくると思います。
例えば耳の上のほうであれば、エレガントだけどちょっとパンクっぽいような・・・
そしてパールの下の部分には小さなスワロフスキーが埋められていて、
コンサバになりすぎない遊び心あるピアスです。
私のゴツイ手(しかも小さなキズもあり。苦笑)で申し訳ないのですが、
「Pearl & Little Bell Ring」ははめるとこんな感じです。
大きめのパールと小さなパール&鈴モチーフが、
指のきわにくるよう少し離れて配置されたユニークなバランスです。
太めのリングや天然石のリングとあわせてもかわいい。
この鈴もとても小さな音がします。
もちろんはめているときは全然気が付かないぐらいの小さな音です。
星もJunkoさんがお好きなモチーフのひとつ。
そして星はチャンスや出会いなどの幸運を運んでくれるラッキーモチーフでもあります。
私、占い好きなのものでして。笑。
写真手前の「Star Pierce」はまるで氷砂糖でできたような透明感です。
ボリュームはあるのですが、ポリエステル樹脂素材なので、
耳につけたときに重さは感じません。
この素材使いがとてもJunkoさんらしくて、
クラッシックさのなかにモダンを感じます。
そしてアクアマリンを留め付けているキャッチ部分のデザインが、
左右で微妙に違うのもJunkoさんのこだわりを感じます。
これもつけると耳たぶのすぐ下から星が垂れ下がるタイプ。
全然子どもっぽくなくて、むしろ大人のバランスです。
そして上の画像の奥の「Star & Pearl Ring」、
このリングはフォークリングという名称のデザインだそうです。
リングの上の部分がフォークの先のように曲がっていることに由来するらしいのですが、
ここ最近注目されているタイプのリングです。
でも私が知る限り、Junco Parisではもう何年も前から作り続けているデザインです。
またしても私の手で申し訳ありませんが、
はめると指の両側を星とパールがはさんでくれて、かわいく存在感を主張してくれます。
8号サイズでのお作りですが、上の部分が開いているので、
はめるときにご自身で多少サイズ調整可能ですが、
力をかけすぎると破損の恐れがありますので、その点だけご注意くださいませ。
今週月曜日に東京は何年かぶりに大雪となりました。
写真1枚目は昼間、2枚目は真夜中のうちのベランダです。
雪の多い地域の方は驚かれるかもしれませんが、
雪に弱い東京はどこもかしこも大渋滞、電車に乗れず駅から人が溢れ出したり、
帰宅するのに何時間もかかったりとかなり大パニックでした。
2日ほど経って幸い東京は通常の生活に戻り、
うちのベランダも主人が雪に埋もれた植物たちを救出するべく、
雪かきをして殆ど雪はなくなりました。
でもこれから全国的にまだまだ寒波がやってくるとのこと。
皆さま、どうぞ温かくされてご自愛くださいね。
そしてベランダのミモザが咲く頃に、
ずっと心に温めていたことを形にできればなぁと思っております。
いまは頭のなかで色々妄想中なので、また改めてお知らせいたします。
もう少しお待ちくださいね。
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大好きなALAIN et JEAN(アランとジャン)に温かみのある新色のシャンパンピンクができました。
モノトーンやグレイッシュになりがちな冬のコーディネートにも、
柔らかなトーンをくわえてくれる優しいカラーです。
ALAIN et JEANはBonBonStore(ボンボンストア)のデザイナーで、
愛猫家でも知られる井部祐子さんが手がける新ブランドです。
好奇心旺盛で気分屋の旅する猫、アランとジャンを主人公に、
彼らのごだわりの愛用品というコンセプトで物作りをしています。
こちらは井部さんの愛猫たちをイメージしながら、
イラストレーター&アートディレクターのヒラノマサトオさんによって描かれた
ストーブで暖をとりながら旅支度をするALAINとJEAN。
旅支度は誰もがウキウキしますよね。
これから荷物やおみやげを持って、帰省に旅にご挨拶にと、なにかと移動の多い年末年始。
そんなときにこのALAIN et JEANのトートバッグは本当に重宝すると思います。
私も8月の買い付け出張ではずっと手放せませんでした。
ここはロンドンの中心部から地下鉄とバスを乗り継いで、
道にも迷ってようやくたどり着いた、ウィリアム・モリス ギャラリーの庭。
8月とはいえ急に肌寒くなるのでストールとジャケットを
ALAIN et JEANにくるっと丸めて持ち歩きます。
そういえばここで「それって日本の新しい猫キャラクターなの?」と、
日本好きの愛猫家さんから声をかけられたっけ。
南仏のリル・シュル・ラ・ソルグのマーケットで、
早朝からかわいいものハンティングに燃える私。
ALAIN et JEANにガーデンバッグを無造作に突っ込んでキョロキョロ。
こういうときに肩への収まりがいいのも大事なポイント。
持ち手の長さもバランスがいいです。
マーケットからの帰りの電車のなか。
かわいい戦利品が詰まったバッグたちをニヤニヤ眺める私と目が合う黒猫ALAIN。
南仏からバスで一晩かけて移動したスペインのバスク地方、
サン・セバスチャンのビーチでもALAIN et JEAN。
水や本と日焼け止めクリーム、水着の上から羽織るシャツもガサッと入れて。
サン・セバスチャンの市内観光にもお供しました。
増え続けるおみやげや買い付けたものもどんどん収納。
パリのカフェで朝ごはんを食べる私を見守る黒猫ALAIN。
私の街歩きにはポシェット(安全対策のためTRIOを愛用)とALAIN et JEANが欠かせません。
南仏から戻ったパリはもう秋の気配でけっこう肌寒く、薄手のコートを着ていたけど、
まだ夏を感じていたくて足元は素足にサンダルだったのを覚えています。
この日は帰国前日だったのでおみやげやお買い物で、
夕方にはALAIN et JEANがパンパンに膨れたのは言うまでもありません。
ところで私のこの旅の備忘録は年をまたいで来年も続ける予定です。笑。
それぐらい私にとってこの8月の旅は濃密で思い出深いものでした。
もちろん1月に行ったボウイ巡礼の旅も忘れられない最高の旅。
来年も国内外へとなるべく旅ができるといいなぁ。
クリスマスを素敵な旅先で過ごされる方も多いと思います。
楽しいお出かけや、集まり、お仕事をされる方も。
私は毎年自宅で猫と一緒にひっそりといつも通り、です。
それぞれの過ごしかたで、皆さまどうぞ良いクリスマスを。
Very Merry Christmas!!
