2019.05.19 Sunday 15:58

Permanent TOWAVASEのスモッグドレス

 

毎年この時期になるとご紹介するPermanent TOWAVASE」のスモッグドレス

 

「Permanent TOWAVASE」とは、デザイナーの山口さんが物作りにむきあうなかで、

普遍的に作り続けていくTOWAVASEの原点とも言えるシリーズです。

秋冬はシルクのキルティングローブとボレロ、春夏はスモッグドレスとブラウスを

ずっと発表し続けています。

 

このスモッグドレスは19世紀末フランスの農夫のワークウェアから

インスパイアされたそうです。

 

 

 

私が思うに、山口さんはアンティークと同じものを作りたいわけでは無く、

その当時の歴史や普通の人々の生活風景、習慣などをしっかりと勉強して、

そこに独自の物語を想い巡らせながら、現代の視点でデザインしているのです。

だから1800年代後半〜1920年代の雰囲気があるのに、いつも新しい。

 

このスモッグドレスも、ギャザーがたっぷりと入った身頃、ドロップショルダーのライン、
ボリューミィな袖からなる独特のシルエットは19世紀末を感じさせながらも、

TOWAVASEならではの世界観で表現しています。

 

 


前身頃に施されているオリジナルの植物文様は、
ヨーロッパのオートクチュールを数多く請けおうインドの刺繍工房で、
キラキラ光るビジューのようなパーツをリネンの共布でくるみ、
カットワークなどのすべての工程を熟練の職人さんが手作業で刺繍している、

大変手のこんだものです。

 

 

 

ビジューパーツをくるんだ部分は光の加減で薄っすらと仄かに輝くことがあり、
それがまるで自分だけの秘密のように密やかな楽しみとなります。

私もこのスモッグドレスを着て、初めてそのことに気がついたときは、

なんだか思いがけず小さなギフトを貰ったような、嬉しい気持ちになりました。

 

 

 

「Permanent TOWAVASE」のほかに、

先日ご紹介した「Yomigaeri」も山口さんがずっと作り続けているシリーズ。

こちらは山口さんが長年集めてきたアンティークのレースをふんだんに贅沢に用いて、

秋冬はカシミアに、春夏はリネンやコットンにと、山口さん自らレースを縫い付けています。

「Yomigaeri」は「Permanent TOWAVASE」とは対照的に、

デザインするアイテムを変えながらも、シリーズとして雰囲気の統一感はあり、

だけど同じものは1枚も無い、という素晴らしい仕上がりなのです。

 

 

 

私のオンラインショップは個人で細々と運営しているので、

たくさんのアイテムをご紹介することはできませんが、

そのぶんブランドのプレスとして自分が実際に着て、

本当にいいなぁと実感したものをご覧頂いています。

毎シーズン素晴らしすぎるコレクションのなかから身悶えしながら厳選して、

自分の手持ちとのコーディネートも勝手に考えて、笑、

うっとりしているアイテムをほんの少しだけ。

 

皆さまのクローゼットにも選び抜いた1枚を、ぜひ。


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