2017.11.12 Sunday 18:29

旅の備忘録ー金曜日の夜の過ごしかた

 

金曜日の午後にロンドンに到着して、夜は特に予定がなかったので、

迷わずヴィクトリア&アルバート ミュージアム(以下V&A)に行きました。

金曜日は色々な美術館が夜10時まで開いているのですが、

私は絶対にV&Aがお勧めです。

特別展や常設展ももちろんいつも素晴らしいのですが、

私のお目当はカフェスペース。

V&Aのカフェスペースには3っつのとてつもなく美しい部屋があって、

そのひとつが「モリス ルーム」。

19世紀にモダンデザインの父と言われたウィリアム・モリスがデザインした、

緑をベースに装飾された素晴らしい空間です。

モリスが推進したアーツ&クラフツの上品な美意識と技術が隅々まで溢れる、

ロンドンで一番美しいカフェだと思うのです。

 

 

 

そのすぐ隣に続くのが、

モリスと同時代の画家でもありデザイナーの

ジェイムズ・ギャンブルによる「ギャンブル・ルーム」。

「モリス・ルーム」とは対照的に、モダンで大きなライトがいくつもあり、

イエローの装飾的な柱と、古典的なタイルとステンドグラスで部屋中が埋め尽くされていて、

とてもゴージャスな雰囲気。

いつも一番人が多いのはこの部屋です。

 

 

 

その隣にはブルーのタイルを基調にラファエル前派らしい仕上がりの、

画家エドワード・ポインターによる「ポインター・ルーム」。

しっとりと落ち着いた雰囲気です。

私が見る限り、ここはいつも人がいなくてガラガラ。

 

 

 

そしてこの3っつの部屋に面するスペースにフード&ドリンクコーナーがあります。

私が行った時間が遅かったので、

いつもはこんもりとあるパティスリーやスコーンは売り切れでしたが、

空のお皿の佇まいも何だか妙にかわいい。

 

 

 

フードのメインはお肉かお魚が選べて、

サイドサラダはお好みで1種類でも2種類でもオーダーできます。

トレイはウィリアム・モリス柄が何種類か揃ってて、これがまたかわいいんですよ!

このトレイを受け取って、自分の好きな部屋に座って部屋の装飾を眺めながら、

一人ゆっくりご飯を食べるのは、とても贅沢な時間でした。

 

ちなみに私は食事はギャンブル・ルームで、

ちびちび飲んでたワインの残りを持ってモリス・ルームへ移動して、

飲み歩きしながらまじまじと装飾を見るのが好きです。

 

 

 

もうひとつの贅沢な過ごしかたは、V&Aの中庭でダラダラとすること。

池を中心にカフェスペースがあるのですが、ドリンクを注文しなくても利用できます。

V&Aは入場料無料(企画展は有料)なので、誰でも気軽にこの贅沢が味わえるという素晴らしさ。

税金が高いとか、なんだかんだと、住んでる人には色々あると思いますが、

フラリと立ち寄る旅行者の私にとっては、

美しいものを誰にでも見せてくれる懐の深い国だなぁ、といつも感心してしまうのです。

 

 

 

8月は紫陽花が見事に満開で、その美しさを眺めながら長時間ボーッとしていました。

ここは天候が良ければ冬でもオープンしているとのこと。

冬はイルミネーションで飾られるのかしら?

また行ってみたいな。

 

金曜の夜の街のギラギラした喧騒を楽しむのもいいけれど、

静かにゆっくり美術館で展示を見て、食事まで済ませちゃうのも、

お手軽で心潤う、1人旅にお勧めのコースです。

 

 

 

宣伝というわけではありませんが、

今回の旅の相棒バッグは貴重品を入れるショルダーバッグと、

BonBonStoreのALAIN et JEANのトートバッグでした。

夏とはいえ肌寒いロンドンでの必需品のストールや上着、

いく先々で少しずつ増えるおみやげをバサッと入れるのに重宝しました。

丈夫でかわいいのが長旅におけるバッグの必須条件。

そういえば、猫好きさん達から声かけられたり、

「それって日本の新しいキャラクターなの?」と言われたり。

会話のきっかけにもなって、楽しい思い出を作ってくれたな。

ありがとね、ALAIN et JEAN。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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