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京都にアトリエを構え、デザイナーの手島紋さんが一人で黙々と物作りと向き合うTabrikより、
冬から冷え込み厳しい春先まで活躍できそうなアイテムが届きました。
まずは柔らかいモヘア糸とくるんとしたループ糸で織られた、
オリジナル素材のノーカラーのジャケットです。
表情豊かな素材作りを得意とするTabrikですが、
このジャケットはその素材感を活かすべく、シンプルでコンパクトなデザインです。
でも、ただシンプルなだけではなく、袖丈や着丈の短さのバランスや、
デザイナーの手島さんが身生地に使われているオリジナル素材から糸をほぐして、
くさり編みをして作られたボタンループの佇まいに遊び心が感じられます。
そして裏地には上質なシルク羽二重を使っているので、
袖を通したときにしっとりと馴染みが良いのが服の上からでもわかります。
少し短めの袖から覗かせる大ぶりなブレスレットやインナーとのバランスで遊んだり、
タートルニットとワークパンツにスニーカーでデイリーに、
ワンピースをあわせれば年末年始のお席に華を添えてくれそうです。
こちらのジャケットはグレーのほかに3色あって、
深みのあるグリーンがかったカーキは、落ち着いた華やかさがあります。
キャメルは温かみのなかに渋い大人っぽさがあって、コーディネートの幅が広がりそうです。
そしてやはりブラックは最強です。間違いなく大活躍しそう。
実は、こちらのジャケットは当初はカーキのみのご紹介予定だったのですが、
嬉しいことに急遽キャメル、グレー、ブラックも追加でご紹介できることになりました。
通常は1色ずつに商品画面があるのですが、今回は4色をひとつの画面でご紹介しています。
アナログで申し訳ないのですが、備考欄にご希望のお色をご記入のうえご購入手続きをお願い致します。
完売してしまったお色に関しては、その都度商品画面にお知らせ致します。
ほんと、アナログですみません。
毎シーズン、ストライプ柄にこだわりを持っている手島さんが今回作ったのは、
こっくりとした深いブラウンのウールをベースに、
裏はコットンという二重織りのストライプ柄。
その身頃に対して選んだのが、
肌触りの良いブラックのラミー素材でできたボリューミィな袖です。
この大胆な素材合わせにいつもハッとさせられます。
そしてこのジャケットのシルエットが、ブランドのコンセプトのように
「どこの国かはわからない西と東が混在したところ」を感じさせてくれます。
前をきっちりしめてブラウス風にしてマキシ丈のものとあわせたり、
前をあけて、ウエストの内側に収めてある紐でボリュームを強調して、
パンツと合わせて少年風に着こなしてみたりと、
あれこれコーディネートを考えるのも楽しいです。
こちらはここ数シーズン手島さんが提案し続けている、
後ろ身頃のセンターにプリーツの生地を縫い合わせたシリーズです。
「後ろ身頃」と書きましたが、
こちらのブラウスは前後どちらからも着て頂ける2WAY仕様。
プリーツ側が前だと少しクラシックなスタンドカラーのようになります。
サテンのくるみボタン側を前にすると、
風に揺れるような軽やかさが感じられます。
袖はカフスを肘のあたりで留めて頂くと、
ボリュームが出てさらに印象的なシルエットになります。
ギャザーをたっぷり寄せた身頃は柔らかく落ち感の良いテンセル素材なので、
ゆったりと優しいシルエットを描きます。
両サイドにはポケットも付いているので、オーバーブラウスにして、
細身のパンツにハイカットのスニーカーを合わせるなど、
大人の遊び心あるコーディネートをお楽しみ頂ければと思います。
ふんわりとした雰囲気の手島さんが作り出すTabrikは、
着る人と服のあいだに心地よい「余白」のようなものを感じます。
それは独特な世界観がありながら、
"この服はこう着る"と、グイグイ押し付けるわけではなくて、
ボリュームの出しかたや、コーディネートのちょっとしたさじ加減で、
色々な着方ができる面白さなのかな、と思うのです。
文章にするとごく当たり前のことなのですが、
袖を通すたびにふと気がつく小さな「余白」と、
それが徐々に埋まっていくことで得られることこそが、
Tabrikの魅力なんじゃないかな、と思うのです。
その魅力を少しでもお伝えできればとても嬉しいです。
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DOIGTをプレス関係者の方々にご紹介するのと同時に、
オンラインショップでもお取り扱いするようになって1年半ほどになります。
そのあいだにデザイナー永野佐和さんのクリエーションは、
ますますパワーアップされていると思います。
先日プレスルームに寄って下さったスタイリストさんがDOIGTのことを、
「パンチがあってユニーク。スィートな甘さもあるけど毒っ気もちゃんとある。
でも仕上がりが優しくてシック。」
とおっしゃってくださいました。
そうそう!そうなんです!ありがとうございます!
だってこのコサージュを見てください。
お花の中に小鳥が隠れているんですよ。
ぱっと見気がつかないけど「え?小鳥?」って。
しかも葉っぱに「I found youー見つけた」というメッセージが刺繍されています。
そしてこの猫の置物の頭にちょうど良い、小さな赤いバラのコサージュには、
「you won meー私を射止めた」という、ちょっと上からな愛の告白が。
なんてキュートなんだろうと、心鷲掴みです。
アンティークの生地にデッドストックやヴィンテージのパーツで刺繍をした、
個性的なバッグのシリーズもアップしました。
どこか懐かしい雰囲気のあるバッグですが、パーツの組み合わせや、
バッグの底面の大胆な配色などが、モダンなユニークさを感じさせます。
ひとつひとつ丁寧に手作りされた1点ものとなります。
この季節、頑張ったご自分へのご褒美リストにぜひ加えて頂ければと思います。
DOIGTの新作、ぜひご覧ください。
そして12月にお買い上げのお客様に日頃の感謝の気持ちを込めて、
ささやかですが、私からクリスマスプレゼントをひっそりとお届け致します。
とても小さくてかわいいヴィンテージのフェーブです。
これを見つけたときに、あまりにもかわいくて身動きできなくなりました。笑。
フランスの古いものだと思われます。
幸せを運んで来てくれるといわれるフェーブ。
クリスマスの飾りにそっと添えて下さると嬉しいです。
クリスマスが終わっても、
年が明けてガレット・デ・ロワを作るときに入れても楽しいですね。
フェーブはお買い上げの金額にかかわりなくお付け致します。
数に限りがありますので、なくなり次第終了となりますことご了承ください。
alice daisy roseがご紹介するアイテムと共に、
どのフェーブがお手元に届くかお楽しみにされて下さいね。
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ロンドンの旅の備忘録はひとまず置いておいて、
今回はアヴィニョンからこのProvence-Alpes-Côte d'Azurという魅惑的な響きを
車体に書いたローカル線で40分ほど行く南フランスの小さな町
L’isle-sur-la-Sorgu(リル・シュル・ラ・ソルグ)のことを。
このなかなか1度に覚えられない名前の町を最初に教えてくれたのは、
TOWAVASEのデザイナー・山口聡子さんでした。
以前のブログにもチラッと書きましたが、
山口さんは南フランス、特にリル・シュル・ラ・ソルグ(以下リル)が大好きで、
かわいいアンティークがたくさんあって、
人がとても親切で、もうそこにいるだけで幸せと言っていました。
リルはアンティーク好きには有名な町だそうで、
町にはたくさんのアンティークショップがあり、
週末は大勢の人で賑わうそうです。
また年に数回大きなアンティークのフェアが開催されるそう。
調べると、ちょうどかご祭りの前日にフェアが催されるということで、
日本を発つ前からスタイリストの鍵山奈美さんと共にずっとワクワクしていたのでした。
リルのマーケットは、
駅を降りたらすぐにお店がズラッとあってとても見やすい。
みんな朝早くからかわいいもの達をどんどん路上にディスプレイしていきます。
ALAIN et JEANのバッグと共に張り切ってパトロールを開始する私。
かごをパトロール中の奈美さん。
先月渋谷のジャーナル スタンダード ラックスで行ったポップアップショップ
「フランスのカゴ事情」も大好評のうちに終了しました。
さらにパトロールは続いて、
南フランスの青空の下、のんびりと、でもキョロキョロとブースを見て回ります。
レースのブラウスやナイティはやっぱりどうしようもなく好きだし、
プロヴァンス地方のキルティングも気になる。
今回オンラインショップでご紹介したアンティークのお洋服たちは、
こういう陽の光がたっぷり降り注ぐ場所で出会えたのでした。
ブースそれぞれにも個性があって、グシャグシャっとただ置いてあるところもあれば、
こちらにもその愛情が伝わるぐらい、ひとつひとつを大切にディスプレイしているところも。
でも共通しているのは、お店の人たちのみんなニコニコと朗らかな感じ。
こういうところもパリやロンドンみたいな都会とは違うなぁ、と実感。
まるで宝箱のような倉庫も覗いてきました。
ギッシリと並んだ美しいアンティークの服や雑貨にうっとり。
何日でもここに通いたいと思いました。
こちらのマダムも優しかったな。
状態の良い家具もズラッとありました。
私がもっとバーンとした感じだったら(どんな感じだろ?笑)、
コンテナを手配して、服も家具もかごもごっそり買って帰るところですが、
個人だとなかなか難しいですね。
でも、小さな予算を握りしめて、
本当に好きなものだけをぎゅっと持ち帰るのも悪くないなと思います。
また何度でもここに来たいって、逆に強く思えるというか。
帰りの電車を待つホームで見かけた女の子。
陽射しを浴びる大胆にあいた肩と背中に、ダランとしと投げ出した脚。
ちょっと気怠げな雰囲気が、なぜかとても南フランスっぽいと印象的でした。
今回オンラインショップでご紹介したリルで見つけたお洋服は、
こういう楽しかった思い出と共に持ち帰ったものばかりです。
まもなく訪れるクリスマスとは真逆な画像で綴りましたが、
皆さまの素敵なクリスマスを彩れたら嬉しいです。
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金曜日の午後にロンドンに到着して、夜は特に予定がなかったので、
迷わずヴィクトリア&アルバート ミュージアム(以下V&A)に行きました。
金曜日は色々な美術館が夜10時まで開いているのですが、
私は絶対にV&Aがお勧めです。
特別展や常設展ももちろんいつも素晴らしいのですが、
私のお目当はカフェスペース。
V&Aのカフェスペースには3っつのとてつもなく美しい部屋があって、
そのひとつが「モリス ルーム」。
19世紀にモダンデザインの父と言われたウィリアム・モリスがデザインした、
緑をベースに装飾された素晴らしい空間です。
モリスが推進したアーツ&クラフツの上品な美意識と技術が隅々まで溢れる、
ロンドンで一番美しいカフェだと思うのです。
そのすぐ隣に続くのが、
モリスと同時代の画家でもありデザイナーの
ジェイムズ・ギャンブルによる「ギャンブル・ルーム」。
「モリス・ルーム」とは対照的に、モダンで大きなライトがいくつもあり、
イエローの装飾的な柱と、古典的なタイルとステンドグラスで部屋中が埋め尽くされていて、
とてもゴージャスな雰囲気。
いつも一番人が多いのはこの部屋です。
その隣にはブルーのタイルを基調にラファエル前派らしい仕上がりの、
画家エドワード・ポインターによる「ポインター・ルーム」。
しっとりと落ち着いた雰囲気です。
私が見る限り、ここはいつも人がいなくてガラガラ。
そしてこの3っつの部屋に面するスペースにフード&ドリンクコーナーがあります。
私が行った時間が遅かったので、
いつもはこんもりとあるパティスリーやスコーンは売り切れでしたが、
空のお皿の佇まいも何だか妙にかわいい。
フードのメインはお肉かお魚が選べて、
サイドサラダはお好みで1種類でも2種類でもオーダーできます。
トレイはウィリアム・モリス柄が何種類か揃ってて、これがまたかわいいんですよ!
このトレイを受け取って、自分の好きな部屋に座って部屋の装飾を眺めながら、
一人ゆっくりご飯を食べるのは、とても贅沢な時間でした。
ちなみに私は食事はギャンブル・ルームで、
ちびちび飲んでたワインの残りを持ってモリス・ルームへ移動して、
飲み歩きしながらまじまじと装飾を見るのが好きです。
もうひとつの贅沢な過ごしかたは、V&Aの中庭でダラダラとすること。
池を中心にカフェスペースがあるのですが、ドリンクを注文しなくても利用できます。
V&Aは入場料無料(企画展は有料)なので、誰でも気軽にこの贅沢が味わえるという素晴らしさ。
税金が高いとか、なんだかんだと、住んでる人には色々あると思いますが、
フラリと立ち寄る旅行者の私にとっては、
美しいものを誰にでも見せてくれる懐の深い国だなぁ、といつも感心してしまうのです。
8月は紫陽花が見事に満開で、その美しさを眺めながら長時間ボーッとしていました。
ここは天候が良ければ冬でもオープンしているとのこと。
冬はイルミネーションで飾られるのかしら?
また行ってみたいな。
金曜の夜の街のギラギラした喧騒を楽しむのもいいけれど、
静かにゆっくり美術館で展示を見て、食事まで済ませちゃうのも、
お手軽で心潤う、1人旅にお勧めのコースです。
宣伝というわけではありませんが、
今回の旅の相棒バッグは貴重品を入れるショルダーバッグと、
BonBonStoreのALAIN et JEANのトートバッグでした。
夏とはいえ肌寒いロンドンでの必需品のストールや上着、
いく先々で少しずつ増えるおみやげをバサッと入れるのに重宝しました。
丈夫でかわいいのが長旅におけるバッグの必須条件。
そういえば、猫好きさん達から声かけられたり、
「それって日本の新しいキャラクターなの?」と言われたり。
会話のきっかけにもなって、楽しい思い出を作ってくれたな。
ありがとね、ALAIN et JEAN。
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もうずいぶん前になってしまったけど、
備忘録として8月の旅のことを少しずつ書いていきます。
今年の1月には女友達と、そして今回は1人で滞在したロンドン。
泊まったホテルはあまり馴染みのないメリルボーンというエリアでした。
セルフリッジというデパート(日本で言ったら伊勢丹みたいな?)の裏手で、
ここ数年はおしゃれなレストランやカフェが目立つようになりましたが、
もともとが閑静な住宅街なので、
いま話題のイーストやサウスのようなライブ感や、
徒歩圏内だけどピカデリーサーカスのような観光地のザワザワ感もなく、
程よく人がいて、安全で便利なところです。
泊まったホテルは100年ほど続く家族経営のクラシックなタイプでした。
よくあるクラシック風味なんだけどヤングなモダンデザインとか、
ゴシック系のゴリッとした感じじゃなくてひとまず安心。
基本的にロンドンはホテルの料金が高いと思います。
最近はAirbnbを利用される方も多いと思うのですが、
私は年のせいか、全く知らない人の家に泊まるというのにちょっと抵抗があって、
鍵はちゃんと受け取れるのか?とか、セキュリティは大丈夫なのか?とか、
もしお風呂のお湯が出なかったら?、もし上の階から水漏れがしたら?、もし・・・と、
あるかもしれないし、ないかもしれないことを延々とグズグズ考えてしまうのです。
予約した部屋はダブルルームのシングルユース。
明るくて、白いキルティングのベッドカバーや花柄のカーテンがかわいい。
バスタブ付き(これ大事!)のバスルームも清潔でタオルもフカフカ。
若いときは旅先のホテルなんて寝に帰るだけだから、
スーツケースがベッドの上でしか開けられないぐらい狭くても、
シャワーしかないのにお湯の出がイマイチでも、
セキュリティがゆるくても全然乗り越えられましたが、
50代も半ばになると自分の体力も衰え、キャパも狭くなるし、
朝からガツガツ観光して出っぱなし、というよりは、
部屋でちょっとゆっくりしたい日もあったりして、
そんなときはホテルのホスピタリティがしみじみとありがたく感じます。
そして今回は1人ということもあってまずは安全第一。
多少高くても仕方ない・・・とは思ったのですが、
早めに、そして直接ホテルに予約したこともあり多少割り引いてくれて、
めちゃめちゃ安いわけではありませんが、
お部屋のクオリティやロケーションの良さを思えば、
なかなか良いのでは?というホテルでした。
これで猫がいれば完璧だったのにな。
その日私がホテルに着いたのは3時過ぎ。
カフェやレストランのランチ営業は終わっていましたが、
ホテルから歩いて5分ぐらいのところに昔ながらのサンドイッチ屋さん
「PAUL ROTHE & SON」があることを思い出し、
ウキウキと歩き始めました。
ガイドブックにもたくさん紹介されているので、
ご存知の方も多いと思います。
昔は街のあちこちにあった普通のサンドイッチ屋さんも、
大手のチェーン店の進出で残念なことに今はほとんど見かけなくなりました。
今回よくよく探すとオフィス街の裏道の片隅に発見したのですが、
「PAUL ROTHE & SON」みたいに中心地の住宅街にあるのは、
とても貴重だと思います。
お昼時は地元の人や近隣のビジネスマンが列を作りますが、
この時間帯は誰もいなくて、
ガラスケースに入っているサンドイッチの具材をゆっくり見れました。
とは言うものの、食に詳しくもなく、英語もたいして話せない私の、
オーダーするメニューはただひとつ。
「こんにちはー。ブラウンのパンにターキーのハムとコールスロー、
それにマスタードをお願いします。」
と、以前誰かに教わったメニューを頭の中で何度も練習して、
しどろもどろの英語でオーダー。
オーナーと思われる年配のミスターが独特のアクセントの早口英語で
「ターキーはないけどチキンブレストのハムでもいいですか?」
「うっ・・・(よくわからないけど)、だ、大丈夫です・・」と、私。
ふ〜〜〜〜・・・
ここ最近日本で流行ってるメガ盛りとか太巻きのようなサンドイッチには、
やはり世代のせいかどうも馴染めない私。
サンドイッチはこれぐらいシンプルなものが好きなのです。
冷たいミルクをドボッと入れるティーパックのぬるいミルクティーも忘れずに。
店内で食べていたのは私だけでしたが、お客さんはポツポツと入ってきて、
世間話しながら手際よくサンドイッチを作るミスター。
リスニングの勉強のつもりで聞き耳を立てます。
たいていはお天気のこと、週末のサッカーのこと、
そしてお店に入ってきてドイツから来たというご夫婦の奥さんのほうが、
「私の祖母の苗字がROTHEと言ったので懐かしくてつい入りました」と言うと、
ミスターは満面の笑顔で「なんてこった!」と言いながら慌てて出てきて、
ご自分の奥さんも呼んできて、
そこからは延々と4人で出身地や親戚のことを話していました。
ああ、ほのぼの。
ぼんやり話を聞きながら店内を見回すと、
ジャムや紅茶の箱がぎっしり飾られた壁の上のほうにかわいいバッグを発見。
ドイツ人のご夫婦が帰るのを待って尋ねると、
「息子がね、最近はこういうのもやらなきゃダメだって言うんだよ。
でもなかなかいいだろう?」とウィンク。(きゅん♡)
もちろんすぐにお持ち帰りしてホテルでパチリ。
そんな思い出のあるPAUL ROTHE & SONのバッグをアップ致しました。
パリッとした黒地のコットン生地に、
白でお店の外観のイラストがプリントしてあって、
シンプルで、持ち手も長くて使いやすいです。
お時間あるときにぜひご覧くださいね。
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今年の秋は天候が不安定で雨が多いですよね。
そんな雨の日も心地よく過ごせるBonBonStoreの新作のご紹介です。
こちらは晴雨兼用のドローイングチェック長傘。
手描き風の筆のタッチが程よくラフでシックな印象です。
手描き風チェックはともすれば子供っぽくなりがちですが、
この傘が大人の雰囲気なのは、さしたときのちょっとしたバランスや、
とじたときの収まりの良さ、軽量でしっくりと手に馴染むハンドル部分など、
職人さんとじっくり向き合いながら物作りをする、
BonBonStoreのクオリティの高さがベースにしっかりとあるからだと思います。
人気の定番ミラトーレシリーズにも新色が入りました。
長傘と折りたたみ傘には華やかなピンク。
ミラトーレシリーズもこちらでお取り扱い以降、
嬉しいことにお問い合わせをずっと頂いています。
雨傘のために開発された撥水性の高い生地ミラトーレを、
腕の良い職人さんがきっちり張ることによって、
雨音がパラッパラッと美しく響くのです。
誰だって雨よりも晴れのほうが気分いいけど、
雨の日を過ごすのであれば、少しでも心地よいほうがいいですよね。
ご注文を頂いて発送するたびに、
この傘がお客様の雨の日にお役に立てるんだなぁと、私も嬉しくなります。
ミラトーレの折りたたみ傘にはレッドも新しく加わりました。
そして折りたたみ傘の今回の新色は、
同素材の傘袋の仕様が紐でキュッと縛るタイプから、
大きめなスナップボタンを同色の糸で
ザクっとしっかり縫い留めるものに変わりました。
その撮影をするときに、
ふと見るとスタイリストの山下りかさんが猫の置物の頭に、
袋をちょこんと赤ずきんちゃんみたいに乗せていて。
「えっ、なんか、すごいかわいいんですけどー!」
と、ときめく私。
「わかりずらいかしらー?」と、りかさん。
「わかりずらい・・かもだけど、かわいいからいいですよー」と、私。
そんなわけで、かわいくて、つい、わかりずらい商品画面になってしまいました。
すみません!
今日から始まる3連休。
お天気は概ね良さそうですけど、不安定なお天気だなと思うときに、
バッグにミラトーレの折りたたみ傘を入れておくと安心できます。
猫の赤ずきんちゃんもときどき思い出して頂けると嬉しいです。笑。
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10月に入りプレスの展示会でバタバタしているちにもう中旬に。
ひっそりとアップしていたTOWAVASEの新作を、
ようやくブログでご紹介できます。
今シーズン、私がギュッと胸を鷲掴みにされた、
秋の架空の植物をデザイナーが手描きした水彩画をもとに、
柄をパッチワークのようにプリントした「Aquarelle」のシリーズです。
フランス語で水彩画を意味するAquarelle/アクアレル。
上質で滑らかなシルクに、
水彩画独特のじわっと滲んだような美しいタッチを表現するのは、
もともとは着物の反物染めを営んでいた、京都の染物屋さんによるもの。
このプリントは機械捺染(なっせん)によるものですが、
赤ちゃんにも優しい染料を使い、水質汚染などの環境にも配慮しながら、
熟練の技術でコントロールされ、
温かみのある水彩画のように仕上げられています。
ローブとジャケットには、花柄の刺繍が施されています。
それは、プティとも呼ばれる南仏のプロバンスキルトを応用し、
インドの刺繍工房で職人がひと針ひと針手作業で刺繍したものです。
ローブとジャケットは、ゆったりとしたシルエットで、
程よく薄手の中綿入りなので、気温差がある季節の変わり目や、
インに厚手のニットを着込んだりと、秋から春先にかけて、
長くコーディネートをお楽しみ頂けると思います。
同じシリーズのドレスもすごく素敵です。
見頃はゆったりとしていてスルッと楽に着れるのですが、
袖の内側がギャザーを寄せたデザインになっていて、
その程よい細さの袖のバランスで、
着用したときにすっきりとした印象のシルエットになるのだと思います。
また、上質なシルクのとろりとした贅沢な肌触りは、
これからの季節に手放せなくなりそう。
東洋的な雰囲気がありながらも、どこか西洋的なムードが漂う、
TOWAVASEの物作りがぎゅっと詰まった世界観を、
ぜひ感じていただければと思います。
もうひとつ、なんてかわいいんだろうと思ったのが、
このNightyと名付けられたブラウス。
これは1900年代初頭、アールデコに時代になりつつある頃の、
アンダーウェアをインスピレーションのベースにしたものです。
胸元にはインドの刺繍工房にて、
キラッと光るビジューのようなパーツを麻の共布でくるんで、
植物柄をくるみ刺繍した周りに、ドロンワークという、
生地の縦糸と横糸を1本1本部分的に抜き取って作られた四角い穴の周りを、
別な糸でかがって模様を作っていく技法が施されています。
そして、架空のフランス人女性のイニシャルを赤い糸で刺繍しています。
襟と袖と裾についた大ぶりなレースは、
岡山県のエンブロイダリーレース工房にて施されたTOWAVASEのオリジナルです。
これだけでもファンタジー満載なのに、襟と袖の内側にある共布の細い紐を、
キュキュッと結んで袖をふくらませたり、ゆるめて襟元をゆったりさせたりと、
まるで子供の頃にしたお人形遊びのような楽しさがあります。
TOWAVASEデザイナーの山口さんは、南フランスが大好きで、
ただそこにいれるだけでとても幸せな気持ちになれると言います。
この8月に訪れた南フランスでは、
そんな山口さんのニコニコの笑顔を思い出しながら散策しました。
そして、なるほど、南フランスの街の佇まいや、伝統を大切に守っていくこと、
明るい陽射しや、おおらかなで優しい人柄などは、
TOWAVASEの物作りの根底にしっかりあるなぁと、ストンと納得できました。
写真はアヴィニョンから電車で30分ほどのリル シュル ラ ソルグへ向かう車窓から。
ここで見つけたかわいいものたちも後日改めてご紹介しますね。
もうひとつお知らせです。
10月よりヤマト運輸の送料値上がりが実地されましたが、
online shop alice daisy roseでは年内いっぱいは旧価格のままで発送させて頂きます。
20,000円以上お買い上げのお客さまの送料無料サービスは変わりありません。
皆さま、ぜひご利用くださいませ。
シロネコごまちゃんからのお知らせでした。
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かご祭りで出会ったかご達の最後は、
「パニエ・リュスティック」、あるいは、
「サック・ドゥ・フィヨンセ」と呼ばれる特別なかごをご紹介します。
籐で編まれた繊細な作りの通称「フィヨンセ」は、
19世紀のフランスで大流行した高級なかごで、
婚約者に指輪などの宝石やレースを入れて贈ったり、
花嫁がお嫁入りのときに持ったりしたものだそうです。
結婚式当日にはこのフィヨンセに、
お花やゲストに手渡すお菓子のドラジェを入れていたそうです。
たぶんウェディングには、
白やナチュラルな籐のフィヨンセを持ったと思うのですが、
それ以外の色はきっと当時の上流階級の女性達のおしゃれを
華やかに彩っていたのではないでしょうか。
残念ながら現在では作れる職人さんが殆どいなくて、
新品は小さなサイズでもとても高価です。
マーケットでも良いコンデションのフィヨンセには
なかなかお目にかかれません。
今回かご祭りで出会ったフィヨンセは、
こちらの籐で編まれた帽子をかぶってポーズをとる
お茶目なアンドレさんの工房のものです。
アンドレさんの工房では、
1900年代のフィヨンセを現代でも気軽に使えるように、
持ち手やフタの留め具をリペアして、
籐を艶々に磨きをかけて製作されています。
アンドレさんは、かごの歴史に大変詳しく、
展覧会などあるときはキュレーションや、
アドヴァイザーとして関わることもあるのだとか。
ブースにはそんなアンドレさんの審美眼にかなったフィヨンセがずらり。
アンドレさんのフィヨンセはとても人気で、
こうやって写真を撮っていた隙に、どんどん買われていってしまいました。
私も慌てていくつかキープ。
私はフィヨンセに関しては、ナチュラルな籐の色よりも、
深みのあるブラウンやブラックなど、シックな雰囲気のものが好きでした。
そして、新しいものよりも経年によってでしか表せない、
味わいのある籐の質感に断然惹かれます。
アンドレさんも「うん、これはいい。これもとてもいいね!」と、
大事にしてきたフィヨンセ達を愛しそうに見ていました。
なんだか花嫁の父状態? 笑。
そんなアンドレさんから受け継いできたフィヨンセ達は、
当時の贅沢さと豊かさが垣間見られる佇まいなのです。
お時間あるときにご覧いただければ嬉しいです。
こちらは先ほどのパレードでの姿のままで会場内を散策していた、
大きめなフィヨンセを持っていた女性。
きっと当時もこういうふうに日傘と一緒に持たれていたんでしょうね。
白いブラウスにグリーンの花柄のエプロンとスカートも本当にかわいい。
大人の女性にこそお持ち頂きたい、
幸せな記憶がたくさん詰まったサック・ドゥ・フィヨンセ。
その思いをまた受け継いで頂ければと思います。
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旅の計画を立ててからずっと心待ちにしていたのが、
かご祭りのメインイベントとも言えるパレードです。
去年現地で見たスタイリストの鍵山奈美さんによると、
それは「ものすっごくかわいかった!」とのこと。
そして、本当に本当にかわいいパレードだったのでした。
パレードには恐らく村じゅうの老若男女が参加していたと思います。
おじさま達のブラスバンドに続いて、
昔のコスチュームを着たマダムとマドモアゼルたちが
かごを手に次々と現れます。
頭に黒いバブーシュカを巻いて、
エプロンやスモッグを着て手にはハーブを持つ女の子達。
足元は白いタイツにワンストラップシューズ。
なんてかわいいんでしょう!!
柳の枝でできたパニエを着た女の子達。
16世紀〜18世紀にかけて
コルセットで締め付けた上半身をより細く見せるため、
スカートを膨らますよう発案されたパニエは、
当初は木の枝で作られていたそうです。
形状が鳥かごに似ていることからpanier(パニエ)=かご、
と呼ばれるようになったとか。
きっとしなやかで強度のある柳が使われていたのですね。
それにしてもかわいい!!
農作物を収穫するためのかごを手引き車に乗せていた
こちらのムッシュの格好も相当なかわいさです。
昔の行商の様子でしょうか。
ワインボトル用のかごも乗っています。
こちらの車には婚約するときに男性から女性へ贈るかご
「フィヨンセ」も見られました。
この習慣は1900年代頃まで流行したそうです。
そして車に積まれたそのほかのかごや帽子のかわいさといったら、もう。
極め付けはこちらのムッシュが運んできた大量のかご。
かごや柳で編まれた製品がいかに昔から大切にされて、
日常生活に溶け込んでいたかということがよくわかり、
最初から最後まで「かわいい!かわいい!」という言葉しか出ませんでした。
こんなかわいいパレード、本当に見たことがありません。
あ、また「かわいい」って言っちゃいましたが、
とてつもなくかわいかったもので、つい・・・。
会場で先ほどパニエを着て行進していた親子を発見。
コスチュームを着た人たちがそのままの姿であちこちに現れて、
パレードが終わったあとも夢の続きを見ているようでした。
そして再びかご探しへ。
たくさん持って帰りたかったけど、
個人だとなかなかそういうワケにもいかず。
いいなぁ、と思うものを厳選してもう少しだけ買い足しました。
今回もadrのコーナーにて、
職人さんたちの思いが詰まった素朴で温かみのあるかご達をアップしました。
気に入って頂けるものがあれば嬉しいです。
次回はパレードにも出ていたフィヨンセを少しご紹介します。
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今回の旅の一番の目的は、
南フランスのローヌ川沿いにある小さな村で年に1度催される
小さなお祭り「Fête de Vannerie」に行くことでした。
私はこのお祭りのことをもちろん全く知りませんでした。
パリの女友達に聞いても、
「かごのお祭り?知らない、何それ??」との返事。
実は長年の友人でもあるスタイリストの鍵山奈美さんが教えてくれたのです。
奈美さんは去年の夏にこのお祭りに行って、
そのあまりのかわいさにもう1度行きたい!という思いが募り、
「トモコさんも絶対好きだと思うから」と、
ありがたいことにこの旅に誘ってくれたのでした。
これが1年前のこと。
それから2人で手分けして、少ない情報を頼りに旅の計画を立て始めました。
「かご祭りの頃にほかの村でも蚤の市がやってるらしい」
「南フランスからバスクにも行ってみたい」
「ホテルは?電車は?」「何が必要?」などなど、
あまりきっちり決めすぎず、夢見がちに、
適度にゆるく旅を考えるのはとても楽しい時間でした。
そしていよいよお天気に恵まれたかご祭り当日、
私と奈美さん、
そしてロンドンから合流してくれた奈美さんのお友達2人の合計4人で
「ついに来たねーーー!」と、
きゃっきゃ言いながら入口で受付を待つ列に並んだのでした。
受付を済ませて会場に入ると、たくさんのブースが並んでいました。
どこを見渡しても、相当かわいいものばかり。
この会場ごと日本に持って帰りたいぐらいです。笑。
ところで、フランス語が堪能な友人に聞いたところ、
Fête de Vannerieのvannerie(ヴァヌリ)とは、
原材料が植物の編み物、またはその技法のことを言い、
「かご」という意味ではないそうです。
でも奈美さんと私は、
このかわいらしいお祭りのことを親しみをこめて「かご祭り」と呼んでいます。
ちなみにフランス語でかごは、
原材料が植物でもプラスチックでもpanier(パニエ)と言いうそうです。
かご祭りの会場で聞いたところによると、
昔フランスに500以上あったvannerieのアトリエは、
後継者不足で現在では半数以下になってしまったそうです。
お祭りを主催している村でもアトリエはたったの1軒。
ローヌ流域で取れる柳を主な材料とし、
今もひとつひとつ手作業で編む伝統的な技法を絶やさないために
始められたFête de Vannerieには、
フランス各地から職人たちが集い、
その物作りを誇らしげにお披露目してくれます。
もうひとつ、
とても印象的だったのが会場中央にあったこちらのブース。
すれ違う人の多くがこのお花を持っていて、
何だろう?と気になっていたのでした。
これは柳の枝の皮をナイフで薄く細く削って作られたもの。
ちょうど目の前でアーティストと思われる女性が
1輪1輪お花を作っていました。
私はこんな風に作られるお花を今まで見たことがなく、
驚きとそのあまりのかわいらしさにしばらく見惚れてしまいました。
今回の旅ではかごのほかにも行く先々で、
大切に受け継がれてきたアンティークのドレスや、
ブラウスを見る機会に恵まれました。
online shop alice daisy roseでは、
南フランスのFête de Vannerieとその近隣の小さな村、
そこから足を伸ばしてバスク地方で出会った、
ヨーロッパの暮らしに溶け込んでいる素朴なかごや、
古き良き時代に作られた洋服を、
これから何回かにわけてご紹介する予定です。
まずはFête de Vannerieのかご達を、
少しではありますがご覧頂ければと思います。
拙いブログでかご祭りの様子を書いていきますので、
職人たちのかごへの思いや、その温かみを感じて頂けたら嬉しいです。
また、今回初めてFête de Vannerieに行ったことを記念して、
Fête de Vannerieのかごをお買い上げ下さった方には、
先ほどご紹介した柳のお花をおみやげにお付け致します。
数に限りがありますので、先着順とさせて頂きますことご了承くださいませ。
こちらもどうぞお楽しみに。
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バタバタしているうちにあっという間に9月に。
色々なことを忘れないうちに、旅を振り返りながらブログを書きます。
パリに到着した翌日にロンドンへ。
そしてまたパリに戻り、そこからアヴィニョンへTGVで移動しました。
(ロンドンのことはまた後日書きますね)
仕事で何度か来ているパリですが、
とは言っても当時はホテルとオフィスの往復ばかり。
パリのことだって薄っすらしかわからないのに、
TGVで郊外へ行くのはこれで2回目。
しかも最初のときはパリ在住の友達と一緒だったので、
まるっきりお任せ状態で何も覚えていませんでした。
さすがに不安になって、
ちょうど東京からパリへ夏休みに来ていた
完全にパリジェンヌなフランス語堪能の友人に付き添ってもらい、
出発前日にリヨン駅へ下見に行きました。
が・・・・。
駅員さんに聞いてもらったところ、
出発の20分前にならないと、
自分の電車が何番のホームか表示されないとのこと。
え???
嘘でしょ〜?って思いましたが、本当でした。
当日は念のため出発時間45分前にリヨン駅へ。
リヨン駅の電光掲示板は、ホールの真ん中に大きなものがひとつあり、
あとはちょっと大きめなテレビサイズの掲示板がポツン、ポツンとあるだけで、
字も小さく、とーーっても見ずらい。
プリントアウトしてきたEチケットにある電車の番号と、
発車時間を頼りに、電光掲示板を何度も見て、
ようやく自分の電車はニース行きで、
アヴィニョンは途中下車ということが理解できたのでした。
なぜか勝手にアヴィニョンが終点と思い込んでいた私は、
その時点でかなりドキドキ。
そして私の電車は20分前どころか、
出発時間10分前でもまだホームが何番かわかりませんでした。
ようやくわかったのが出発5分前。
しかも一番遠くのホーム。
その途端、
今までジリジリと待っていた人たちが荷物を持って、
一斉に小走りで大移動。
私も、大きなスーツケースと、もうひとつ大きなバッグを持って、
ゼーゼー言いながらとにかく走る、走る。
冷静に考えたら、お年寄りや子供、そしてワンコもいるこんな大人数が、
5分で全員電車に乗り込めるわけじゃないのに、
とにかく周りの焦るムードに完全に飲みこまれて、
ヒーヒー言いながら荷物をスーツケース置き場に投げ込み、
もう全身汗だくで、崩れ落ちるように席に座りました。
ようやく汗も引けた頃に、喉がカラカラなことに気がつきビュッフェへ。
ビュッフェで買ったヴィッテルとサブレ。
紙ナプキンのデザインも、
やっぱり何だかフランスっぽくて、かわいい感じがします。
なんて、穏やかなこと書いてみましたが、
このときの私は、
目の前のこのかわいい色の組み合わせをただただボーッと眺め、
しばし現実逃避・・・・
いつもの私だったら、
ここで間違いなくビールかワインを飲むのですが、
ビュッフェ車両に行くときに、
スーツケース置き場の自分のスーツケースのうえに、
他人のスーツケースがぎっしりと3個も積み重なっているのを見て、
ゲンナリしてしまい、とても飲む気持ちにはなれなかったのでした。
苦笑。
窓の外に流れるのどかな田園風景を眺めながら、
途中下車の私はあの他人のスーツケースがビッシリ積んである
荷物をどうやって運び出せばいいのか、
旅行者に全く優しくないTGVのあの出入り口の階段を、
短い停車時間で、しかも大きな荷物2個をどうやって持ち上げればいいんだ、
神さま、もう、旅の荷物は絶対少なくします・・・
なんてことをぼんやりグルグルと考えていました。
でもね、どうにかなっちゃうんです。
積んであったスーツケースは問答無用でポンポンどかして、
自分のスーツケースを取り出したあと適当に詰めておけばいいし、
TGVの出入り口の階段も、
親切なムッシュが大荷物を2個ともヒョイっと持ち上げてくれたのでした。
これは本当にありがたかった!
実は、途中下車したアヴィニョンTGV駅から、
ローカル線に乗り換えて、アヴィニョン セントル駅というのが、
最終目的地だったのですが、
パリからの発車遅れで、乗り換え時間はわずか2分という、
階段を上り下りしているあいだに電車行っちゃう状況で、
それはもう完全に諦めていたのでした。
閑散としたアヴィニョンTGV駅前でタクシーを待ちながら、
カーッと照りつける南フランスの太陽の陽射しを浴びて、
びっくりするぐらいの青空を見ていたら、
さっきまでのゲンナリ、グッタリ気を揉んだことなんて、
本当にもうどうでもいいや、って思えちゃうんだから、
やっぱり旅はいいなぁ。
写真はやっと辿り着いたアヴィニョン市内。
街の様子はまた後日に。
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何年か前にある雑誌の取材で、
2週間のパリ出張の荷物を全部見せるというのがありました。
当時、私はあり得ないぐらいたくさんの荷物を持って行っていたのですが、
今回はなるべく少なめに、少なめに、と意識しながらのパッキング。
以前と比べて荷物はグッと減ったと思うのですが、
仕事の備品がたくさんあって、結果としてはやっぱり大荷物に。
たとえ大荷物でも、旅のガイドブックなどの読み物は欠かせません。
今回はバスクにも立ち寄ります。
スペインはなんと25年ぶり。
ロンドンへはこの1冊を。
この本は前回ロンドンに行ったときに、
スタイリストの友人がくれたもの。
もらったときには既に色々なページに付箋が貼ってありました。
センスがずば抜けて良い彼女の足跡が辿れて、
得した気持ちになれました。
前回行けなかったThe Connaught Hotelの
アフタヌーンティーもトライしてみたいなぁ。
前回行って大感動したRegency Cafeもまたぜひ行きたい。
あの独特の食堂の雰囲気が忘れられないのです。
前回も行ったけど、またレニーくんに会いに行きたいなーーー!!
・・・あ、仕事でしたね・・・すみません・・・・・
こちらは、パリの友人Kちゃんへのおみやげ。
今回も色々な手配や、わからないことを教えてくれて、
フランス語が全くわからない私をいつも助けてくれます。
Kちゃんに手渡す前にきっと読んじゃいますけどね。
・・・・仕事だけど・・猫村さんの魅力に抗えるかな・・・・・
こちらは友人の編集者 小川奈緒さんの新刊で、
私たち夫婦も取材して頂きました。
そのときに、改めて自分たちの旅のスタイルを振り返ることができました。
奈緒さんの旅支度や旅の心得、
他の方々の家族旅行のスタイルもすごく面白いです。
機内でもう一度読もうと、楽しみにバッグに入れました。
そして、その取材でも、やっぱり私は荷物が多いということが話題となり、
ちょっとずつは減ってるんだけどな〜、と、反論。
でも私の機内持ち込みの荷物・・・
これがまたバッグがパンパンになるほどの、
荷物の多さになってしまって。苦笑。
なんでこうなっちゃうのかなー、と毎回不思議です。
ではでは、行ってきます!
《8月のお知らせ》
前回もお伝え致しましたが、
私が8月3日(木)〜22日(火)まで買い付け出張のため不在となります。
そのため、発送業務は8月2日(水)までとさせて頂きます。
不在中、メールでのご連絡はできる限り折り返し致しますが、
発送などの通常業務は8月23日(水)以降から再開致します。
ご不便、ご迷惑をおかけ致しますが、
一人で運営しております小さなオンラインショップですので、
何卒ご理解のほどをお願い致します。
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ただいま発売中の雑誌クロワッサン954号の猫特集でご紹介頂いた
Junco Parisの猫のリングをアップ致しました。
1930年代のデッドストックの猫の顔をしたガラスを使って、
パリのアトリエでひとつひとつ手作業で作っています。
1930年代当時、動物のモチーフが流行したのだそうです。
デザイナーのJunkoさんも大の愛猫家で、この猫モチーフに一目惚れしたのだとか。
キリッと凛々しい顔立ちを淡水パールで縁取られた、優雅な佇まいの猫くんたち。
コロンとボリュームがあり、インパクトもあるので、
はめている指をチラチラ見るのも楽しいのです。
デッドストックのパーツなので数量がわずかしかありません。
ご興味ある方、ぜひ商品ページをチェックされて下さいませ。
もうひとつ、Tabrikの本藍染めのスカートもアップ致しました。
前回、本藍染めのワンピースをご紹介したときに、藍染めのことをたくさん書かせて頂きましたが、
今回も同じく徳島の職人さんによるものです。
こちらはフワッと軽いラミーという麻素材でできています。
一般的にラミーは同じ麻素材のリネンと比べると固いというイメージがありますが、
このラミーは160番手というかなり細い糸で織られているので、とても柔らかく、
サラッと肌触りも心地良いです。
私は同じ素材のワンピースを持っているのですが、素肌に着ても問題はありませんでした。
今回はウェストにシャーリングもあり、
透けるのを防止するためにコットンローンの裏地をつけたそうです。
裏地をつけても軽い仕上がりなのは、やはり上質のラミー素材だからだと思います。
(写真の色が紺色っぽくなってしまいましたが、実際はきれいな藍色です。すみません!)
フリルの裾が切りっぱなしで糸がほつれる風情にも遊び心があります。
もちろんほつれを抑えるステッチも施されています。
また、脇を正面に回して、シャーリングのウェスト部分をバスト位置まであげて、
脇にあるタッセルがついた紐を首に回して結べばホルターのワンピースとしてもご着用できます。
装う方それぞれのバランスや自由なコーディネートを大切にする、
Tabrikらしさがギュッと詰まった本藍染めのスカートです。
ぜひご覧ください。
さて、最近の私のちょっとした出来事。
それは生後約2ヶ月の仔猫をうちの近所で保護したことです。
インスタでもずっとアップし続けていたのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
「みーくん」と仮の名前をつけて里親さんを探しておりました。
険しい表情の先住猫のごまちゃん。
みーくんの存在に心穏やかではいられません。
このお話はまた別日にたっぷりと!
そして8月のお知らせです。
ギリギリのお伝えで大変申し訳有りませんが、
私が8月3日(木)〜22日(火)まで買い付け出張のため不在となります。
そのため、発送業務は8月2日(水)までとさせて頂きます。
不在中、メールでのご連絡はできる限り折り返し致しますが、
発送などの通常業務は8月23日(水)以降から再開致します。
ご不便、ご迷惑をおかけ致しますが、
一人で運営しております小さなオンラインショップですので、
何卒ご理解のほどをお願い致します。
行き先はロンドン、南フランスのアヴィニョンとバスク地方です。
素敵な出会いがあればいいなぁと祈りつつ、
旅の様子を現地からお伝えできればと思っております。
どうぞよろしくお願い致します!
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